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​ひよこぐみ

暑さも和らぎ、戸外へでれば、肌あたりが心地よい風が吹くようになり、秋を感じられるようになってきましたね。ひよこ組でも夕方の散歩が日課になりつつあるこの頃です。

さて、9月の子どもたちは、暑い日は園庭で水遊び、風が心地よく吹く日は隆橋下公園(日差しや雨が防げます)へ上のクラスの子達と一緒に散歩にでかけることが多くありました。(Sくん、Hくんはもう少し涼しくなってから散歩も行きたいと思っています)園庭では、プール遊びが終わった後は、代わりに砂場を開放して、園庭でひよこ組だけの落ち着いた環境だど“砂”に興味を示して自ら向かっていき、集中してよく遊んでいます。ひよこ組の月齢は、周りの雰囲気

や安心感がとても大切ですね。Sくんも最近うつ伏せを長くできるようになってきたので、園庭にマットをしいて出たところ、ずっと砂を撫でている姿もありました。水、砂、泥の感触遊びは、皮膚(主に掌や足の裏)で感じた刺激を脳に送り脳の発達を促すとされています。自分に必要なものが分かり成長しようとしているのですね。また砂遊びをたっぷりした子は生き生きとした表情になるので、心地良い皮膚刺激が心身も開放されるからなのでしょう。その表情を見ると私たちも嬉しくなると共に感触遊びがいかに大切かを改めて教えてもらいました。発達、情緒の安定に必要な水、砂、泥の感触遊びを10月はさらに楽しんでいきたいです。

散歩では、散歩先で探索をしたり、カートの中から葉っぱや花、鳥、虫などを見て触ったり、工事現場の重機を見たりと園の外で出会える物事に好奇心がかきたてられ、にこにこと嬉しそうに過ごす子どもたち。楽しい散歩の経験を重ねていくうちに、大人が「散歩に行こう」と言うと帽子を指差しして被る仕草や、子どもたちの方から帽子を指差し“散歩に行きたい”という気持ちを表してくれることもあります。『散歩=帽子』ということが、ひよこ組の大人と子どもたちの共通理解となり、コミュニケーションの手段の一つとなってきています。まだ言葉で伝えられない子どもたちの言葉の前のサイン(目線や指差し等々)を逃さずキャッチして汲み取ることで、気持ちを通い合わせ愛着関係を深めていきたいと思っています。これから涼しくなってきたら、Sくん、Hくんも一緒にみんなでお散歩できる日が楽しみです。

9月は担任の入れ替わりがあり、子どもたちも最初は“どんな人だろう”と少し距離を置いて様子を見ていましたが、毎日一緒に過ごしていく中で除々に慣れていき、今では新担任にも笑顔を見せて関わるようになりました。安心できる環境になったところで、子どもたちの気持ちも”対大人”に向いていたのが関心が広がり、最近ではお友達との関わりが増えてきました。特にとくん、Mちゃん、NちゃんがSくん、Hくんのそばに座って顔をのぞいたり、大人がしているように頭を撫でたり、玩具を渡したりと興味を持って可愛がる姿がたくさん見られるようになりました。大人がHくんにガーゼで“いないいないばあ”としているのを見ていたMちゃん。大人がその場にいなくなるとHくんのお顔にガーゼをかぶせてとるのを繰り返し、Hくんの顔をき込みあやしているようで、Hくんもにこにこと笑っていました。自分よりも小さい子を分かっていて、Hくんとの遊び方を大人から見て学び吸収しているMちゃんでした。また、とくん、Mちゃん、Nちゃん同士も互いを意識して関わろうとする姿がでてきました。例えばYくんはお昼寝から起さるとまだ寝ているMちゃんのところに行き、柔らかな表情で頭をなでたりトントンと背中を叩いて“おはよう、あそぼうよ”と誘っているようでした。Nちゃんは、登園すると優しい笑顔でお友達や大人ひとりひとりの所へ行き名前を呼んで挨拶してくれます(まだ聞き取れない名前もありますが、本人は愛情を込めて呼びかけているように見えます)それぞれの表現で、ひよこ組の大人、お友達と一緒にいることが嬉しいと感じてきている様子が伝わってきます。月齢差はありますが、互いの存在を尊重し、一緒に毎日を過ごすことで、自分自身やクラスのお友達、大人が大好きになって、人と関わることの心地よさを感じていけるよう、子どもたちの日々の姿を見ながら大人の役割を考えていきたいと思います。

うさぎぐみ

9月からうさぎぐみに新しい友だちが仲間入りしました!「A ちゃんだよ!みんなよろしくねー」というとどんな子かな?とみんな近くに集まってきました。みんなにじっと見られた A ちゃんはどうしていいのかわからず泣いてしまったのですが、その時、BくんとCちゃんがすかさず「ママいなくて泣いちゃったの?」と声をかけてくれました。担任は、友だちの気持ちを考えられる 2 人の成長に感動しながら、「そうだね。はじめての保育園でまだ慣れていないから泣いちゃったのかもしれないね!」とAちゃんの気持ちを伝えました。それ以来、A ちゃんが泣いていると「大丈夫?」と声をかけたり笑いかけたり 2 人だけでなく皆が自然と気にかけるようにして受け入れたのでA

ちゃんも自分と友だちの距離感が分かり安心して自分の居場所を確保しながらなじんでいるように思います。今では前から居たかのように

大の字になってお昼寝をしているので保育園が安心できる場所になって良かったなと思っています。

クラスの中では、8月末で転園していったKちゃんのことも「Kちゃん他の保育園にいっちゃった」という子どもたちにとっては寂しい現実があり、いつも一緒に過ごしていた友だちの変化を認識しているうさぎ組です。先日たまたま、体調不良でクラスの 4 人が連日お休みしていた時に D ちゃんが「K ちゃん、他の保育園いっちゃった。●ちゃん、ちゃん、★ちゃん、◎ちゃんも他の保育園にいっちゃったの?」とうつむきながらとても悲しい表情で話していたのです。いつも連れだっている仲間がいなかったのでもしかして…・と思ったのでしょうか

...「みんな明日から保育園くるから、また一緒に遊ぼうね!」と声をかけると「そうなんだ!」と安心したように遊びに旅立っていきました。う

さぎぐみといえども1歳児なのにすでに友だちとの関係がしっかり心に根付いているのだと思うと「おひさま」での 3 歳までに

築く思いやりの気持ちや友だちを思う優しさは保育士として乳児期の保育の責任の重さとその魅力にますます引き込まれる思いがしています。

今年の夏は、9月になっても暑いのでプールじまいは先延ばしで月の前半はプール!これだけ長い期間プール三味の子どもたちは寒さに向かってかなり逞しく皮膚を鑑えられたかと思うと今年の冬は元気に乗り越えられるのではないかと期待しているところです。暑さが少し和らいだのを見計らって、橋下公園の散歩を再開すると久しぶりの砂遊びや公園の周りを「マラソン」したり大好きな「走る」をとても新鮮に楽しんでいた子どもたち。ボールを持っていき、まず大人同士でキャッチボールすると子どもたちも”やるやるー!”と乗り気になったのでボールを渡すとラグビーのように持って走る子がいました!なかなかキャッチボールには結びつかず、それはそれで走る遊びに繋がり友だちも一緒に持って走ったり特っている子を追っかける遊びに発展していきました!今でも公園に行くと持って全力で走るのが恒例になっています。また、別のグループの3人は、友だちの真似っ子が楽しいようで誰かがボールを持ったら同じように持ち、誰かが投げたら同じように投げて、顔を見合わせてゲラゲラと大笑い!子どもの主体的な遊びが一番楽しいことなので新たな遊びが生まれて結果オーライです!最近はぱんだぐみがハシゴ登りをしている姿に刺激を受けて、登りきる子、一段足をかけてみては降りてを繰り返す子、柱を使ってかくれんぼするグループ、砂場に水を運んで全身びしょ濡れになって遊ぶ子など、それぞれ好きな遊びをみつけて楽しい声が公園中に響いています。遊びも食事も時にはイタズラも!友だちと一緒が楽しい

をたくさん経験してほしいなと思います!

秋に入り、公園で体を一杯動かして遊んだりどんぐり、松ぼっくりを見つけたり、秋の自然に触れる機会など戸外活動が盛んになります。そして11月には運動会!たくさんの活動を通して充実した毎日を送っていきたいと思います。

​ぱんだぐみ

日中は夏と変わらないような暑い日もありますが、日が落ちるのが随分と早くなり、季節の移り変わりを感じる頃となりましたね。9月の前半は無さも続いていたのでプールを引き続き楽しみました。動きもよりダイナミックになり、プールの中で立っているところから「いくよ~!」と水に飛び込むように入る姿や子ども遊でリズムや体操の歌を歌って踊る姿など友だち同士で遊び、プール遊びを自分達のものにして楽しんでいました。大人が先導せずとも自分たちで遊んでいく様子は8月にはあまり見られない姿でもあったので長くプールをやってよかったなと思います。後半になりテラスでは砂場を開けて砂や泥んこ遊びも取り入れながらその横では秋冬野菜の栽培に取り組みました。前回の栽培では根腐れしてしまいうまく育たなかったジャガイモにも再挑戦!植える前、子ども達に「うさぎさんとひよこさんもお芋物りできるようにうさぎさんとひよこさんの分のジャガイモも植える?どうする?」と聞くと「やる!」と即答!他のクラスの分も”まかせて!“という感じで頼もしいばんだ組です。テラスに出ると「(実が)できてる!」と変化にもすぐ気づき、栽培への意識も高い子ども達なので今回は大きくなって収穫を楽しめるといいなと思います。

そして,9月はお月見に向けてみんなで一つの大きなお月さまを制作しました。大きな模造紙に何で色付けしようかと考え、夏に楽しんでいた色氷(色水を凍らしたもの)遊びから氷絵の具(絵の具を水で濃く溶かして凍らせたもの)を作ってみると子ども達も興味津々!夢中で氷絵の具に触ると、両手にべったりついた絵の具だらけの手を紙に大きく広げてペッタン!保育者のまねっこで手形をポンポンつけたり、真っ黄色の手のひらを「みて~!いっぱいついちゃった~!」と何度も見せて笑ったり、腕や足に絵の具がつくことなんて気にせず無我夢中で感触を楽しんでいるようでした。いつもの制作では絵の具が手につくと気になって「ついちゃった~」と嫌がるAちゃんも今回は全くそのような様子もなく両手で黄色の絵の具をつけじっくりと遊ぶ姿がありました。きっと氷遊びをしていなかったらこのAちゃんの姿はなかったのかもしれないなと思うと改めて遊びを積み重ねていくことの大切を知った担任です。完成した大きなお月さまをお部屋の壁に貼ると「こればんだ組が作ったやつ!」と嬉しそうな様子♪お月見の会ではお月見の話を聞いたり、買ってきた野菜や果物、お花をみんなで見て秋を感じるひとときでした。そして、おやつは丸くて黄色の大きめなかぼちゃポーロ!担任が「丸くて黄色くてお月さまみたいだね」と言うと、嬉しそうにボーロを見つめたり、「空にあるやつ!」とボーロを手に持って上に掲げたり!お月さまのイメージにもつながったようでおいしく食べる姿はとっても楽しくてかわいらしかったですよ♪

先日お部屋でおままごとをして遊んでいると Bちゃんが「いちごのジュースがない・・・」と困った様子で担任のところにやってきました。担任も一緒に探しますがキッチンやジュースの箱にも見当たらず、「他のお友だちが使ってるのかなぁ」と話しているとそばにいたくちゃんがキッチンに走って行き、赤い色のジュースを持ってきて、Bちゃんに「いちごジュース」と渡してくれました。しかしそのジュースはBちゃんの探していたピンクのジュースとは違っていて赤い色のジュースでした。Bちゃんが「これじゃないっ」とお断りするとCちゃんは“そうなの?”と気にせずそのジュースをキッチンに戻していました。担任は「また見つけたら教えるね」とBちゃんに伝えつつ,少し時間が経つと再び「いちごジュースない・・・」とジュースで遊びたいBちゃん。するとその時もCちゃんがもう一度さっきの赤いジュースを持ってきてくれて、Bちゃんはまた「これじゃない・・・」と呟くのですが、いつも B ちゃんはその赤いジュースを

「カメラ」と言って色眼鏡のようにして赤い色の世界を楽しんでいたのでこの時も「これはカメラにする・・・」と Cちゃんから受け取っていました。一度お断りされてもやっぱり友だちが困っていたらほうっておけない友だち思いなCちゃん、そんなCちゃんの優しさを嬉しく感じてBちゃんは「カメラにする」とその優しい気持ちに答えていたのかなと思うと2人のやりとりに友だち想う心を感じるようで担任は温かい気持ちになりました。Bちゃんも赤いジュースを目に当てて微笑んでいてジュースがなくて悲しいモードからCちゃんの気にかけてくれた気持ちに助けられたのかなと思います。遊びの中のちょっとした一幕でしたが友だちを思う素敵な場面はあちらこちらで見られるようになってきて今までは大人が仲裁にいつでも入れるようにしていましたが一歩下がって見届けていくことも大事にしていきたいなと思います。

さて、運動会まであと1か月となりましたね。ぽんだ組では様々な時間に鉄棒や斜面台、平均台、トランポリンなど身体を使った遊びを取り入れています。遊びの中で体づくりに取り組みながら運動会ごっこもみんなで楽しんでいきたいと思います。また、涼しくなって散歩で歩くことを楽しむ姿があるので早めに園を出発して戸外活動を充実したいと思っています。今後また登園時間のご協力などよろしくお願いいたします。

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