ひよこぐみ
梅雨に入り、夏に向けて気候の変化を大きく感じる時期になりました。ひよこぐみでは涼しい時間帯に散歩や0歳児ならではの発達に応じた製作を通して、季節を感じながら過ごしています。暑さの落ち着いた夕方に散歩へ行くことが最近の日課となり、きれいに咲いている紫陽花を真剣な表情で見つめたり、手を伸ばしたりと興味津々の子どもたちの様子から、室内装飾に紫陽花を選びました。生後6ヶ月頃になるとおもちゃを持ち替えたり、手のひら全体で物を掴んだりと手の動きが発達してくることを考え、紫陽花色の花紙を小さな手でギュッと握り、紫陽花を作りました。これからも季節や文化を感じ表現していけるような製作遊びをしていきたいと、毎月何を作ろうか話し合いイメージし楽しんでいる担任です。
低月齢のS君と1君は、人の顔や絵本をじっとよく見る時間も増え、大人の顔や表情を見極めるようになりました。「おはよう」と目を合わせて話しかけるとニコッと笑う姿は、まるで返事をしているよう!その可愛らしい笑顔に職員皆が、癒されています。入園時から目を見て気持ちを受け止めることを大切に過ごしてきたからか、甘えて泣く姿も見られるようになり大人が離れると、まるで行かないで〜
”と言っているかのように泣くのです。なので担任が側を離れるときは「洋服取ってくるから待っててね」等と声をかけてから行動するようにし、より安心して過ごしていけるよう心がけて過ごしています。
月齢差が最大7ヶ月離れているひよこぐみですが、子ども同士関わる姿も見られるようになってきました。S君、1君が泣いていると高這いで側にくるH君。手を伸ばし頭をポンポンし、心配そうに”どうしたの?”と言う表情で顔を覗き込みます。泣き止まないと、まるで泣いているよ~”と伝えるように担任の方を見てくるのです。1人遊びや、大人や異年齢児とのやりとり遊びの経験を重ね、気持ちが満たされて周りの友だちへと関心が広がっている様子は、ひよこぐみのお兄さん的存在!クラスを和やかな雰囲気にして、自然と関わりを作っていく姿をともて逞しく感じています。
そんなH君ですか最近、“転んで痛かった“抱っこしてほしい”など不安や困った時や、“おもちゃ見つけたよ”ごはん自分で食べられたよ“など楽しかったり嬉しかったりした時、更には事務所に入って引き出しを開けちゃうよ?”といたずらしようとする時に必ず担任の方を見ます。それは自分の思いを人に伝えようとする力や、人の気持ちや考え方を気にかけ確認しながら、理解しようとする力へと繋がっていく大切な行動だと思っているので、その目を合わせようとするサインを見逃さないようにし、気持ちを共感していることを伝えるためにその都度”大丈夫。わかっているよ”という気持ちを込め、目を合わせて受け止めています。最近ではお母さんの抱っこから新担任へ自ら”抱っこ~”と手を伸ばすようになり、”この人たちはぼくの気持ちを受け止めてくれる!”と信頼関係が深まったようで、担任にとってとても嬉しい成長です。
暑くなってきて水遊びをする日が増えてきました。ジョーロから流れ落ちる水の音を聞くと、はっ!と振り向き手を伸ばし、触って笑顔。水の感触が大好きな様子のひよこぐみです。大人も一緒に水に触れて楽しみながら、暑い中で心地よさを感じながら皮膚を鍛えることができる夏にしたいと思います。
うさぎぐみ
歌や音楽が大好きなうさぎ組!今のブームは、おっぽん体操!(おっぽん”とは尾山台のマスコットキャラクターです。)この曲は尾山台商店街を散歩中に聞こえ、Aちゃんが「おっぽん!」と言った事から火がつき、毎朝、リクエストが入るくらい人気の体操です。
おっぽん体操の後は、お散歩に出発!「公園!」「散歩!」「帽子かぶりたい!」と頭に手をのせて行く気満々です。扉の前で今か今かとスタンバイし扉が開くとすごい勢いでスタートダッシュ!高速ハイハイで向かう姿は外遊びが大好き!と伝わってきます。子どもは自然の中で五感をフルに使い吸収する事も多いので、これからも沢山自然に触れて興味関心を広げていきたいです。
うさぎ組の子どもたちは、自我が芽生え、主張真っ盛り!「〇〇しない!」「〇〇したい!」と十人十!Bちゃんは、お気に入りのブルマ以外は「はきたくない!」とオムツ姿で過ごします。本人の主体性を見守っている所です。C ちゃんは身体使いが上手になって棚やキッチンなど登れる所を探しています。登りたい気持ちを受け止め登る動作を保障するようにアスレチックを作っています。Dちゃんは、食事になると「食べさせて」と食材を指差し、食べさせてくれるまで食べません。時々、手伝いながら見守っていると自分で食べています。Eちゃんは登園すると「お医者さんやる一」と朝からやりたい遊びをリクエスト!やりたいことがすぐに出来るようにお医者さんグッズを準備しています。Fちゃんは、お昼寝になると自分の布団を担任の所に持っていき「ねんね」と言って:担任の抱っこで眠りたいと主張。お気に入りの歌をうたいながら眠ります。Gちゃんは、甘えたい時や疲れたりすると「だっこして一」と大きな声!受け止めてくれる大人がいるからこそ安心して自分の思いを出せるのですね。Hちゃんは、どこにでも大好きな車を走らせたい様子。滑り台などは危ないので担任が預かると顔を真っ赤にして怒りますが日々の積み重ねで遊びのルールを知っていくのだと思います。Iちゃんは、散歩に行く時「おんぶ!」と言って散歩カーに乗るのを断固拒否!おんぶで向かうと公園につけばケロッと遊び始める1ちやん。最近では手をつないで歩くのが楽しくなり、おんぶへの拘りがなくなりました。」ちゃんは、持ち上がりの担任が大好きで、オムツ替えや寝かしつけなどで拘っています。そんな時は、大好きな気持ちを受け止めて安心できるように他の職員も関係を深め頼関係が築けると様々な所へ旅立つ事が出来、世界を広げている所です。Kちゃんは外が大のお気に入りで1日中「お外にいきたい」と指さしながら激しく主張。できるだけ外に出るようにしているうちに室内でも楽しい遊びを見つけ、特に消防車に乗って走るのを楽しみ、最近は触れ合い遊びや歌など好きな遊びも増えました。このように1歳児の自我の芽生えで1人ひとり様々な形で主張がみられますが、自分の思いを受け止められ気持ちを大事にされることで自分の気持ちを相手に伝えるようになります。子どもたちには思いを沢山出せるようにおひさま保育園の目標の1つである「子どもの視点に立った保育」を大切に保育しています。思い通りにいかない事も乗り越えて、気持ちを整理し納得していく経験が、人間関係の土台作りとして大切だと思っています。
4月に栽培を始めたキュウリも2本大きく立派に育ち、みんなで収穫しました。1本は塩もみで、2本目は昨年度、子どもたちと作った味噌につけて昼食前にいただきました。担任がキュウリをトントンと包丁で切り、味付けする様子につい、よだれが出てしまう子もいて期待に満ちた表情!苦手な子もいましたが、「ちょうだいな!ちょうだいな!」と食欲が止まらない子も多く、自分たちで育てたからこそ愛着が湧いたのだと実感しました。トマトも何個か小さく実ってきているので、どんな料理でたべようかなと今から楽しみです。先日、梅干し作りでは園庭で育てているシンを皆で収穫し漬けたので出来上がりが楽しみです!
ぱんだぐみ
梅雨入り前から猛暑の日もあり、6月と思えないほどの暑さが続きましたね。
今月は今年度初めて全体リズム(全クラス合同でリズムをする)を行いました。”『みんなのお手本となれるかっこいい存在』を実感する”を意識して体を動かすことを目標にしています。あまり乗り気でない子にも無理に誘うのではなく、大人が本気になって楽しんでいるのを見ると一緒にやってみようと思うようでいつの間にか全員参加!「両生い」では少し難易度が高いせいか消極的な子もいますがうさぎぐみとのタッチの場面でみんなが盛り上がってるのを見て自分もタッチがしたくなり楽しそうに取り組んでいます。また
ぱんだぐみの得意種目の「かめ」をやる時「かっこいいところをみんなに見せよー」と担任が声をかけると皆の前で全員はりきってポーズを決めて「かめ」になりきっていました。見ていた大人たちは決めポーズのかっこよさに歓声が上がり、うさぎぐみはやり方を学ぶようにしっかりとその姿を目に焼き付けていました。子どもってただ決まり事を黙々とこなすのではなくちょっと変化をつけるとやる気スイッチが入るようです。ひよこぐみも2階にリズムを見にきて今から仲間入りの準備。みんなで和気あいあいと全員楽しく、それでいて真剣に取り組んでいます!
ぱんだとしてのクラス独自のリズムでは走ることが好きなぱんだぐみに新たに「つばめ」(手を広げてつばめになって走る)「とん
び」(狩りに行くように指を立てて走る)など取り入れると、「お!なんだなんだ!」と興味深く大人の動きを見て、見よう見まねで参加する子、まずは様子見から入る子もイメージトレーニングするように遠くから手だけは動きを真似てみんな大注目!そのまま「時計」(長針、短針を腕で表現し腕を回したり好きな時間で腕を止めてポーズする)「蜂」(部屋を飛び回り頭の上で両手を開いている花役に蜜を吸うように触れる)など新しい動き、音楽、そして季節にあったものを入れると自然と子どもたちも興味が湧いてくるもの!どんな遊びも「新鮮さ」は継続して楽しむための重要なポイントですね。
友だちとの遊びは日に日に盛んになっているのでトラブルも日常茶飯事です。ですが、そのトラブルの中には自分の気持ちを伝えること、相手の気持ちを知ること、その中でどうやって解決していくか自分たちで考えることなど大切なことがたくさん詰まってます。
なので私たちはトラブルを大人が解決したり避けるのではなく、『思いを伝えてお互いの気持ちを知っていく』環境を作るようにしています。「友だちが遊んでいるものを使いたい」という思いを一人で言う一歩が踏み出せない子は、大人と一緒に「かーしーて」と言いに行き、「待っててね」と言われたりかしてもらうなど、『言えば伝わる』経験を積み重ねてきました。するとおもちゃを取られて泣いていた子が少しずつ勇気を出して「使ってるよ」と言えたり、逆に「かして」と言うなどコミュニケーションに繋がりスムーズに生活が送れるようになってきています。今では体操やリズムをやるときに「一緒にやろう」と誘ったり、遊びの中で何気ない会話が始まったりと交流が増え友だち関係が広がっています。
・楽しいことは一緒に盛り上がり、困ったことは一緒に解決する。そんな友だち同士で支え合うクラスにして毎日をより楽しく過ごしてきたいと思います。
今月はプール開きがあります。すでに園庭や公園で水遊びで大はしゃぎなぱんだぐみがどんな盛り上がりを見せるか今から楽しみで
す!