ひよこぐみ
新年が明けましたね。昨年は保育にご協力頂きありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
さて、昨年12月の子どもたちの様子をお伝えしたいと思います。
12月はクリスマス会に向けて、ひよこ組もクリスマスの雰囲気を感じられるようにしてきました。散歩の道中で、街に飾られているツリーを見てから、フィンガーペイントでツリー制作をしました。散歩で見ていたツリーが、製作となってお部屋に飾られると、「あ!あ!」と指差ししてツリーがあることを教えてくれるので、実物のツリーを見たことと繋がったのではないかなと思います。お部屋にはキラキラしたモールを天井に飾ると、目を輝かせて見ていて、わくわくしているのが伝わってきます。特に、S
くんとHくんは目を見開いて“なんだろう?!” と驚きと好奇心でいっぱいの様子。笑顔で手足を動かしよく観察していましたよ。
夜景など煌めきがあるものは大人もわくわくしますが、その感覚を子ども達も感じているのだなと思いました。散歩の道中でも見ていたサンタクロースやトナカイのぬいぐるみも玄関に置きました。サンタさんの置き物は、最初怖がっている子もいましたが、“あわてんぼうのサンタクロース” などを歌いながら一緒に遊んでいくうちに徐々に慣れていき、「サンタ!」と発話がでたりと
興味を持ち身近に感じられるようになりました。
そうして楽しみながら時間をかけてクリスマスを身近に感じながら迎えた当日。
全員で大きなツリーに飾りつけをしたのですがその中で、ひよこ組は毛糸のポンポンを緑の箱につけるという役目がありました。
にぎにぎして毛糸の感触を楽しみながら、保育者と一緒に緑の箱につけ、できた!
・・・と思ったら、一方ではがし始めている子
がいるではありませんか!はがしていてはツリーは一向に完成しないのですが、そこでは、はがすという行為を楽しんでいる子どもの気持ちを受け止めて、見守りました。(最終的にはパンダ組が貼り付けてくれました)ひよこ組も自我が出始めている子もい
、大人がしたいと思うことと、子どもがしたいことが違うことが多々ありますが、赤ちゃんだった子どもたちが“~したい”と
いう気持ちをもつまでに成長した喜びを感じながら、その都度気持ちを丁寧に受け止めていきたいなと思っています。
12月は曇りの日や、風が強い日はとても寒く子どもたちも寒さを肌で感じていました。
(ご家庭ではあまり経験できないことか
と思っています)また一方でお日様が出ていると日向がとても暖かく上着はいらないくらいです。子どもたちも日向にいくとホッとした様子がみられます。寒い日を経験したからこそのお日様の暖かさを全身で感じられるのですね。また寒い日の散歩帰りの浴は、全身が温まっていく感覚を感じ、癒しの時間になり子どもたちもにっこり。また、でかけるときに上着や靴下を断る子も、寒さを自分の肌で感じると、(そのタイミングで大人が声をかけます)着たり履いたりという姿があります。実感を伴った経験があるからこそ、必要性も理解していくのですね。0歳児クラスでも、ひとつひとつ丁寧に関わっていくと、こちらも驚かされるほど色々認識し、理解し、考えているのだなと頼もしく思えます。大人が先取りせずに、子どもが自分で感じて考える機会を大切にしていきたいですね。1月はさらに寒くなりますが、寒さと暖かさ(不快、快)両方感じることを大切にしながら、外遊びを楽しんでいきたいと思います。
★靴下や、上着のご用意ありがとうございます!
うさぎぐみ
あけましておめでとうございます。うさぎぐみとしては残り3ヶ月となりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
12月はクリスマス会があり当日はもちろん、1ヶ月通して街中のサンタやツリー、リースなどを見つけるたび指差しして「サンタだよ!見て!!
と発見を喜び、またお昼寝前になると「サンタクロース8号」の紙芝居を読むのが恒例になったり、クリスマスソングに合わせて鈴やマラカスで演変してクリスマスならではのイベントが盛り上がり満喫していました。
ですが楽しんでいたものはクリスマス関連だけではなく、ごっこ遊びがどんどん盛んになっています。おままごとでは食べもののお店が毎日開店。公園に行くと砂場では、木の枝や落ち葉などを活用しチャーハンやケーキ、焼きそば、ボールをカップに乗せてアイスに見立てるなどアイディアー杯の多種多様なお店です。そしてリアルなやり取りが増えてきてAちゃんは「こちらにどうぞ」とお店屋さんになりきって席に通し「◎Oくださーい!」と注文すると「そこで座って待っててくださいねー」と返し、食べ終えると「O●円でーす」と本当のお店のやりとりのような言葉が繰り広げられています。子どもなりに場面をイメージしながら遊んでいる姿を見ると想像力や発想力が体験をもとに育っているように思うので、この時期ならではの「ごっこの世界」を大切に見守りたいと思います。
今、盛んにごっこ遊びへの興味が湧いていますが冬ならではの身体を大胆に動かして遊べる楽しさも取り入れたいと思い、体操で人気の「鬼のパンツ」や絵本では「3匹のヤギのガラガラドン」のトロルに興味があるので「オニ」を取り入れ!担任が両手で角を作って「オニだぞ~」と言うと日くんが「やめろ一オニめー」と要ましくボールを鬼に投げ、担任が面白いトーンで「いて!」というと恐いオニではないというアピール)様子を見ていた子もBくんに続けとばかりに「えい!」「ぽん!」と投げ始めました。担任も「やられっぱなしじゃないぞ!」と、子どもを一人抱っこして「捕まえたぞ~」と言うと「〇〇ちゃんを返せー!」と救出!そんなやりとりをしていると他園の保育士さんからは「おひさまさんは元気で勢いが違いますね!」と言われるほどでした。そのうちに身体もぽかぽかになり気がついたらあっという間に帰る時間で担任も「も一帰る時間か~」とつい本音がぽろっと出るくらい夢中になって遊び込んだものでした。その日のお昼寝の時、Bくんが「今日のオニ(ごっこ)楽しかったね。またオニやって!」とリクエスト。大人が身体を張って本気で遊び込むことが、子どもたちも印象に残る楽しい遊びだったことになり、またやりたいという気持ちが膨らんできたのだと思います。それ以降公園に着くと真っ先に「オニやって~」と言い、今ではボールなげも上達して、抱っこされるのが楽しくてわざと捕まりに来る子、中には「オニさんご飯どうぞ!」とフレンドリーな子もいて楽しみ方が広がっています。
室内遊びや公園でもぱんだ組と合同になることが増えてきて子どもたちの心境も少しずつ変化してきました。顕著に感じるのは相手に譲る姿が出てきたのです。例えばBくんが C ちゃんのおもちゃが欲しくて「これ使ってもいーい?」と聞くと「いーよ!終わったらかしてねー。」と快く返事。驚いたのはこの後Bくんが「これありがとう!はいどーぞ!」と返しにきたところでした!やりとりの中でお互い相手を気遣った言葉や振る舞いに感動せずにはいられない担任でした!こんな姿もまさにぱんだ組の子たちのやりとりを見ていたり、してもらっていた経験を再現しているようです。他の子も「一緒に遊ぼう!」「うんいーよ!」と遊びの参加を受け入れたり、ダメな時も「OOするからちょっと待っててね」と見通しを立てた上で自分の気持ちを伝えるなどが出始めています。受け入れられることで嬉しさや満足に繋がり、相手も譲る気持ちになるのだと思います「譲る」気持ちはまず譲ってもらい、その心地よさに触れることから始まるのだなと思っています。
全力で怒り、泣き、喜び、そして笑ううさぎぐみ。おひさま保育園と言う空間が本当に安心して過ごし、その中で気持ちがすくすくと成長していることがとても嬉しく、職員同士でも毎日のように「今日〇〇ちゃん(くん)がこんなことしてさ~」と子どもたちの面白エピソードが絶えません。来年も「またOOやろー」と言いたくなるような遊びを広げていきより楽しいおひさま生活にしていきたいと思います。
ぱんだぐみ
新年あけましておめでとうございます。年が明け、今年度も残り3カ月となりました。子どもたちの成長を見守りながら一日一日を大切に過ごしてまいりたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
先月のクリスマス会ではぱんだ組はカップケーキやたこ焼き、バーベキューなど食べ物セットをプレゼントにしました。昨年のうさぎ組の頃から食育に力を入れ野菜など育て収穫し、お料理してもらい食べてみることの経験からイメージを勝らませてお店屋さんごっこに発展しています。これまでおままごとやごっこ遊びをたくさん積み重ねてきたぱんだ組。もともとおままごとが好きな子が多く、ぱんだ組全員がごっこ遊びが大好きになりました。戸外の砂場でもアイスやカレーライスを作ったりと楽しむ姿があり、その友だちの姿を見て他の友だちへと遊びが広がっていきました。夏頃はおままごとにアイスがよく登場するようになり、子どもたちのいろんなイメージを形にしたいなという思いと遊びの中で友だちとのやりとりを楽しめるといいなと思い担任がアイスやパフェ、かき氷などを作ってみるとみんながイキイキとお店屋さんごっこを楽しんでいました。それから暑い夏が終わり戸外へ散歩に行くようになった頃、お散歩先でおままごとに出てくる料理を自分でアレンジして家で食べたものや見たものなど自分たちの経験を再現して「おせんべいだよ」と葉っぱをひっくり返して遊んだり、枝に葉っぱを刺すと
「焼き鳥!」と焼いたりして遊ぶ姿が見られ、子ども自身からいろいろなイメージが出てきて遊びを楽しむようになりました。その想像力や発想力には目を見はるほどで秋頃には担任が設定しなくても子ども同士でお店屋さんごっこが始まるようになりすみませーん!」とお客さん役の友だちがやってくると「いらっしゃいませーアイスとおでん屋さんでーす」とこたえ、ごっこ遊びが広がり深まっていきます。その時、OB のお母さんの手作りで頂いていた本物そっくりの手編みのおでんがあったので出してみるとおでん屋さんですと言っていた子の表情もキラキラ輝き、自分のやりたいことを実現していくことで気持ちもさらにのっていき、友だちとのやりとりもまるでお店屋さんになりきっている様子がありました。子どもたちの”やりたい™“たのしい”を形にして遊びを積み重ねてきたことでごっこ遊びに花開くぱんだ組。この時期のごっこ遊びは将来大切な社会性やコミュニケーション能力にもつながっていくそうなのでプレゼントのおもちゃでまた遊びが広がっていくのかなと手作りプレゼントに力を入れて作った担任は子どもたちのイキイキと遊ぶ姿が楽しみです。
先日のホットケーキクッキングでは生地を混ぜるところから焼けるまで長い工程も気持ちが途切れることなく、最後まで見届けていました。焼いている時は、絵本で見たぷつぷつはでてきたかな?大人がホットケーキをダイナミックにひっくり返すのかっこいい!そしていい匂い!とわくわくな様子の子どもたち。興味を持ったことへの子どもたちの集中力や楽しむ力はすごいですね。その時のクッキングではホットケーキを食べていると C ちゃんが「これひよこさんにもあげにいきたいね」と話す姿がありました。以前のクッキングでひよこ組へおすそ分けを届けに行ったことがあったのでそのことも覚えていたのかなと思いつつ、大人からでなく子ども自身から年下の子たちを思う言葉を聞き心が温かくなった担任です。おひさまの最年長としての気持ちが芽生えているようで印象的でした。クラスの友だちだけでなくクラスを超えていろんな子と遊びや関りを楽しみ、相手を思う気持ちを育めていけたらいいなと思いました。
これから一番寒い時期となりますが戸外で身体もいっぱい動かして元気に過ごし、寒さも楽しいことで乗り越えていきたいです。