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​ひよこぐみ

猛暑が落ち着き、少しずつ過ごしやすくなってきましたね。暑い時期は散歩に出ることができなかったのですが、最近は日陰が多くなる夕方にバギーで外気浴をしているひよこぐみです。高月齢の2人は、電車が来ると「あー!」「きたっ!」と手を振ったり、道ゆく人に手を振って時にタッチしてもらったりと楽しんでいます。低月齢の子は、電車が来るとジッと見つめ追視し目を丸くして電車が勢いよく来る迫力に驚いているようです。道行く人に「可愛いわね」と声をかけられることもあるのですが大泣き!人見知りが始まり、いつも一緒にいる人と見たことがない人との見分けがつくようになると共に、好奇心や恐怖心等、新たな感情が芽生えてきていると感じます。成長していく上で大切な感情を安心できる担任が、側で受け止めていける体制を整えていきます。

そんな低月齢の子たちも腹這いになると足の親指を使って這うようになり、ひよこの部屋で自由に体を動かし探索を楽しみながら視野を広げています。周りを見渡してから興味のあるおもちゃに向かったり、友だちが持っているおもちゃに手を伸ばしたりする姿から、これがいい!というこだわりや気持ちが強くなってきたことを感じます。友だちに興味が出てきてやりとり遊びへの一歩を踏み出す気持ちになったのだなと、精神的な成長と捉えて見守っている担任です。またテラスでは砂泥遊びも再開し、今までマットの上での遊びから砂場や地面の上をものともせず這い回り、顔に泥がかかってもへっちゃら!水たまりを見つけてはいいものを見つけたとばかりにハイハイして水面を叩いています。まだ3ヶ月の SAちゃんもそんな賑やかな雰囲気を感じて思いきり身体を寝返り寸前までよじって友だちを見ようとしているので、うつ伏せの姿勢にしてみると皆を追視してよく見ていま

”す。楽しい雰囲気はどんなに小さくても伝わりますね。

一方で高月齢の H くんはクラスの友だち大好き!強烈なハグをして愛情を表現しています。大好きだからこそ、友だちが使っているおもちゃは魅力的に見えるもの。先日1くんが使っていたおもちゃを手にとり遊び始めたH君。泣く!くんに担任が同じおもちゃを追加で持って行きましたが、Hくんはしばらく考えてから「はいっ」とおもちゃを返しました。!くん泣いてしまったな、でもこれで遊びたいな、どうしよう…・ときっと色々なことを考えていたと思います。返せたことは気持ちの整理をつけてのことだと思うと、大人はつい言葉や手出しをして理想の関わり方を伝えがちですが、子ども同士やりとりしたり、考えたりする時間を大切に心の成長を見守りたいと改めて思いました。また!くんも、おもちゃを返してもらえた時の表情は嬉しそうで、優しくしてもらった集団ならではの経験を積み重ねています。

9月は合同保育の時間もあり、異年齢で関わりも楽しんでいたひよこぐみ。TちゃんはうさぎぐみのSくんと追いかけっこをして、ちらっと後ろを振り返りまるで追いかけて〜”と自分から遊びに誘っているようでした。友だちを意識する遊びを楽しんでいる姿を見て、SくんもSOちゃんも1人の世界での遊びから友だちとのやり取りや一緒の遊びが楽しくなってきたと感じます。安心できる担任がいる中、のびのびと遊んで活動範囲を自ら広げています。また、気持ちをまだ言葉にできない子どもの訴えに「〇〇だったの?」と気持ちを代弁すると、大きく頷き笑顔になる等、大人と気持ちが通じる喜びを感じている最中の「ちゃん。私たちは、おもちゃを”どーぞ”してくれた時などに「ありがとう」と言葉にして伝えるよう心がけています。この通じ合う、感謝される喜びが子どもたちの自己肯定感へとつながっていくよう、今後の保育生活の中でも心がけていきたいと思っています。

もうすぐ運動会!子どもたちの身体使いや可愛らしい姿を楽しみにしていてください!

うさぎぐみ

猛暑から一転だんだんと涼しくなり秋の訪れを感じます。お散歩中、「リーン!リーン!」と聞こえてくる秋の虫の声に耳を傾け「セミかな?」と興味津々聞き入る子どもたち。数か月前のセミ探しが楽しかった事を思い出しているようです。これからも秋の虫はもちろんドングリや落ち葉など秋ならではの自然に沢山触れていきたいです。

さて、友だちとの関係が少しずつできてきたものの、うさぎぐみの中で何人か、担任に甘えたくて抱っこやおんぶを求め遊びが途切れたりする姿がちらほらみられるようになりました。本来は活き活きと遊べる子たちなので主体的になってほしいと思い園全体でどのように対応したらいいか話し合いをしました。その結果、子どもの気持ちを受け止めることは大切ですが、まずは遊びの充実が大事と考え、おままごとコーナーはごっこ遊びが盛り上がる場所なので設定の仕方を工夫することにしました。今まではたくさんの子が遊べるように具材や調理道具などは何セットかごちゃごちゃと準備していましたが家の台所のようにシンプルにして、子どもたちがたくさん台所に来たら道を足していくようにしてみました。また、飽きないように食材や調理道具を入れ替えてみると遊びに変化がでてきたのです。本当にお母さんのように台所のまわりを忙しそうに動くAちゃん。レンジの中にお皿を入れて「チン!」と言ってテーブルに並べています。担任の膝に座って参加しているBくんに「どうぞ!」とご飯をつくって渡すと嬉しそうに受け取って食べる真似をするので、それを見た周りの友だちもどんどんご飯を作りBくんの周りにはごちそうがいっぱい。「おかわり?」「作るね!」とお母さんたちも大張り切り!また手を洗ったりお皿を拭いたり、家庭を再現しているようだなと微笑ましく思いながら見守っています。夢中になって取り組める環境にすると甘えや抱っこも減ってきたのでそれだけ環境の設定は子どもにとって大事なんですね。

また、ぱんだ組に対しては、夏祭りでみんなでお神輿を担ぐ姿やリズムで勢いよく走る姿に憧れの眼差しで見ているうさぎ組。時には、大人と遊ぶのではなく異年齢の力を借りて子どもだけの世界で遊びを見つけ楽しんでほしいと思っていたそんなある日、友だちとは遊ばず、担任の傍から離れないうさぎ組のCちゃん。遊びが見つからないのかな?と思い「どうしたの?」聞くと大人と「手を繋ぎたい」というので繋いでみても表情は晴れませんでした。その時、周りを見渡すと、完々気の合うぱんだ組のDちゃんがニコニコしているので「Dちゃんいるね」と声をかけると「Dちゃんとつなぐ!」と自分で気持ちを切り替えて向い手をつないで二人で歩きだしました。様子を見ていると、ぱんだ組のDちゃんがCちゃんの手を繋いでほしいという気持ちを受け止めてくれたので、Cちゃんは嬉しくなりだんだんと「車のろう!」「ツルツル(麺)食べよう!」と積極的に発信しクラスの根を超えた

やり取りが続いていき夕方の疲れも吹っ飛んだようで目が輝いていたんですよ。やっぱり子どもは子ども同士で遊び育つのが一番だと改めて思った担任です。また、楽しい雰囲気はただちにバクハツし他の子へと広がり同じように車を押す子どもたち。「明日も、またやりたい!」「〇〇ちゃんとあそびたい!」と子どもたちが思えるようなきっかけを作ることが大事だということを子どもたちの姿から学んだ担任です。

運動会が近づいてきましたね。運動会ごっこが盛り上がってきて入場曲の「さんぽ」の曲が聞こえると、お友だちを誘って手を繋ぎ楽しそうに歩いたり、低月齢の子どもたちもだんだんと”友だちと繋いで歩く楽しさ”を味わいニコニコ笑顔です!手を繋ぐのが嬉しい!という気持ちがでてくると散歩でも、いつもバギーに乗りたいEちゃんが、「〇〇ちゃんと手、つなぎたい」と誘って歩いていたのです。友だちと手をつなぐ楽しい経験が色々な場面でつながり仲間意識が芽生えたように感じます。運動会当日は、子どもたちが手を繋いで歩く姿をぜひご覧ください!

​ぱんだぐみ

暑かった残暑もようやく終わり、爽やかな風にいよいよ秋の訪れを感じられるようになりました。最近は荒馬やソーラン節、リズムなど音楽がかかると自然と体が動き出し、友達と顔を見合わせてキャッキャと盛り上がりながら楽しんでいるぱんだ組です!

今回は日頃の子どもたちのさまざまな様子をご紹介します!先日(9月中旬)の朝のこと。アスレチックコーナーとおままごとコーナーを設置していたところ、高月齢児の子を中心にお料理作りが始まり、それを見て「これ使ってる?」と近くで真似して作る子、出来上がったものが机に並び「これ◎

〇ちゃんのね!」と声をかけられて「これ、ハンバーグ?」「そうだよ、Aもつくろうか?」などと会話を楽しみながら一緒に食べていました。そばで食べたそうにしている子がいれば「〇〇くんもたべる?」「また食べたかったら冷蔵庫に入れとくから出てってね?(出してね)」→「うん!わかった」とどの子も本当によく周りを見ながら過ごしていました。廊下にアスレチックもあったので「ちょっと出掛けてくるね~」と動き出して浮島のようになったところを一人が飛び越えれば、それに締けとばかりにクラスのほかの子数人も飛び移りに挑戦!しばらくしてまた帰ってくると「〇〇ちゃん、こうやって赤ちゃんになって?(赤ちゃんみたいに)泣いてね?」とお家ごっこに展開!赤ちゃん役の子が泣き真似を始めると「ミルク持ってくるから!」とA君がはりきって取りに行き、待っている間にはBちゃんが背中をさすったり、抱きしめたりしてなだめていきます。実際のように抱き抱え、ミルクを飲ませ終わると「ねむいかな?お布団ひくね?」とさらにやりとりは続き、入念なマッサージをして寝かしつけまでする様子には、思わず笑ってしまった担任です(再現度が高い!)。

それと並行してちょうど同じ時間、別の場所では、「Dちゃん来たよ~!おはよー」と抱きしめてお出迎えするC君。ニコニコと2人で可愛らしいスキンシップをとっているな〜と思ってそのまま見ていると「D ちゃんこれ(朝の支度)できる?タオルはここね?」とさりげなくフォローしつつも「Dちゃんもアンパンマンのやつ(タオル)入ってる?」とこちらも会話ややりとりが次々に展開。Dちゃんの支度が終わると「Eちゃん~!まだやって(朝の支度)

ないよ~。忘れ物してたよ~。これする?」と気づいたC君。いつも「やだ〜(やりたくない)」と後回しにすることが多いEちゃんなのでどうかな〜と思っていたのですが、C 君が一緒に手伝ってくれると分かるとそろそろ水も飲みたくなったし・・・という感じでEちゃんも支度に向かい始めたのです。大人に言われる(指摘される)とイヤ!だし、気分が乗らないけど友だちから教えてもらったり、誘われるとやる気スイッチが入るという事が多くなってきた子ども達。まさに3歳頃に見られる姿で今年のぱんだ組もしっかりとした友達とのつながりや絆ができたのだなと喜びを感じられた瞬間でした。

また9月はお月見の会に向けた準備で子ども達と飾る旬の食材をスーパーへお買い物に行きました。前もって3グループ毎に担当食材を決めて出掛け、店内で「こっちかな?」「あと買うのなんだっけ?」と各グループ友達と力を合わせてお店で食材を探してレジへ持って行き、買った商品はそれぞれのリュックに入れて歩いて持ち帰ってきました。又、お供えのお月見団子とおやつで食べるお月見団子も自分たちで丸めて作りました。こうした活動を通してみんなで協力してやり遂げる達成感やおひさま保育園みんなの為にぱんだ組として役割を担う喜びや誇りがいまの姿に繋がっているのだろうなと思います。クラスの中では低月齢児の子も異年齢児と過ごす中でこれまで以上に年下の子へ目が向くことが増え、「これ(触ると危ないから)だめよ」と気にかけてずっと側について様子をみていたり、小さい子がおもちやを取り合っていると「こっちにあるよ、はい!」と声をかけてくれる姿も多く見られるようになりました。一人ひとりの中に少しずつ一人前意識、年上意識が育まれているのですね。時に上手くいかないこともあるけれどすぐに大人が助け舟を出してしまうのではなく子ども同士でサポートし合う事を大切にしたり、どうしたらいいのかをその都度子ども自身がじっくりと考える事を大人がサポートしながら、また次につなげて成功体験へと結び付けていく事でそれぞれの自信や自己肯定感が高まるようにしていきたいと思っています。

今月はいよいよ運動会がありますね!子ども同士の結びつきや今年のばんだ組らしい勢いの良さを感じてもらえたら嬉しいです。

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