ひよこぐみ
最近、放歩先で見かけるポインセチアの鉢植えやクリスマスの装飾に12月の訪れを感じます。初めての運動会からはや1ヶ月。当日は大好きなママやパパの存在にいち早く気づいたり、いつもと違う雰囲気を感じ『あれ・・?!』とドギマギしたり…様々な姿がありましたがその弊囲気に圧倒されることもなく、興味があることや普段楽しく過ごしている様子を見ていただけたかと思います。心の中での温かなご声援や親子競技へのご参加、アンケートのこ
協力ありがとうございました。11月は陽気にも恵まれ、ぽかぽか広場の他、少し遠い丘公園(等々力7丁目公園)まで足を正ばしました。丘公園は初めての場所でしたが、一緒に行ったぱんだ組やうさぎ組のいつもの友だちの存在に安心し、かなり傾斜のあるサラサラと細かい砂の斜面を見よう見まねで四つ這いになって登り下りし、新鮮な達成感で満足気な表情にひよこ組にとっては遠いけど来て良かったな!と思いました。また、茂みを見つけこの先には何があるのだろうと興味をかきたてられ担任からどんどん離れ探索する姿もありますが、遊びに夢中になっている時でもふと思い出したように担任を探し近くにいるのを確認すると再度遊びに向かいます。いつでもアイコンタクトの届く距離で、子どもたちが何をしたいのか何を考えているのかを観察しながら、その時々のチャレンジしたい気持ちや少し不安な気持ちも受け止めて大人が入りすぎない関係性を大切にしています。そうすることで子どもたちはのびのびと活動し、その経験が自分で考え行動する力になると思うので保育園では室内外を問わず危険のない範囲で見守っていきます。
ひよこ組は月齢の幅が大きく、午前寝や授乳の関係もあり主活動が分かれる事もありますが、6名全員が揃った日にはテラスで砂遊びや日光浴の活動を行っています。Sくん、Hくんはテラスに出るとシートに寝そべりながら陽の光や風を感じ声をあげたり手足をばたつかせ、外の空気は心を開放させるようで気持ちよさそうにしていると、高月齢の子が砂を持ってやってきて口へ運ぼうとしていました。するとSくん、Hくんはまるで「あむあむ、おいしいね。ありがとう」と言いたげにお友だちを笑顔で見つめているのです。遊び方は異なりますが、おなじ空間にいることを喜び一緒に遊ぼうよと誘いかける様子が、同じ仲間として楽しい時間を共有しているようでとてもうれしく思いました。•歳児クラスであっても自分より小さなお友だちを慈しむ心が育ち、お友だちに優しく接してもらう心地よさを感じられるのも集団保育の良さですね。
★先月のエピソードを紹介したいと思います★
【もういっかい その1】 公園までの道中、身振りや手振りでうたってほしい歌をリクエストするN ちゃん。「おばけなんてないさ」「おはなしゆびさん」など
知っている歌はとてもたくさん。担任がアカペラで歌い終えると、すぐに指をたて(もういっかい)とリクエスト。坂道は少々息が切れるので嬉しい悲鳴の担任です。
【もういっかいその2】乗り物や働く車に興味津々のとくん。電車の本を読み終えると、「ん!ん!」と。もう一度読みたいのかなと考え、人差し指を出しながら「もういっかい?」と聞くと、その指をぎゅっと握るとくん。そのやりとりを何度か繰り返すと、もういっかい=人差し指をたてる、とつながったようです。早く目が覚めた時に工事現場を見学に行くとショベルカーを見て人差し指をたてるとくんでした。工事車両は迫力があってつい見入ってしまいますね。
【いっしょにいこう】ぽかぽか広場にて。広々とした開放感に誘われ、芝生をどんどんかけていくKちゃん。対して、Mちゃんはどこに行こうかなとじっくり様子見中。保育者の「M ちゃん おいで一」の声を聞いて、Kちゃんは Mちゃんにかけより(いっしょにいこう)というように手を差し出していました。Kちゃんの優しさが伝わりMちゃんもとても嬉しそうでした。友だちっていいですね。
【あくしゅ】sくんとHくんが、隣同士で日向ぼっこをしていた際、互いの右手と左手がふれあいまるで握手をしているような場面がありました。手が触れた事で、Hくんは sくんを見つめてにっこり。Sくんもそれに応えるように「あーあー」と声を出し、2人だけのゆったりと温かな空気が流れていました。ひよこ組ならではの光景ですね。
うさぎぐみ
運動会という大舞台では、日常と違う環境にも関わらず皆ないつも通りの姿をご覧いただけたと思います。運動会が終わっても、かくれんぼが好きなうさぎ組なので「キンギョがにげた」ごっこは続いています。物影に皆なでコソコンと隠れると担任が「いたいたー!」と発見し「ギャー!」と逃げる
子どもたち。まだまだこの遊びは続きそうです。子どもたちにとっては運動会は一つの通過点なんですね。運動会という一つの事を楽しんだ経験から、子ども同士の関係も深くなってきていて「〇〇ちゃん!遊ぼう!」と名前を呼んで誘って遊ぶ姿や、公園先でそれぞれの遊びをしていても「お一
ーい!」と手をふれば遠くにいる友だちが「おーーい!」と返事したり、2~3人が草むらに入って迷路遊びが盛り上がっていると6人7人と、どんどん集団が大きくなっていきます。”友だちと一緒が楽しい”と笑顔で参加する姿を見ていて、今年度も残り4ヶ月、どんな絆が芽生えるか楽しみです。
11月は暖かい日が多く散歩も気持ち良さそうなうさぎ組!低月齢児は早く公園に行きたくて散歩カーによじ登ろうとするほど行く気満々で、高月齢児はお友だちと手を繋いで歩く事が楽しみの一つとなっていて「〇〇ちゃんつなごう?」と誘って出発。時には「ヤダ」と言われてしまい繋ぐ繋がないでケンカになる事もありますが、そんなやり取りを聞いていた子が、「〇〇ちゃん、ヤダって言ってるよ」と仲介し「つなごう」と受け入れたり、担任が入らなくても子ども同士で解決している事もあり、楽しい雰囲気で出発!ペアが決まれば道中も友だちとのおしゃべりに華が咲いて大賑わいですよ。
最近、歩行が安定してきた A ちゃん。この日もいつものように「どっちの散歩カーに乗る?」と聞くと首をブンブン振って乗車拒否!すると靴箱に向かい靴を持ってアピール。どうやら”歩いて行きたい”と訴えているようでした。最近では「なんでも出来る」と自信もついてきているので”その気持ちを大事にしたい”と思い友だち同士ではまだ危ないので担任と1対1で手を繋いで歩く事にしました。すると自分の気持ちを受け入れてもらい足取り
軽やかに意気揚々と嬉しそうなAちゃん。歩いているうちに皆んなと距離が開いてしまい、その都度抱っこで追いつき最後は皆なと一緒に公園に着くと誇らしげ!翌日の散歩では、昨日の様子を見ていたお友だちが手を取り誘うと手を繋いで嬉しそうに出発!担任が何も言ってないのにAちゃん
のペースに歩幅を合わせて歩くお友だちの思いやり、優しさを感じて素敵な光景でした。集団の中でこそ育つ良さですね。
お散歩が好きなうさぎ組。ここ2~3日は全員手を繋いで公園に向かっています。転んだりするけどすぐに立ち上がり痛さもなんのその!最近は等々カ7丁目にある丘公園までの遠出散歩で、途中で疲れて足も重くなることもありますが、「あとちょっと!あとちょっと!」と皆なでコールしながら歩いたり「〇〇ちゃん、がーんばれ♪」の応援で元気が出ます。うさぎ組の魔法の言葉なんですよ!歩く事で足腰が鍛えられるだけでなく、交通ルールも知る機会になります。これからの散歩は高月齢児はぱんだ組と一緒に遠出したり、低月齢児は手繋ぎ散歩を楽しめるように近所をお散歩したり、それぞれの月齢で楽しく充実した活動日も考えています!
ぱんだぐみ
先月の運動会では運動会側の御さんをはじめ、たくさんのご協力と応援をありがとうございよした!ばんだ私はいつも通り、それぞれが自由に びのびとリズムや開校に向かって楽しむ姿が見られましたね。そして、みんなが気持ちを合わせるところではしっかり集団の力を発燥していたと思います!心を一つにする輪のリズム(メリーさんの羊)では本当にいい笑顔で友だちの部を見つめて楽しそうでした。子どもたちはよほど心に残ったのか運動会後の余間が続いている様子。散歩に出て、友だちと手を繋げば誰からともなく「みんなで力をあ~わせ~れば~♪」と歌い出し、合唱となるのです。散歩先も丘公園やぽかぽか広場と歩く距離が長くなる中、まるで歌で「まし合っているようで心地よい秋晴れ放歩を仲間とともに心から楽しんでいます。先日は散歩の帰りに直売所を見つけ、みかんを購入して帰りました。そしていつも食事を共にしているうさぎ組にもぱんだ組が皮むきをしてふるまいました。日々、散歩の道中で木になっているのをよく見ているみかんが自分たちの手に入り、ちょっとしたイベント
感覚でみんなとても嬉しそうに味わっていましたよ!
さて、運動会の機会を経て、心もからだもまたひとまわり成長したぱんだ組は、大人のお手伝いや下のクラスの子のお世話(可愛がるなど)もこれまで以上にはりきっています。まだ全員ではないですが、お昼寝後は自分の布団をたたんで棚まで自分で選んでみたり、おやつ前には、やりたいと思った子が食事のテーブルを拭いて、ぱんだ・うさぎ組の全員分のコップにピッチャーで水を注ぐ、おしぼりを水につけて税って準備するなど自分ができることを見つけて積極的にお手伝いを始めています。先日3クラスでリズム遊びをした時には、ひよこ組の子の手を引いて担任が座っている位置までエスコートしながら送り届けるS 君がいたり、ぱんだ組の「メリーさんの羊」のタイミングで入りたそうにジリジリと近づいてきたうさぎ
組の数名を見ると、快く迎え入れて一緒に手を繋ぎ楽しむ子どもたちの姿があり、お兄さんお姉さん意識の高まりを感じられた時間となりました。
仲間や大人の姿に憧れて挑んだり、下のクラスの子からの憧れの眼差しを感じながら育っているようですね。又、公園に行った際には担任が「そろそろ水飲み休憩しようか~」と言った時に(まだ遊んでいたかったのか)「ヤダ~」と逃げていく子がいたのですが「K ちゃんが届けるよ」と言うのでお願いすると、逃げていた子もすんなり受け入れて飲んでいた事がありました。大人からより友達の方が受け入れやすい時もあるのですよね。
このように私たち職員も子ども(友だちパワー)に頼れるところは頼って持ちつ持たれつ、過ごしていけたらと思います。子どもたちの一人前意識や日々の積み重ねの中で生活力や思いやりが育まれ、それと共に多様な身体使いも経験できるので、これからも子ども一人ひとりのペースに合わせながらやってみたい気持ちに寄り添うことを大切にして見守っていきたいと思っています。
そして来月には待ち遠しいクリスマス会がありますね。チーム毎のリースやツリーの制作、商店街の飾りを見つけたのをきっかけに楽しみがらんでいる子どもたち。N ちゃんが「サンタさん来るかな?」と聞いてきたので、昨年は前のぱんだ組のみんながサンタさんにお手紙を書いて呼んだことを伝えました。すると「N も(クラスの)みんなと書く!」と言い切り、友だちに相談を持ち掛ける流れに。それを聞いた子も「やろう」とはりきり、一人ひとりサンタさんに宛てた手紙や絵を用意しました。まだお返事は届いていませんが、心待ちにしていることでしょう。どんなサンタさんが来てくれるのか?・・・プレゼントはあるのか?・・・当日まで担任と一緒にワクワクした気持ちで過ごしていきたいと思います!
★最近はたくさん歩く事を大切にしていますが、その理由の中には運動機能の発達だけでなく、歩くことにより血液や酸素の循環が良くなることで新陳代謝を高めたり、自律神経の働きが活発になる(整う)、食欲の増進、質の良い睡眠(生活リズムが整いやすい)、内臓がよく働いて老廃物も排出される、ホルモンが出て心の安定に繋がるなど様々な効果が期待されるからという事も入っています。血液婚環が悪くなって低体温になったり、自律神経の働きが弱くなると免疫力が低下したり、疲れやすくなるなど体調不良の原因にもなるので大切に考えています。そして運動と同じぐらい大切なものが休息です。外で遊んだら暖かい家の中に入って温かいお茶や白湯を飲んだり、足湯やお風呂に入って心とからだ(筋肉)を緩めて心地よさを感じます。もちろんお昼寝もとても大切ですね。運動と休養のバランスを大切にしてこれからの寒い季節を健康に乗り越えていきたいですね。