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​ひよこぐみ

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 月齢が11か月・5か月・4か月の3人で2025年度のスタートをきったひよこぐみ。新入園児は初めてのお家以外の環境や、はじめましての担任に慣れることを第一に、在園児は新しい友だちを覚えたり2階で遊んだり今までと違う環境のなか、安心できる担任と共に慣れることを第一に考えて過ごしてきました。11か月のSちゃんはうさぎぐみに引けを取らず活発に遊び、5か月のEちゃんと4か月のTくんは各々のリズムが尊重されるようにゆったりと生活することで、たった1か月ですがだいぶ新たな保育園生活に慣れてきていると感じています。そんな3人のそれぞれの今の様子を今回は紹介したいと思います。

 Sちゃんは床から1人で立ちあがることができるようになり、机につかまって”すごいでしょ!”と笑いながら屈伸運動に励んでいます!段差のある台を乗り越えたり身体づかいが楽しくて仕方がない様子なのです。公園では主にハイハイで自由に動きますが、小石があってゴツゴツした場所などでは膝が痛くならないように自ら判断して高這いになり、移動しています。今までゆっくりじっくり段階を追って成長をしてきたので、自分で身体の使い方をよくわかっていて立ち姿も安定しているなと、側についていながら安心して見ていられます。

 Eちゃんは早くも寝返りをマスターすると、あっという間にずり這いで前に進んでいます。「ん"-!」と気合を入れた声を出しながら足の親指で床を蹴り、力強く進む姿のたくましいこと!また慣らし保育の頃に何をしても泣き止まず、気分転換になるかなと園庭に出るとふっと力が抜けて泣き止んだことから、外が好きなんだなと察した担任。それからは園庭に毎日出ては水に手を伸ばしたり、花の方へとずり這いしたりと楽しんでいます。室内から園庭へ出るドアへ向かう姿も見られて、好きなことへ主体的に向かう姿を見守っているところです。これからの外遊びが楽しみですね。

 Tくんはミルクを飲む量も増えて、泣く声も大きくなり急成長中!感覚も発達し、布おむつにするとおしっこが出るたびに泣いて知らせます。小さくても心地良さ、不快感がわかっています。おむつ替えのときは目と目をあわせて「気持ち悪かったね、きれいにしようね」と声をかけるとニコっと笑顔になり、コミュニケーションの第一歩を味わっています。思いが受けとめられる経験を積み重ねながら信頼関係につながる時期を大切に過ごしています。

 そんな3人が揃うと、じっと見つめ合って笑ったり、Sちゃんの遊ぶ様子をみて楽しんだりと、同じ空間にいながらゆったりとした生活を送っています。月齢が離れているため、活動がわかれることも多いですが、一緒に過ごす時間を大切にして、ひよこぐみならではのクラス活動も充実させていきたいと思っています。

​ 担任は”ミルクを飲む時間がかかるのは、もっと遊んで時間をあけた方が良かったかな?もっと温めた方が良かったかな?”、”Sちゃんの活動はうさぎぐみと一緒に散歩に行って楽しんだけれど、食事とお昼寝とおやつはひよこぐみで過ごす方が安心できるかな?”などと振り返りをして、保育園での生活がより豊かなものになるよう、試行錯誤の毎日です。先日の懇談会では、子どもの名前にこめた思いや、こんな子に育ってほしいという願いを保護者の方から聞き、一層心を通わせながら愛情をもって保育に臨みたいと思いました。これから子どもたちにとって保育園が第2のお家のような居心地の良い場所となり、いきいきと過ごせるよう、一緒に子どもとの関りと楽しんでいきます!

​うさぎぐみ

 先日は懇談会にご参加いただき、ありがとうございました。園やそれぞれのご家庭での子どもたちの様子を聞き合うことができて、貴重な時間となりました。入園・進級してから1か月が経ち、新入園児は初めて両親と離れ不安で大泣きでしたが、担任はその不安を丁寧に受け止めて、ひとりひとり好きそうな遊びを見つけながら保育者や友だちと一緒に楽しむことで信頼関係につながるよう積み重ねてきた結果、1か月も経っていないのに泣き声も少なく、隣の園医さんから「例年になく泣き声が聞こえないですね」と言われるほど、みんな落ち着いています。進級児もうさぎぐみとしての生活が始まり、新しい友だちにつられて泣いたりする姿もありましたが、自分の気持ちをしっかりと出して受けとめられ、好きな散歩や遊びを充実することで、のびのびと過ごしているな!と思います。はじめのころは朝、保護者と離れるとドアの前で”開けてー!”と泣いて訴え、廊下に出てお母さんを探しに玄関まで降り、いないとわかると泣きながらも部屋に戻ってきて少しずつ納得するような様子もありました。そんな時はできるだけ保護者を求める気持ちに寄り添い「ママがいいよね」と話しかけて、受けとめるようにしています。今では笑顔でバイバイする様子も見られ、活動が充実し心が満たされることで安心できる場所になり、子どもたちが馴染むのが早かったのかなと思っています。

 子どもたちの月齢によって動きが大きく違ううさぎぐみは、午前中の活動を2つに分けることにしました。活発に動くチームはぱんだぐみと一緒に公園へ散歩に行ってぱんだぐみの後ろをついて遊んだり、砂場でおままごとをする様子をじっと観察!のんびりと遊ぶチームは室内に斜面や段差をつくると、ヨチヨチ歩きやハイハイでやってきて登ったり滑ったりと、身体を動かし楽しみます!子どもたちがそれぞれにのびのび遊べる場所を考え、クラスでくくることなく、いろいろな大人や友だちと過ごすことで、年上の子から遊びを見て学んだり、優しくしてもらったり、他のクラスの職員とも遊びを通じて仲を深めたりして世界が広がります。おひさまでは小規模の良さをいかして担任だけでなく、職員みんなでひとりひとりの育ちを見て、発達に合った生活や遊びの対応をしていくことを大切にしています。いろいろな職員が関わると、子どもに対しての思いも十人十色!その中でその子にとって良いものを見つけ出すことができます!なので、おひさまでは連絡帳(あゆみ)は担任以外が書くこともありますので、よろしくお願いいたします!

​ 最近、クラス全員で楽しみたいと思い、”リズム”(音楽に合わせて身体を動かす)を始めました。進級児は自分で歌を聞いて身体を動かし、新入園児は初めてなので、大人や友だちの様子をみて”何しているのかな?”と見ている子、自然と身体を揺らして音にのっている子、真似っこしてやってみる子と様々です。みんな”おもしろそう!”と興味を持って動いている様子なので、これから身体をのびのび動かし、みんなで楽しんでいけるといいなと思っています。おひさまでは”リズム”を1年通して取り組んでいきます。

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​ぱんだぐみ

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​ 新年度が始まり早1か月。うさぎぐみから全員揃っての進級となり、これまでと大きく違う点はぱんだぐみに自分の衣服やロッカーがあり、そこをベースに生活すること、そして朝は保護者の方が保育室に入り、一日の支度を行うようになったことです。食後使ったエプロンやタオルを自分のロッカーにしまいに行く際には、どの子もついついうさぎぐみの部屋へ向かったしまう姿はほほえましく、また慣れない身支度に「これはどこかな・・・?」と奮闘する保護者を見かけると、自分のあそびを止めて駆け寄り「おしえよっか?」と声をかけ「コップはここだよ!」「タオルはね・・・」と甲斐甲斐しくお世話する様子も。人のためにお手伝いをし、喜んでもらえ、自分も嬉しいという経験はとても貴重ですね。もともと人が大好きな子どもたちですが、これまで以上に友だちのママやパパと顔をあわせる機会が増えたことで、心の距離もグッと近くなったようです。
​ 4月は雨の日も多く、レインコートを着用しての戸外散歩が何度かありました。玄関先で自分でレインコートを選びはりきる子もいれば、みるみる表情が険しくなり「着るのいやだっ!着ないっ!」と頑ななAちゃんも。雨で濡れるし、着ないなら部屋であそぼうね。との提案にも泣きじゃくるばかりのAちゃんは、やむなく活動を分けて室内で過ごす日もありました。Aちゃんがその後「着ないって言っちゃった・・・」と何度も話していたと室内にいた職員から聞き、担任は胸がチクリと痛みました。きっと本当はクラスの友だちと行きたいに違いないとAちゃんの気持ちがよくわかったからです。このことはAちゃんにとってとても重大なことなので、担任同士で話し合い、多少の雨量であればレインコートなしで出て、着いた先で着替える作戦に切り替えることになりました。別の雨の日、Aちゃんに事情を説明するとぱっと顔が明るくなり、はりきって戸外向かうAちゃん。それを真似するように2,3人がレインコートを着ないと主張しましたが、これもまたよし!仲良しの友だちと一緒がいいのでしょうね。集団生活の中で一定の決まりごとはあるけれど、ひとりひとりの気持ちをしっかり理解しながら柔軟な対応を心がけていきたいと、改めて感じた出来事でした。
​ 今、ぱんだぐみの室内では2体の鯉のぼりが泳いでいます。絵本を読んだり、テラスや近所にある鯉のぼりを観察しながら制作への気持ちを高めてきました。昨年度に米粉粘土や寒天などの感触あそびを経験したこともあり、10人皆がそろって次々と絵の具の色を変化させながら、手形を取ったり筆で自由に描画を楽しんだりし、全員で取り組むことができました。制作当日は、手足はもちろん顔や髪の毛も絵の具だらけとなったのも、保育園ならではですね。飾った後には「○○ちゃんのはどこかなー」と嬉しそうに鯉のぼりを見上げたり、朝の集まりでは『こいのぼり♪』をうたいながら親しんでいます。今月は野菜の栽培、人形劇鑑賞などを予定しています。青空のもと元気いっぱいに過ごしていきましょう。

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