ひよこぐみ
1 月は年末年始を挟み長い屋休み明けの登園となりました、
どの子も友だちが登園すると再会を待ち侘びていたかのように「あー!」と歓喜の声で出迎え友だちの手を取り”一緒に遊ぼうよ!”とひよこの部屋へ向かい遊び出したり、お休みの子が居ると個人の生き物のマークや個人写真を指差して「いないこと」を気にする様子もあり、ひよこぐみの仲間意限も高まっています!日々の生活の中でも、子ども同士の関わりが増え、子どもたち同士の心の通い合いを大人が遮らないように、子どもの世界を温かくそっと見守っているところです例えば、Sくんは、座位の姿勢が安定したので食事用の子の背面の傾創も成長に合わせて上げてみると、Sくんの視界が広がり、大好きな友だちの顔が並んで見えると足をバタバタさせながら笑みを浮かべ喜んでいます。Sくんの様子を見ていたいちゃんがSくんの手を繋ぎ、顔を調き込むとニコッと笑い喜びを分かち合っているようでした。また、Hくんがずり過いで自由に動き回れるようになると、KちゃんとYくんも同じように腹這いになって、Hくんと目を合わせ笑い合っています。そして、今月から風で離乳食を食べ始めたHくん。Hくんが離乳食を食べていると、ひよこぐみの友だちは目を丸くして”いつもミルクだけを飲んでいたHくんが皆と一緒にご飯を食べてる!”と驚いている子もいれば、食事の介助をしている保育者の隣に座り、保育者の「おいしいね。」「かぼちゃが好きなんだね。」といったHくんへの言葉掛けに、一緒に共感するよう頷きながら温かく見守る子もいます。Sくん、Hくんの成長を嬉しく思ったのは担任だけでなく、一緒に過ごすひよこ
ぐみの子どもたちも今までとの変化を感じているんだなぁ!といつも一緒に過ごしている友だちに関心を寄せる気持ちに感動した出来事でした。これまで、ひよこぐみは、子どもと保育者との一対一でのやり取りが多かったですが、こうして、子ども同士で気持ちを通い合わせてる姿が微笑ましく、これからどんなやり取りが広がっていくのだろうかと想像しながら楽しませてもらっている担任です!
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寒さがまた一段と増す季節となりましたが、積極的に外へ出掛け、空気の冷たさや陽の温かさを感じながら寒さに負けない身体づくりをしています。他クラスと合同で散歩へ行く日や夕方も2階で同じ空間で過ごす事が多いひよこぐみ。年齢が異なる場所で過ごすことによって、年上の友だちの遊びに憧れを抱き、興味や関心の幅が広がる・挑戦心を育むといった良い刺激が生まれたり、年上の友だちに優しくしてもらい「うれしかった」という経験が心に残り、思いやりの心が育まれていくので、0歳~3歳までの異年齢保育を最大限に生かしていきます。
ある日の夕方、うさぎぐみの友だちが製作で作ったばかりの凧を張り切って部屋で揚げていると、Mちゃんがおんぶ細を用に見立て遊び出しました。他の友だちも、ぽかぽか広場で凧揚げをしているぱんださんの姿を見て”自分もやってみる!”と新しい遊びに興味関心を持ち、貸してもらい遊ぶ姿もあったので、ひよこぐみも楽しめるように担任の手作りビニール風を1人ひとつ用意しました。最初は、用を地面に引きずりながら歩いたり、その場でぶんぶん振り回し、“自分だけのだ!憧れの風だ!”と持っているだけでも満足!子ども達の喜ぶ顔が見れただけ十分な担任でしたが、近くで遊んでいるぱんだぐみやうさぎぐみを観察して空高く飛んでいる用に気付くと、“こうやってやるんだ!”と同じように走ったり、腕を上げたりと、見て考えて、試しながら工夫をこらし遊んでいるので、大人が遊び方を伝えるのではなく、年齢の異なる子ども達が同じ空間で交流することで、子ども同士で学び取る力が芽生えているようです!異年齢での交流は保育園ならではの経験であり、子どもの学びや好奇心を促すきかっけとなっていると思うので、これからも異年齢での交流を深めていきたい思っています!それに加えて子ども同士だけでなく、他クラスの大人にも自分から話しかけたり、抱っこを求めたりする姿もでてきて、世界が更に広がってきたひよこぐみです。
今年度も残り二ヶ月を切り、ひよこぐみで過ごす時間もあとわずかとなりました。これまで以上に一日一日を大切に、子どもたちと過ごしていきたいと思います。
うさぎぐみ
1月は急に冷え込みが厳しくなりましたが、うさぎぐみは長引くような風邪をひくことなく、毎日元気に登園してくる子どもたちの姿に元気が1番だ!と安心している担任です。散歩へ出かける時に上着を着ようかと提案しても首を横に振り、動きやすさ重視のおひさまっこも多いのです
よ。大人から見ると寒くないかなと心配になってしまいますが本人の意思を尊重し、「寒くなったら着ようね」と声をかけリュックに予備のトレーナーなどを多めに入れて出発しています。
先日、食育の一環で育ててきたブロッコリーを収穫しました。大きなブロッコリーを担任と一緒にハサミで小房に切ると、いつも食事に出てくる形になって喜ぶ子、不思議そうな顔をする子、急いでおもちゃのバケツに入れる子・・・と皆、思い思いに収穫していました。その後、調理室へ運ぶと「渡したくないっ!」と愛着のあまり握りしめる子もいました。やはり自分で収穫したものは特別ですよね!翌日は、おやつの時間にブロッコリークッキングをしました。調理の辻村が、下茹でしたブロッコリーを目の前のホットプレートで焼き始めると、焼く音に耳を傾け、においを嗅ぎ、いつもの賑やかなおやつタイムが皆集中し目をまるくして興味津々でした。最後に2節をかけると鰹節の動く様子と、香ばしいにおいに「お好み焼きの匂いがする!」と大興奮!普段ブロッコリーをあまり食べない子も食べてみたり、ツンツンしたりと興味が持てたようでした。これをきっかけに食べるようになったら嬉しいです。お裾分けで味わったぱんだぐみのAちゃんは、その後おままごとでブロッコリーのおもちゃを集めてお料理していたそうですよ。クラスを越えて影響し合うのも異年齢保育の良いところですね!少ししてから「たくさんあるから1階のひよこぐみにも持って行こうか?」と提案すると「そうしよう!」という声と同時に、何度もおかわりに並ぶ子もいて、あげたい気持ちと食べたい気持ちと葛藤している様子でした。自分たちで育てたものだから、友だちにあげたい、分けたいそんな気持ちも出てきたことに心の成長を感じますね。
最近はひよこぐみが気になっているうさぎぐみ。散歩も一緒に行くことが多く、来年度に向けて少しずつ仲を深めています。年下の子に顔を近づけて「ばあっ」としてみたり、おもちゃを持っていったりとひよこぐみへの愛があふれているのです。ぱんだぐみから優しくしてもらった経験がまた優しさを生む、とても素敵な連鎖ですね。まだ加減がわからず、いきなり抱きついて泣かせてしまうこともありますが「いきなりでびっくりしちゃったかな?」と伝えると少し考えてから頭をよしよしする姿も見られます。好きな気持ちをどうやって表現していけば良いのか、日々試行錯誤中の姿を見守っているところです。
1年で最も寒い時期になりましたが、戸外にもたくさん散歩へ行きました。散歩の途中で霜柱を見つけるとそっと手に取り「なんだこれ?」
「冷たいね」と話すAくんとBちゃん。「ここに入れて置こう」とバギーのカゴに入れて公園へ。公園に着くとさっきあったはずの霜柱が溶けてなくなっていて「あれ~?どこにいっちゃったんだろうね」と不思議そうに首を傾げていました。「また寒い日に探してみようね」と話すと少し考えて「ここにもあるかなぁ?探してみよっ!」と遊びが広がり、皆で公園中を一緒に探索をしました。冬の自然にも興味を持っている様子なので、一人一人の体調に気をつけながら、冬ならではの外遊びもこれから楽しもうと思っています!
ぱんだぐみ
2024年もあっという間に1ヶ月が過ぎました。寒さが一段と増してきましたが、子どもたちは戸外で元気いっぱいに遊んでいます。手が冷たくなると、友だちと手を握り合い「OOちゃんの方が冷たいね~!」と笑い合っている子どもたち。その中に「冷たいから温めてあげるね。」と友だちの手を両手で包み込んでいる子を見かけ、お家の人からたくさんの優しさを受けているからこその言動なんだろうな~と感じました。
12月後半から本格的にスタートした当番活動。始めは、曜日ごとに固定のお当番さんを決める案もあったのですが、ペアになる子が毎回同じではなく色々な子と関わってほしいという願いを込め、回数などに差が出ないように担任が卒園までの日数を計算しランダムでペアを組みました。そして、子どもたちの期待感が膨らむように、それぞれのマークが描かれたカードを使い。(あらかじめ担任が決めていますが)くじ引き形式で発表しています。子どもたちは「今日は誰かなー?」と自分の番を楽しみにしていて、自分のカードが出てこないと「明日は?その次の日もやって!」とリクエスト。担任が「〇〇ちゃんは明日の次だよ」と伝えると期待して待っているのです。
お当番さんには、おやつの時間にお水配りと机拭き、いただきますのご挨拶を任せているのですが、当番でない子も当番活動に協力的です。お昼寝から起きてこない当番担当の子がいると「O◎ちゃん、お当番さんだから起きて~」と起こし、コップに水を入れている子にアドバイスをするなど、クラスみんなで支え合っています。そんな姿をうさぎぐみの子が目をキラキラとさせて見つめ、一緒にやりたそ
ている子も。そんな時には“見ていてね。”と優しく伝え、仕事をこなしているぱんだぐみです。また最近は、長く歩けるようにならてきたうさぎぐみ高月齢の子と一緒に散歩へ行く機会が増えてきました。これまでクラスの中では可愛がられることの多かった低月齢の子が、今では「わんわんで降りるんだよ~」とうさぎぐみの子に手本を見せながら階段を降りていたり、散歩に行きたがらない子に
「一緒に行こ?」と手を差し伸べる姿を見かけます。当番活動を通して、ますます最年長としての自覚が高まり自信がついてきている様子を、頼もしいな~と思いながら見守っているところです。
先日ねこじゃらし公園に行くと、先に遊んでいた他園の子が「氷あるよ!」と教えてくれたので、子どもたちと急いで公園の中へ。すぐに触って感触を確かめる子、少し離れたところから様子を見ている子などさまざまです。初めは見ているだけだった子も、友だちが
「この氷OOの形みたい!」「手がジンジンする~」と盛り上がっている声に誘われ、そっと氷に手を伸ばしていました。友だちに触発されて “やってみたい”という気持ちになれるのは集団生活の良さの1つですよね。その日、散歩の道中にある畑で、雨水がたまった
容器の表面に氷が張っているのを見つけたAちゃん。「氷、どうやって作ったの?」と畑のおじさんに聞いている姿を見て、作り方にまで関心を持っていることに驚きました。「水を入れて一晩外に世いておくとできるよ」と教えてもらった子どもたちは、国に帰ってすぐに実騰。小さいバケツを持ってきて、「お水がたくさんだとだめなんだよね~」とポイントを復習しながら用意してみました。翌日、夜から朝にかけての外気温が高かったのか、入れた容器が良くなかったのか、氷はできていなくて子どもたちはしょんぼりしていました
が、別の日にたまたまタライに氷ができているのを発見!「この前はどうして氷できなかったのかなぁ」と考える子どもの姿を見て、成功だけを見せるのではなく、失敗も一緒に経験していくことで、子ども自身で考えるきっかけになるのだと感じました。
うさぎぐみの頃から鬼になりきることが大好きだった今年のぱんだぐみですが、最近鬼のお面を作ったこともあり、鬼退治ごっこが再
ブームに。去年大泣きをしていた子も「鬼が来たらチクチク(ひいらぎ)でやっつけるね!」と張り切っています。去年、“やいかがし”を使ってかっこよく鬼を追い払ってくれた昨年のぱんだ組の姿をよく覚えているようです。明日の節分ではどのような姿が見られるのか
とっても楽しみです。