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​うさぎぐみ

9月は夏の暑さも残りましたが日が落ちるのも少しずつ早くなり、朝晩の涼しい風や虫の声で秋の訪れを感じられたひと月となりましたね。うさぎ組には新たに2名の新入園児が加わり、全10名となりました!クラスは初めましての日からとっても歓迎ムード!! “よろしく~!”というように近づいて身振り手振りであいさつをしたり、顔を覗いて目が合うとにっこりしたりと積極的にコミュニケーションをとっていく子どもたち。登園後には体操をする機会も増え、音楽がかかるとそれぞれお気に入りの曲で子ども同士で誘い合って手をつないで歩いたり、『エイ、エイ、オー』というフレーズをみんなで言ったりしながら楽しそうに体を動かしていました。そんな雰囲気もあってか、最初は緊張していた2人もすぐに楽しそうに遊ぶクラスの輪に吸い込まれるように加わって遊んでいました。今ではすっかり園生活や友達にも慣れて、もっと前から通っていたかのように思えるほど溶け込んでいます!2人の適応力の高さにも驚きです!今月は初旬から手足口病も大流行。体調不良でなかなか登園できない子もいました。そんな裏側では「○○ちゃん、いないね~」とお休みのお友達の名前を口にするシーンがよくあり、久しぶりに再会できた日にはみんなで大喜び!朝から「きゃー!」「あはははっ!」という声が上がって抱きついたり、体にタッチしてみたり、部屋から廊下をぞろぞろと列をなして行ったり来たりの追いかけっこが盛り上がっていました。そんな光景を見る度に素敵な友達関係だなぁと心温まっていた担任です。
 月の後半頃からはおままごとに火が付き、今もおままごと遊びが部屋狭しと広がってきています。包丁やまな板、コンロなどの道具も登場!よりリアルに楽しめる環境が整うことで子どもたちもイメージを膨らませ、又ぱんだぐみとも一緒に遊んでいるのでどうやって道具を使っているのか等を見て遊び方を真似しながら楽しんでいます。ある日には「これ、○〇ちゃん(自分の名前)の?」「〇〇ちゃん(自分の名前)もおにぎりほしいー」と言う子が。友だちに聞こえていない様子だったので保育者が「Aちゃんもこれがほしいって言ってるよ」と作っている子に伝えると「はーい!」という返事とともに友だちの分の焼きおにぎりも出てきて、みんなで並んで嬉しそうに一緒に食べる姿に繋がっていきました。このように遊びを通して子ども同士がつながり、“嬉しい”“楽しい”をたくさん共有してみんなの仲が深まっていくといいなと思っています。
 他にも生活の中でいろんなことに楽しみながら向かう姿が出てきています!大人がやっていることをやってみたくて、園庭で遊んで汚れた服をじゃぶじゃぶと洗ったり、食べ終わった食器をワゴンまで運んで下膳する子も。又、自分で靴が履きたいのに誰かが靴に触れて手伝おうすると怒るなど自己主張もますます強くなってきていますね。それぞれのやってみたい気持ちを尊重して、危険がなければ任せて見守るようにしています!そんな中でイヤイヤ期にも拍車がかかってきており、“今はそれしたくない!”という気持ちなどから「いやだ!いやだ!」という言葉ではっきりと伝える子ども達です。例えば午睡の時間、園では子どもが集中して遊んでいる時には声をかけず、遊びがひと段落ついたのを見計らってから「そろそろ寝ようか。起きたらまた続きやろうね!」と声をかけるようにしています。すると“もう少しあそびたいな~”と思いながらも次第に気持ちを切り替えて布団へと向かう姿があります。お家ではどうでしょうか。
いろいろと出来ることが増えていくと“いつもやってるんだから(自分でできるんだから)やってね!”と思ってしまいがちですが、そこは気持ちに波があるのが1歳児。いつもいつもは頑張れない。甘えたい時もあります。体調を崩す前兆でグズグズしていることも。おひさまでも時々「抱っこしてー!」と言って求めてくることがあります。そこで気持ちを受け止めていくことで心が満たされ、満足するとまた次の事へと自分から向かっていっています。担任としていつでも子どもの気持ちに寄り添える存在でありたいなと思っています。
 現在、季節の変わり目で体調を崩しがちな子が多くいますが、この10月で今年度の折り返しを迎えます。まずは生活リズムを整え、睡眠、休息もしっかりとることでここを乗り切り、下半期も元気にスタートを切って楽しく過ごしていこう!!

ぱんだぐみ

この頃はセミの「ミーンミーンミーン」から、スズムシの「リンリンリン」へと主役がバトンタッチしました。澄んだ空気の中で、子どもたちは元気いっぱいに遊んでいます。
先日ぱんだ組同士でこんな場面がありました。車を走らせる☆くんに「(これは)〇〇ちゃん(うさぎ組)が使ってるでしょ」と怒りながら伝えている□くん。どうやら□くんは、☆くんに「車返しなよ」と訴えていたようなのです。その一部始終を見ていた保育士が言うには「最初は☆くんが使っていたけど少しの間車から離れたところでRちゃんが使っていた」とのことなので☆くんにしてみればぼくが使ってた!、□くんにしてみればRちゃんが使ってたでしょとお互いに正義感!炸裂!子どもたちは遊びながら友だちのこともよく見ているものですね。「そっか、Rちゃん使っていたんだね」と□くんに伝えつつ、「これはRちゃんが使う前に☆くんが作って遊んでいたものみたい。だから☆くんに使わせてね」と話してみると口をへの字に曲げ、”Rちゃんが使ってたもん“と言いたいような表情でした。□くんはRちゃんが遊んでいる場面を見ていたので友だちのためにしてくれたこともよく分かります。「Rちゃん使ってたもんね」と保育者も共感していると、□くんも自分の主張を分かってくれてたと感じたようで“まあいっか”と再び遊び始める□くんでした。
今までは自分のおもちゃを守ることに執着して取り合いをする姿だったのが友だちに目が向いて友だちのことを考える姿に変わり、ぱんだ組らしく成長しているな!と感慨深い思いです。また、遊びもどんどん成長し、ブロックでいろんなものを組み立て見事に大作を作り上げる子どもたち。帰るときにこわすのはもったいなて
「とっておく」とこどもたちが明日遊ぶために作品やかばんなどを棚の上におきます。そのまま数日置きっぱなしになることもあるので、折を見て片付けますがうっかり保育者が片付けてしまうと「どこいった?」と真剣に探す姿も時々あり、片付けるタイミングや見極めも難しいです!保護者の方に見てもらえず残念ですが部屋や廊下の棚の上は毎日ぱんだ組のブロックの作品がたくさん並んでいるのですよ。子どもたちの“昨日の続きをしたい!これが必要なんだ!”という気持ちも大事にして子どもたちがやりたいことを満足できるように心がけたいです。おしゃべりがますます上手になり、遊びの中でも保育者や友だちとやりとりをしながらおばけごっこやお医者さんごっこなどを楽しんでいるぱんだ組。この頃は『虫たちの大ぼうけん』とい紙芝居を楽しんでいて物語のイメージを共有しながら遊ぶ姿がたくさん見られます。その物語は子どもたちみんなであおむしをアゲハ蝶に育て、そしてその蝶々から手紙が来て、蝶々に会いに子どもたちが探検に出る....というおはなしです。ある日、公園の中に小さなとび石があり、その石から石に乗って落ちないように渡って遊ぶAくんがいました。物語の中にも子どもたちがザリガニに食べられないように落ちないように橋を渡って進んでいく場面があったので、保育者が「Aくん、ザリガニに食べられないように気をつけてね!」と声をかけるとニコニコ微笑みながら慎重に渡り続けるAくんでした。そして、保育者も一緒に渡って遊んでいるとその様子ややりとりに気づいた周りの友だちも橋渡りに続々と参加!Bちゃんは「落ちないからザリガニ食べられないよ~!」と笑って余裕です。そこで今度は保育者がザリガニ役に変身し、「池に落ちた子は食べてやろう~」と獲物を狙うように言うと「キャーアハハ!」とみんなで盛り上がり、「落ちないよー!」と笑いながらも一生懸命渡り切る姿があったり、バランスを崩して地面に足を着いてしまいザリガニ保育者が「ムシャムシャ~!」と食べると「アハハー!」と大笑いの子どもたちでした。ザリガニの登場でドキドキ感やワクワク感も増した様子の子どもたち。設定やイメージがあるとなにげな石もさらにおもしろいくなるものですね。紙芝居からイメージを想像し遊びに繋げていく姿は自分の発想力や想像力を発揮して遊び込んでいく子どもらしい姿だなと思い、この物語を楽しんでいる子どもたちはイキイキしていて楽しさが担任も伝わり、大人も子どもも満足したひと時でした。先月は実際に青虫を育てアゲハ蝶になった姿を見届けてから子どもたちの中で紙芝居との物語とリンクしているようで、実際にみたり、感じたりする経験も大切だなと思いました。『虫たちの大ぼうけん』の最後は捕まってしまったアゲハ蝶を助けるための蜘蛛の親分との対決もあり、Cくんは紙芝居のお話を聞きながら、「くもの親分やっつける!」と意気込み、かっこいい姿も見られます!運動会ではそんな姿が披露できるといいな、、、!?運動会までは「できた。できない。」ではなく、それまでの過程を大事に楽しみながら過ごしていきたいと思います。

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