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​うさぎぐみ

  今月は夏祭りがありました。パンダさんがお手製のお神輿を担いで登場したのですが、そのかっこいい姿に圧倒されるように見とれていたうさぎぐみです。相当印象的だったようで後日、お風呂マットを神輿に見立てて、みんなで担いで回る姿がありました。パンダさんはみんなの憧れとなっていることでしょう。来年が楽しみですね。もう一つとても喜んだのは、梅ジュース。当日は梅ジュースだけでなく、かき氷にかけて食べました。味もすっかり気に入り、おかわりも続出でした!まだ残っているので汗をたくさん掻いた日に飲んで暑さを吹きとばそうと思います。

今年の夏は蒸し暑い日が続いていますが大きく体調を崩すこともなく、子どもたちは毎日のように水遊びをしながらこの暑さにも負けずに過ごしています。それはやはり、できるだけ規則正しい生活を家庭や園で心がけているからだと思います。最近のおひさまでは今年の異常とも言える暑さでは熱中症の危険があるため、室内遊び+泥水あそび+プール(7/25からスタート)が日課になっています。繰り返しの中で以前は水がかかるとびっくりして泣いていた子も今ではシャワーの雨が頭からかかったり、ホースから飛び出す水に手をかざして飛び散る水しぶきが不意に当たっても楽しめるようになってきました。また冷たい水の心地よさも感じ、笑顔もはじけています!心も体も開放して思い切り発散した日は本当にお昼寝もよく寝ていますよ。食欲も落とさずにモリモリ食べて元気いっぱい!丈夫な体をつくっていきたいですね!夏野菜は火照った体を冷やしてくれるのでうまく食事に取り入れて暑い夏をみんなで乗り越えていきましょう!!

  心が開けてくると子どもたちの「~がしたい」「~が欲しい」「~はヤダ」といった意思や主張も比例するように爆発的に出てきます。これも今の時期の成長には欠かせないものです。気持ちを思い切り出すのは悪いことではありません。うさぎぐみでも以前にも増して主張や上手くいかないことがあると声を大にして出すようになったと感じる日々です。ご家庭でも思い当たる節が少なからずあるのではないでしょうか。子どもの言葉にも耳を傾けて受け止めつつ、どうしても思い(例:“夜遅いのに寝たくない”)に応えられない時は大人も真剣に気持ちや理由を伝えて納得できる落とし所を見つけていけるといいですね。

さて、時に物の取り合いなどから友だちともぶつかり合うこともあるけれど、やっぱりクラスの友だちは大好きで気になる存在!!

おひさまでの日常の生活や遊びの中で友達との交流が楽しいようで関わり合う姿が増えてきています。今リズムでは友達と複数人で手をつなぐことや2人組で向かい合った状態で手をつないで座りお舟のように前後にギッタンバッコンと揺れることを楽しむ姿などをよく見かけるようになりました。ある日、私がそれまでは比較的座ってリズム見ることが多かったAちゃんに「一緒にやる?」と声をかけて手を差し伸べた時のこと。Aちゃんは「ううん」と返事をしてスタスタと私を通り過ぎ、他の子と手をつないで参加しているBちゃんのそばへ。すると、それに気付いたBちゃんがニコニコともう一方の手を差し出してAちゃんも一緒に手をつなぐことができました。それが嬉しかったAちゃんは、その後もBちゃんの近くで一緒にリズムに参加して楽しんでいました。そんな様子を見て、“私たち保育士から巣立ち、仲良しの友達と一緒に遊びたい気持ちに変化してきているんだ!”と気づかされました。Aちゃんにはまるで“今は大人じゃなくて大丈夫!”と言われているようでリズム中のあの瞬間、何を思ってじっと見つめていたのか心の内に気付いてあげられなかった自分を反省しました。いつまでも大人の手の中にいるわけではない子どもたちなので友だちとの関係性が築かれていく中で少しずつ(部分的)にではあるけれど大人の手から離れていく姿を尊重して大事に見守っていきたいと心にとめた出来事となりました。それからはすぐに大人から誘うのではなく、その子自身がどう動くのかを待って見守るようにすると、AちゃんBちゃんだけでなく、C君とD君、EちゃんとFちゃんというように他の子も友だち同士で誘い合う姿が見られるように。色んな場面で友だちの輪が広がってきています。

  さらに最近は他のクラスの子にも関心が湧いてきている様子があります。これからは子どもたちの関係がより深まるのを近くで後押ししつつ、ちょうどこの夏、テラスや室内で一緒に過ごす機会が増えるので有意義な異年齢保育の時間を作っていきたいと思います!!

ぱんだぐみ

 暑さが続いていますが、空を見上げると青空が広がっており、白い雲とのコントラストがとても美しいです。お日様も眩しいですが、子どもたちの笑顔もとても眩しいです。

 先月はみんなで夏祭りの行事を楽しみました。夏に向かっていく中で何かみんなで一緒に楽しいことに取り組みたい、夏祭りで楽しい思い出を作れたらいいなという思いからぱんだぐみでお神輿を担ごうと決めました。しかし、子ども達はコロナ禍でお祭りもお神輿も本物をみたことがない!そこで“おみこしって何だろう?”と関心を持つため本(図鑑)を持ってきて夏祭りのページを一緒に読んでみることにしました。お神輿の絵を見て、「鳥だ!」と神輿のてっぺんについている鳳凰(不老不死の鳥)がいることに気付いたり、お神輿の担いでいる人の格好を見て「これはハッピっていうんだよ」と保育者と話しをしたりしながら少しずつお祭りへの気持ちを高めてきました。

夏祭りで子ども達が担ぐお神輿は「自分たちの神輿」と愛着を持ってもらいたいなと思い子ども達と一緒に作ることにしました。土台の部分は大人で作り、壁面の部分は子ども達が筆や手を使って思い思いに絵の具で色付けをしました。装飾の部分は「どんな形の飾りをつけたい?」とお神輿を前にみんなで考えると「とりがいい!」とAくん。本で見た鳳凰を思い出したのでしょうか。Aくんのイメージしているものを形にできたらいいなと思い、鳥の絵を描いて切り取り、Aくんに貼ってもらいました。他にも星や月のマークも貼りたいとリクエストがありみんなで貼ってにぎやかになり、ついにぱんだぐみのお神輿が完成しました!「できたね!」と拍手をして子ども達とみんなで完成を喜びあいました!子どもたちが自分の思いで“こうしたい”と決定したり、“これにしよう”と選んでいく姿があり、みんなで参加してお祭りを盛上げていく過程を大切にできて嬉しかったです。その後完成したお神輿をさっそく担いでみることに・・・気分を盛り上げるためにおそろいのハッピとハチマキをすると気合も十分!まず担任が担ぎ方を伝えると真剣に話を聞いて取り組む子ども達、そんなかっこいいぱんだぐみを見てうさぎぐみは憧れの眼差しでした。そしていよいよ夏祭りの当日!部屋の中を練り歩き、みんなに応援してもらい「いってきまーす」と園の外にも行ってきました。道路を歩くため、職員も増員して少しドキドキしながら出かけましたがお神輿をかついで歩く姿がみんなとっても真面目でかっこいいのです!誰一人手を離さずしっかりお神輿を持って支えていました。そんな姿を見て、みんなの心が一つになったようで子ども達と作り上げてこれてよかったなと嬉しく思うと共に子ども達みんなの素敵な姿に感動しました。この姿を保護者の方にも是非見てもらいたく運動会でも担ぎたいと思っています。お神輿は神が宿り災難や穢れを吸収して清めたり人々の願いを聞き入れたりするために行われるということなので、おひさまの年長さんとしてみんなの思いをお神輿に込めていけたらいいなと思います。

 お神輿の取り組みを通し、子ども達と一緒に考えたり、共有することの楽しさや大切さを改めて感じることができた担任です。先日、他のクラスの職員が何気ない遊びの中でおおかみ役になり、三匹のこぶたごっこをはじめると鉄棒とトンネルで作った家に隠れる子ども達。しかし3匹のこぶたの本を読んだことがなかったので話がわからず子ども達はニコニコ笑っていたのですが、おおかみの勢いにどうにかしようと考えたようで、「まめをぶつけたらいいんだ!」「くさいさかなだ!」と子供同士で意見を出し合って応戦する姿がありました。節分を思い出してやっつける方法を思いついたなんてすごい!と思いました。子ども達にはいろいろな力が秘められていますね。そんな思いをどんどん引き出していけるように子どもたちに投げかけていこうと思います!

 いろいろなことを経験してどんどん逞しく成長しているぱんだぐみです。毎日の水あそびで心も体も鍛錬して暑い夏を乗り越えていきます。

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