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​ぱんだぐみ

新年度がスタートして一ヶ月、新しい環境にも慣れ、ぱんだ組生活を楽しんでいる子どもたち。進級した日から「○○はぱんだ組!」と元気に話す姿やロッカーなどの場所が変わり一緒に確認すると自分のマークを探して“あった!”と進級を喜んでいる様子でした。おひさまの中では年長のクラスになり活動量が増えたり、“ぱんだ組だから”とはりきって頑張る一方で「抱っこして~!」と甘えたりするので我慢しないでありのままの自分を出し切り安心して自分を表現して過ごしているなと感じています。どんな思いも受けとめながらぱんだ組として自信を持って一人ひとりが友だちと元気いっぱい過ごせるよう努めていきたいと思います。

 新しい環境にも慣れていくためにお散歩はうさぎ組の時からなじみの浄真寺やいつも見ていた野菜を栽培している畑に行ったりして、ゆったりと過ごしていました。ある日、自然がいっぱいの浄真寺に行くと他園の人から池におたまじゃくしがいるよと教えてもらい、生き物大好きなぱんだ組なので観察にはもってこいの教材と思い皆で見にいってみると、池にたくさんのおたまじゃくしを発見!子どもたちも“いるよ!“おたまじゃくし!”と大喜び!大量に泳ぐおたまじゃくしに釘付けでじーっと観察したり、できるだけ近くで見ようと寝そべって池の水面すれすれに顔を出し覗き込み夢中な子どもたちです。何度か通うと案の定おたまじゃくしに足が生えていたり、変化や成長を見ることができて「泳いでるね」と生き物の命を感じたり、「足が生えてるね。カエルになる準備かな」と考えたりする機会になり心豊かに遊んでいます。また、その池の近くではたくさんのたんぽぽの綿毛を発見し、自分たちで「ふーっ!」と吹いて飛ばしたり、摘んだ綿毛を友だちに差し出して「(吹いて)いーよー」と言って友だちと一緒に飛ばすのをおもしろがっていて、その光景はなんだか大人も童心に返ってやってみたくなる程です。先日ねこじゃらし公園で見つけたおたまじゃくしをすくって虫かごに入れて帰ってきたので、かつお節の餌やりや観察など楽しみながらカエルにかえるまでみんなで見守っていきたいと思います。
 それから、うさぎ組の時から食育の一環として取り組んできた野菜作り。ぱんだ組になり昨年の経験をもとにして担任としてはさらに力を入れて野菜の栽培をスタートしました!まずは栽培する野菜決めから!何の野菜を育てようかと子どもたちと相談し、野菜の候補をイラストで見ながらどれがいい?と聞くと「これ!これがいい!」「〇〇ちゃんはじゃがいも!」と興味津々で答え、今回は大根、ラディッシュ、じゃがいも、ナス、オクラ、枝豆を選び盛り沢山の野菜を育てることになりました。自分たちで野菜を決めて取り組むことで関心も高まっているぱんだ組です。大変な作業は最初の土作り、園庭で保育者がプランターや土など用意し準備しているとその様子を横目に今かいまかと待ち遠しそうに遊んでいて、「準備できたよ」と呼ばれると“待ってました”と向かっていき、小さい種を一つずつつまんで土にまいたり、苗を優しく持って土に置いたりと大事そうに取り組む姿がありました。順番を待っている周りの友だちもその真剣な姿を見守っていてみんなで野菜作りをすることでぱんだ組の一体感を感じられる活動になってよかったなぁと思います。野菜の栽培を通して野菜の育ちや実りを友だちや保育者と一緒に喜び、食べる意欲につなげていけるようにクッキングなども取り入れていきたいと思っています。そうそう、種まきの時のこんな微笑ましいエピソードも・・・土を準備している担任と他の担任が「何か手伝いますか?」「じゃぁ苗を持ってきて~」「分かりました!」というやりとりをしていました。苗を受け取った担任が「助かる~」と独り言のように話すとそれを近くで聞いていたAちゃんが不思議そうな顔で「助かるの?」と聞きました。担任が「助かるよ~腰を使って疲れちゃってたから手伝ってもらって助かった~」と答えるとAちゃんもへぇ~という感じで「Aも手伝うよ!」と頼もしい言葉をかけてくれました。担任もそんな優しい言葉をかけてくれるの~!と疲れも吹っ飛んだものです。子どもは大人同士のやりとりをよく聞りたり見たりして言葉とその意味が一致していくのだなとAちゃんの心の発達ぶりに感心しました。大人は子どもたちの手本となるようにいようと改めて思います。Aちゃんの気遣うような優しい言葉に癒されたぱんだ組担任でした。これから一年子どもたちの心や身体の成長を保護者の方々と伝えあいながら一日一日を大事に過ごしていきたいと思います。

​うさぎぐみ

 うさぎ組は進級児5人、新入園児4人の9名でスタート!5月には1名のおひさまっこを迎え定員10名になります。新入園児は家庭から離れて新しい環境なので子どもたちの気持ちを受け止めながら好きなこと、ワクワクするような遊びや取り組みを見つけておひさまでの生活の面白さを1日も早く感じるように、そして進級児と一緒に仲間意識が高まっていくように過ごしていきたいと思います。

 4月の初めは新入園児は初めて保護者と離れての生活で大泣きでしたが散歩に出ると外の空気に触れると気持ちが落ち着き、線路沿いで大好きな電車を見たり、環八まで行って車を見ると「カンカン!」「おおきいー」と感動を表現する子や、指差しして「はたらくくるま」の歌詞に出てくる「カーキャリア」や「ゴミ収集車」などを発見。とにかく慣れるまでは散歩で電車と車を毎日見に行くようにすると子どもたちも散歩が楽しみの一つになり、部屋の扉を開けると一日の流れの見通しがわかったようでさっと部屋を出て階段に向かっています。そして楽しいことの発見でいつの間にか保護者との別れも大泣きすることがなくなっているので日に日に園が楽しい場所と感じているようです。

 一方で進級児はしっかり一日のリズムができているので新入園児が落ち着くまではぱんだぐみと一緒に散歩へ行き落ち着いて遊べるようにしました。ひよこぐみからの積み重ねがあるので食事への意欲も満々で手づかみで自分で食べすすむ姿は新入園児の子も”一緒に食べよう!”と感じたと思います。

ですが主に持ち上がりの担任ができるだけ活動の中心になって安心できるようにしたり、”〇〇したい!”という思いが出た時はとにかく受け止め、散歩や遊び、食事などの時間に”嬉しい!楽しい!おいしい!”という気持ちの発信を丁寧に受け止め共有することで、お気に入りのTシャツの柄を見せにきたり、同じおひさまTシャツを着ていると「いっしょ!」「仲間だね!」と共感しながら徐々に信頼関係ができているのを感じて嬉しい気持ちの担任です。高月齢チームは体力もついてきているせいかお昼寝に入っても寝付くのが遅くなったり浅くなる姿がありました。なので「しっかり体を使って食事も睡眠もたくさん摂ろう大作戦!」として靴を履いて歩くようにしましたすると歩いての散歩をした初日からよく食べ、そしてお昼寝も早く寝てぐっすり!深く眠れているので夕方の活動も生き生きしています!歩く散歩も楽しみの一つになり一石二鳥!効果は絶大ですね!

 慣らし保育も終わり、お昼寝をするようになってからはてんやわんやの毎日!新入園児は初めてのお昼寝を大泣きで嫌がり、眠ったかと思ったらすぐに別の子が泣いて起きたりと落ち着いた時間がなかなか作れず、夕方も眠そうにする姿が見られました。睡眠は大切なので一日でも早くゆったり眠れるようにしたいと思い、他の保育者とも協力しながら子どもたちが眠くなったタイミングでおんぶや抱っこを実行するとおくるみのようにお布団と一緒に横抱っこしたり、お気に入りの歌を歌うと落ち着いて眠るなどそれぞれの入眠しやすいパターンが出てきて対応すると泣くことはだいぶ少なくなりました。また、早く起きてもバギーで、電車を見に行って気分転換するなど色々と工夫してお昼寝の時間を過ごしています。最近では2時間以上ぐっすり眠り、夕方も笑顔で生き生きと過ごす姿が出てきました!保育園が安心して過ごせる空間になってきていることが保護者も安心だし嬉しい担任です。

 新生活が始まったばかりですが、園庭に出れば水や泥んこで汚れを気にすることなく遊び、部屋では体操を始めると踊ったり体を揺らしてリズムをとるなどクラスのブームが出てきていることに驚いています。それだけ園の生活にワクワクしているということですね!子どもたちの期待に応えて行けるように今後もどんどんみんなが好きなことを見つけて実践していきたいと思います!暑くなってくるのでまずは泥んことお水遊びを満喫したいと思います!洗濯物が増えると思いますがご協力よろしくお願いします。

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