ひよこぐみ
あっという間に時は過ぎ、今年も残りひと月となりました。
にも園での普段の様子を見てもらうことができてよかったなと思います。最後の親子でのふれあい遊びは子ども達がお母さんお父さんとのスキンシップを歌にのせ親子共に楽しんでいましたね。子ども達はふれあい遊びが大好きなのでお家でも時間を見つけて、ぜひお子さんとふれあい遊びをしてみてくださいね♪
先日の運動会、子ども達は体育館で身体を自由に動かし、いつものメンバーと一緒にいることで安心して楽しむ姿がありました。その中には、いつも体操やリズムをひよこの部屋でのびのび走り回りトンポやメダカを何度も催促するほど楽しんでいる子も当日は戸惑いで動けずにいたり、保護者に気づいて泣いていたりと普段とは違う様子もありましたが子ども達の中で”いつもと違うな”というのを感じているのも今の発達として子ども達のありのままの姿でそんな姿もかわいらしいなと受け止めています。リズムの後はサーキット遊びやボール遊びをどの子も身体を使って遊ぶことが楽しく、斜面・段差の登り降りや自分で歩いたり違って自由に移動する姿は主体的なものでした。いつも一緒にいる友だちが見えると嬉しくなったり日ごろの様子を存分に発揮していたひよこ組でした。今まで子ども達の好きなことを大切にしてきて保護者の方
ごす中で自分で考えて行動していく力もつけていくのだなと感心しています。ひよこ組でも友だちと一緒に過ごすことで相手を受け入れたり
運動会ごっこを通しクラスのみんなで一緒に過ごす時間が増えたことで友だちとの仲も少しずつ深まったひよこ組、子ども同士の関わりも間合いや掛け合いなど複雑な面も多くなっています。ある日、「ちゃんがひもがついている引っ張る玩具(プルトイ)で部屋を歩いて遊んでいました。それを使い終わるとその場に置いて他の遊びに向かったので今度はHくんがその玩具を手に取り遊び始めたのです。するとそれを見た
Tちゃんはまた引っ張る玩具で遊びたくなったようでしたが、取り合いになるのではなく”Hくんはそれ使いたいんだね”と「ちゃんが受け止めたようで自分で同じ玩具が置いてある棚まで取りにいき、もう一つの同じ玩具を出してきて仲睦まじく遊び始める 2 人でした。その様子で“棚に同じものがもうひとつある”というのもよく理解しているのだなと分かり、これまで玩具の取り合いになった時に「ここにもう一つあるよ」
と大人も繰り返し伝えていたのが積み重なって今の姿に繋がっているのかなとひよこ組なりの発達に合わせた日々の丁寧なやりとりも大切だなと感じています。またH<んは玩具で遊んでいる時に他の子がそばに寄ってくるのに気づくと“この玩具は僕が使っているんだ”とばかりに使っていた玩具を持って静かにその場を離れ距離をとっていたり、自分で考え行動する様子が見られます。大人が介入せずとも子ども同士過
考えていくこともできるものですね。
低月齢児の子もこの頃は友だちに興味津々で友だちと目が合うとにっこり笑いかけたり、そばに寄っていき手を伸ばし身体や手にぽんぽんと触れたり、ずり這いやハイハイをしながら後を追い少し月齢の高い友だちに親しみを持って関わる様子があります。担任との関係が築けて安心できたことで大人から友だちや周りに目が向き、子ども達の世界がどんどん広がっています。最近はひよこの部屋の扉が少しでも開くとすかさず部屋を出て探索や階段登りに向かっていて探索欲に満ち溢れるようでパワフルに動き回る子ども達です。これからも子ども同士がふれあう姿や楽しそうとハイハイしながら仲間入りしようと向かっていく姿を丁寧に見守っていきたいと思います。
寒さも厳しくなっていく時期になりますが今年最後まで元気いっぱいに過ごせるよう戸外に出て身体を動かし遊びを楽しんでいきたいと思います。
うさぎぐみ
今年もあと残すこと1か月となりましたね。新年度が始まってから8か月がたち、あっという間にも感じますが、子どもたちの日々の成長には目を見張るものばかりです。運動会では日頃から楽しんでいる「雷ドン」になりきって集団遊びを取り組みました。当日、車を走らせる競技があったのですがゴール前で待ち、後から来る友だちと一緒にゴールしたり、車に乗っている友だちを押してサポートしたりと友だちを思いやる素敵なシーンなどが沢山ありました。思いやりや助け合う姿が自然にみられ集団の中で子ども同士が育ちあっていると感動した担任です。運動会という大きな舞台を経験し、ぱんだ
組の「荒馬」を憧れの眼差しでみていたうさぎ組。運動会後には、荒馬を貸してもらい「ハイヤー!」と声を張り上げ見よう見まねでなりきったり、数年前にエイサーで使った手作り太鼓をたたいたりと余韻を楽しんでいるところです。
日常ではケンカ、トラブルもあります。物の取り合いになる時は「かして」と代弁し両手でジェスチャーをしたり、一緒に遊びたくて誘い方が分からずた
たいてしまう場合はギュっと抱きしめるとうれしいよと伝えハグする仕草を見せると2人でギュと抱きしめ合って嬉しそうな朝の姿に変わっていきました。
「たたいたらいけないよ」ではなくその子の思いをくみ取って方法を伝えていくようにして一人ひとりに合わせた対応をしています。又、最近ではケンカをしている友だちのやりとりを見ていた子が「〇〇ちゃんのオモチャだよ」と言って追いかけて仲裁する姿も見られ、子ども同士で解決することも出てきました。大人が子ども同士のやりとりに入りすぎず、言いすぎずに見守る事も“自分で考えて行動する”に繋がっていくのですね。
身の回りの準備や着脱なども自分で取り組む姿も出てきているうさぎ組。そんな一方で、散歩から帰るとホッとするのか玄関の椅子にしばらく座り込んでいる事が多いAちゃん。シャワー、着替え、食事に向かうのも最後になりがちの日々。たまには1番を経験してもいいのでは?と思い散歩から帰るとすぐに声をかけて担任が着替えをサポートしました。「A ちゃん着がえるの早いねー」と言われてまんざらでもなさそうなAちゃん。1番に食事に向かい手洗いやエプロンもつけてスタンバイ!清々しい表情!翌日も、散歩から帰ると座りこむことなく自ら服を脱いでシャワーに向かったのです。昨日の経験が自信に変わったのでしょうね。この日を境に、やる気スイッチが入ったようで着脱も「自分で!」と手伝おうとする担任の手を振りほどき取りくんでいます。このように意欲的なときには大人が手を出しすぎないように気をつけています。又、入眠前の読み聞かせで担任が紙芝居を選びに行こうとすると、遊んでいたおもちゃを片づけて一緒に選びに向かい意欲的な姿がどんどんでてきました。先日、椅子に座って昼食を待つBちゃん。「あっ手あらうの忘れてた」と気づいて洗いに向かっていました。大人に言われて行動するのではなく自ら気づいて行動するのは素晴らしい事だなと実感した担任です。個性ある子どもたちの思いに寄り添いながら見守ったり、背中を押したり“子どもの視点にたった保育”を心がけていきたいと思います。
さて、12月は運動会に続きクリスマス会という一大イベントがあります。近所のクリスマスツリーを見に行くとキラキラ光るイルミネーションに「きいろ!」「ハッピバースデー♪」と歌い出して雰囲気を楽しんでいるのですがイベント大好きなクラスなのでワクワクしています!
ぱんだぐみ
今年は例年よりも遅めの紅葉ですが同時に木の葉も舞いだし、あっという間に12月がやってきましたね。振り返ってみるとその節目ごとに子どもたちの成長があり、とても感慨深い気持ちになります。先月の運動会ではどの子もご両親の姿に気が付きながらもぱんだリズム、GO!GO!忍者などイキイキとした表情で取り組み、自分の持つ力を発揮していた子どもたちでしたね。去年は泣いていた子も1年の成長の大きさに改めて担任も驚かされました。競技の内容は日々の遊び、楽しんでいる事を拾って組み立てたものなので子どもたちにとってはお馴染みの遊びです。荒馬も夏の終わりから継続的に楽しんできたものなので音が鳴ればどの子も走り出すのです。ここで荒馬に関して当日までの裏話をひとつ。衣装をつけて荒馬をするのは11月に入ってからでした。肩の高さなど一人一人の体に合わせて調整を繰り返す中でレてくるのが気になる”つけると動きにくい”といった理由から馬の頭だけ持って走ることは楽しんでいたけれど、だんだんモチベーションが下がってくる子もいたのです。体にフィットすることでまた張り切ってやる子もいれば、衣装がなければいいけど・・・という子、荒馬もいいけど庄司の打つ太鼓もやりたい子など・・。当日衣装ありの中でどうなるのか少々気がかりの中、本番を迎えたわけです。衣装が苦手な子は出番ギリギリにつけるなどエ夫を凝らすことで自分で脱いだりすることもなく全員がお馬になってやり切りました!中には短く感じた方もいらっしゃるかと思いますが、大きな声で掛け声を言いながら思い切り動き続けることはかなり大変なのです。大人が本気でやっても2〜3分で息があがって限界をむかえます。それだけの運動量をやりきる2歳児、本当にすごいですよね!運動会前後に鼻、咳と風邪が始まり体調が下降気味の中でもそれぞれのペースでやり遂げたことに拍手喝采!!すべての人に言えることですが“やった”、“やらなかった”という結果だけでなく過程を知って見るとまた違う見え方ができることを感じてもらえたらと思い、ここに挙げさせていただきました。
運動会後は庄司と同じ太鼓役の子も出てきて、A君:「運動会ごっこを始めます」→ドンドン!他の子:「ハイヤー!」とうさぎ組の子も加わりながら行事の余韻を楽しんでいます。これまで以上に異年齢交流も盛んで「こうやってやるんだよ」「ほら、これ触ってごらん?」「(代わりに)やろっか?」とどんどん下のクラスに自ら関わっていく子どもたちの姿が見られます。運動会を経て自につながったのも大きいのでしょうね。さらに太鼓つながりでエイサーを楽しんだり、また新たな遊びに展開してあそびや楽しみの幅を広げているパンダ組。まだまだ進化は止まらない!これからの成長も楽しみで子どもも担任も毎日わくわく過ごしています!
最近は日中だけでなく夕方も散歩にたくさん出掛ける中で季節の自然物に触れたり、紅葉している葉が落ちていく様子や実が色づいて良い香りを放っているのを見たり感じたり。ツリーやサンタの飾りもちらほら見かける中で気分はすっかりクリスマスなようです。松ぼっくりなどを見つけると「クリスマスの飾りに使う」と持ち帰って採取に余念もありません(笑)12月はクッキングでホットケーキを作るなど計画も進めているところです。今年も残りわずかですが、最後まで面白い事・やってみたい事をたくさん開拓しながら楽しみきりたいと思っています!