ひよこぐみ
2024年度ひよこ組がスタートし、早一ヶ月が経ちましたね。今年のひよこ組は生後11ヶ月、4ヶ月、3ヶ月のお友だちがおり、月齢が離れているね、!1
ヶ月のんくんはうさぎ組と一緒に活発に遊び生活し、1ヶ月の8くんと3ヶ月の「くんはひょこ組の部屋でゆったりと考えのりズムが“量されるようにと出ごしてきました。どの子も新しい環境の中で担任やお友だちの顔、保育室にも少しずつ慣れてきているかと思います。そんな子どもたちと過ごす中で、今回は睡眠について感じたことをお伝えさせていただきます。
4ヶ月のsくんは、ゆっくりと慣らし期間があり、最初の3週間は2時間登園して帰っており、園で過ごす時間は、生活リズム的にはほとんど眠の時間にあたっていました。お家では真っ暗で静かな中で眠っているとのことで、保育園でもできる限り静かで少し暗い環境を整えましたが、お友だちの声や物音で目が覚め深く眠り続けることがなかなか難しい様子がありました。そこで、眠くなる前の朝の短時間ですが、うつ伏せ遊びなど、できる限り刺激を感じて遊べるようにしました。うつ伏せ時の sくんは目が爛々とし、ニヤッと微笑んだり、視界が変わることで見える世界も変わり本当に嬉しそうな生き生きとした表情です。その後は以前よりも深く眠ることができました。保育時間が長くなっていくと、より環境に慣れていき、2時間ほど布団で(再眠はだっこなどで)眠れる日もでてきました。sくんとの関わりを通して、質の良い睡眠を取るためには、起きている時間にたくさん刺激を受け、心も体も疲れる(心地よい疲れ)ことが必要だと改めて感じた出来事でした。
11ヶ月のhくんは、四つ這いや高這いで移動し、つかまり立ちも始まって、今まさにあちこち動いて探索するのが楽しい時期です。自分の身体で自分の意志で動くってとっても自由で楽しいですよね!一つ上のクラスのうさぎ組のお友だちが遊ぶ姿を見て、使っているものが欲しくて取りに行くけれど断られたりして、でも欲しくてもう一度もらいにいこうとしてみたり。園庭にある“おたま”ひとつとっても、持ち手の端を持ってぶらんぷらんと振ってみたり、逆さまにして舐めてみたりと自分で触って動かしたり舐めたりしながら“おたま”を探求しています!そんな風に身体も使って頭も使って、お友だちの気持ちも感じ取りながら心も動かされて、と色々感じた後、大の字でぐっすりと眠ったり、この間は初めて抱っこではなく布団でトントンで入眠することもできました。ニ
階という新しい環境でもこんなにぐっすりと眠れたのは、sくんの時と同様やはり充実した午前中の活動があってこそだと感じました。
3ヶ月のiくんは、日中あまり眠らないとのことでお話を伺っていました。3ヶ月で眠らないとはどのような様子なのだろう?とくんの様子を注意深くみるようにしました。登園時はにこにことハニカミ笑顔が可愛らしい;くん。目が良く合い、こちらをみてたくさんお話ししてくれます。品り玩具を見てご機嫌に過ごしていると、しばらくすると大きな声で泣き始めたくさん泣くことで肺機能が鍛えられます!)抱っこでしばらく揺れていると、入眠しました。しかし30分すると(レム睡眠とノムレム睡眠が変わる時で睡眠が浅くなる)目を覚まし、大人の顔を見るとにこにことするのでした。本当はまだ眠いのだろうと思いご機城でしたがまた抱っこで揺れていると、眠りにつきました。トントンや抱っこで再眠することでまとまって眠ることができるようになっていったのです。くんとの関わりを通して、本人からの眠いやお腹すいたなどの欲求の発信(泣きなど)を待ってしっかり欲求を感じてもらうことも、大人が本当の欲求を見極めて引き出すことも両方が大切なのだと改めて感じた出来事でした。
子ども、特にあかちゃんにとって睡眠は発達するためには欠かせない要素ですよね。生活リズムも睡眠を整えていくことでメリハリのあるリズムになり、より生き生きと遊べるようになっていきます。次月も睡眠を軸に生活リズムを組み立てながら、より子どもたちが生き生きと過ごせるように関わっていきたいです。
うさぎぐみ
進級児5人、新入園児5人の10名でスタートしたうさぎぐみ。新入園児が泣いていると、進級児がその子を気遣うかのように「だいじょうぶ?」と声をかけている姿を何度か見かけ、新メンバーをあたたかく迎え入れる思いやりのある雰囲気にほっこりとした気持ちになりました。先月まではひよこぐみで年上の子から可愛がられていたことが遠い記憶かのように、おひさまの先輩として頼もしく感じた担任です。4月は、とにかく子どもたちが新しい環境に慣れることを第一に考え、一人ひとりの好きな遊びを一緒に見つけて”おひさまって楽しい!”と気付いてもらえたらいいな~という思いで過ごしてきました。そこで今回のお便りでは、うさぎぐみ10名の好きな遊びを紹介していきたいと思います!
探索行動が盛んなRちゃん。特にお花と虫が好きで、手にとってじ~っと観察しています。
料理が得意なNちゃん。最近は「アイス(作るの)~!」と言って張り切って公園へ出かけています。
虫探しにハマっているKちゃん。地面に這いつくばってテントウムシやアリを探す姿は真剣そのものです。
手足が丈夫な下くんは三角台でつくった斜面を何度も登り降り!「ばあ!」と担任を驚かしてはニヤリと嬉しそうです。
音楽が好きなSくん。体操の音楽が聞こえてくると、リズムの金魚のように体をゆらゆらと揺らして楽しんでいます。
人形のお世話が好きなMちゃん。赤ちゃんをタオルでくるみ、子守歌を歌って寝かしつける姿は小さな保育士のようです。
運動神経抜群のとくん。鉄棒にぶらーんとぶら下がりダイナミックに体を動かして遊んでいます。
お散歩が大好きなSくん。道中で会った人たちに“ばいば~い”と手を振り、地域の人に癒しを与えています。
お友だちに興味津々の Rくん。クラスメイトの顔を覗き込んで「えいっ!えいっ!」と何やらお話ししています。
どろんこ遊びで大はしゃぎの sくん。お水を見ると嬉しすぎて「ん~!!」と叫び声が出てしまいます。
このように個性豊かな子どもたちに寄り添って好きな遊びを広げ、これからさらに充実して過ごしていけたらと思っています!
ある日、散歩の道中でチューリップやつくしなど、春らしい植物を見つけたうさぎぐみ。その場で担任がチューリップやつくしの歌や手遊びをやってみる
と、一緒に歌う子や手を叩いて楽しそうにする子が…・!子どもたちの反応を見て、このクラスは音楽が好きな子が多いのかもしれないと気が付き、毎朝お散歩へ出発する前に「チューリップ」「ちょうちょう」「ぶんぷんぷん」などの季節の歌や、リズムあそびを取り入れてみることにしました。すると子どもから「(その場でジャンプしながら)チャン♪チャン♪チャン♪」と、うさぎのリズムをやりたいと担任に知らせたり、手でチューリップの花の形を作ってりクエストしたりするので、「いいね!チューリップを歌おう!」と共感しその子が満足できるようにしています。私たちは子どもたちの主体性を大切に、その子がやりたいことや好きなことを一緒に楽しんでいきたいと考えているため、常にこのような子どもたちからのサインを見逃さないように心がけています。まだりズムを知らない子も身体を揺らしながらリズムをとっていて興味があるようなので、これから音楽で“楽しい場所”や“楽しい時間”をみんなで一緒に感じられるようになったら素敵だなと思っています。時には、張り切ってリズムの曲をリクエストした子がなぜかリズムはやらないで、まるで監督かのようなポジションで拍手をしながら皆を見守っていて、同じリズムでもそういう楽しみ方があるのかと担任たちで笑ってしまったこともありました。「リズムあそび」は、歌とともに自然界の生き物の動きを再現しており、手先・手足・胸・脚・首・背・腹と全身の筋肉を使うように考えられています。「リズムあそび」で楽しく身体を動かすことで、しなやかな身体と五感をもった子どもに育つと言われているため、今年のうさぎぐみでもたくさん取り入れていきたいと思っています!
また、5月はトマトときゅうりの苗植えをする予定です。これから子どもたちと季節ならではの経験をして、たくさん楽しんでいきたいと思います!
ぱんだぐみ
新年度がスタートして早1ヶ月が経ちましたね。今年は桜が例年より長く咲いていたので散歩でお花見をたくさん楽しみました。そして、落ちた花びらで花吹雪のようにして春ならではの自然遊びを味わったぽんだぐみです。
春の自然といえば、今ばんだぐみは虫の観察ブーム!4月の初め、一回り散歩(近所を一回りする)で線路沿いの近くの畑(ファミリーマートの向かい側)に行くとダンゴムシを発見!「あ!ダンゴムシ!」と一人が言うとみんな集まって座りこんでじっと観察。少し恐くて触れない子、平気で手にのせる子など様々でしたがみんなその日はあっという間に給食の時間になる程熱中!「またこようね!」と約束したのですが別の日に線路沿いに行くと畑の近くと違ってなかなか見つかりません。「いないね~」とみんなで探しているとHくんがクリを見つけ「これ?」と言って給ったらその裏に大量のダンゴムシが!Hくんは「うわ~」と一瞬ピックリしましたが嬉しそうに「おーい!」「ここー!」と”僕が見つけたんだよ!”と言わんばかりの得意げな表情です。そしてHくんはこの日初めてチョンと触ることができるようになりました。自分で見つけた嬉しさや友達が楽しそうに手に乗せたりするのを見て"触ってみようかな”と言う気持ちが出てきたのかもしれないですね!興味関心は子どもの原動力ですね!又、てんとう虫に興味を持った子どもたちば”てんとう虫飼いたい!とごもっともな提案ですが、アプラムシしか食べず飼うのが難しそうです。でも子どもたちのやりたい!という発信をできるだけ受け止めていきたいので、てんとう虫の変わりにねこじゃらし公園にたくさん泳いでいるおたまじゃくしを飼うことにしました。毎朝みんなでエサ(かつおぶし)をあげてお世話しています。足が生えた時は担任が朝部屋に入った途端に「足出てきた
よー!」と報告するくらいおたまじゃくしの成長を楽しんでいるぱんだぐみです!
一方で、虫や草花の観察、遊歩道の追いかけっこや体操など楽しい遊びがありつつも前のぱんだぐみが卒園し、いないことが理解できず不満なようで、少し触れたりしただけで「なんだよ!」「どいて!」と感情的になるなどの姿が多く見られたので、まずは好きな遊びをして楽しい時間を増やそうと「感触遊びでストレス解消していこう!」となりました。感触遊びは手足の皮膚からさまざまな感触を味わい大脳を刺激し、五感を養います。そして触る、握る、丸めるなど指先を動かして脳の発達を促します。気候も暖かくなり泥んこや水などの感触遊びをするにはうってつけの季節!うさぎぐみの頃から好きな泥んこ遊びをやっていこうと思い夕方も園庭に出て思う存分行いました。タライに水を入れて水遊びができると思いきやすぐにひっくり返し、タライで遊ぶと思っていた担任があれ?”と思っているとひっくり返した水で泥んこ溜まりができ、そこをYくん、Sくん、
Hくんが「うわー!」「やー!」と言いながら足踏み!Yくんは寝そべって身体中泥んこになって大はしゃぎでした!新入園児のちゃんと下くんもそれを見て泥んこに裸足で入ったり手ですくったりと抵抗なく遊ぶようになり、クラスみんなで泥んこを満喫しています!部屋に戻ってくると「ただいまー!」とスカッとした表情になり、その後の遊びも表情が柔らかく、気持ちが発散され肩の力が抜けているのを感じました。また、ある日米
粉粘土をやろうと米粉に水を入れて練っていると自然とぱんだぐみ全員集まってきて「やるやるー!」の大合唱!粘土をそれぞれに配ると黙々と制作開始!高くして「やまー!」と山を作ったKちゃん、丸くしてピザを作るRちゃん。蛇を作るYくんなど様な中、もう一人のYくんが肘を使って平らにしている姿を見て”そんな技があったのか!”と言わんばかりに全員で肘を使い始めたりと思い思いのものを作りつつも友だちの作り方も見て学んでいました。Kちゃんが「もっとやまー(作りたい)」と言った時Rちゃんが「Rのあげる!」と少しくれました。すると二人のYくんもKちゃんに「どうぞー!」とKちゃんも満面の笑みで「ありがとう!」と一言。好きな遊びで友だちとの関わりや遊びが生まれていく姿を見て心にゆとりを持つことが集団生活を豊かにする大切な要素なのだなと思いました。
また、緊張や不安から体が固くなっていると友達への言葉やコミュニケーションも力加減ができなくなりがちです。”ぱんだぐみだから頑張らなきゃ!”という子どもたちの気持ちを”焦らないで大丈夫だよ!”と伝えるように心身をほぐし、リラックス効果のあるマッサージをお昼寝や夕方などにやると自然と体を委ねて表情も”ふー”と気を張った気持ちを休めるような柔らかい表情。特に夕方はそのまま眠る子もいるほどです。マッサージの後は友だちに自分の気持ちを言葉で伝え、その言葉使いも「待っててね。」「こっちにもあるよ」とコミュニケーションもスムーズです。心と体をしっかり休めることは遊びの集中力や友だちとのやりとりに大切な要素だと改めて感じた担任です。
虫、草花、そして園庭では野菜の栽培も開始!来月も自然と触れ合いどんどん楽しい生活を送っていこうと思っています!