ひよこぐみ
新年度が始まりましたね。ひよこ組は、2人が去年度より在籍で、1人新しい仲間が増え3人でスタートしました!担任は前年度と変わりませんが保育士の人数に余裕があるので、1人はうさぎ組に進級した子が慣れるまでサポートに回っており、また今まで一緒に過ごしていた3人の子がうさぎ組に進級し部屋にいなくなったことで、ひよこ組の子どもたちも変化を感じていました。一緒に過ごす保育者や仲間も変わったこと。最初はあまり接してこなかった保育者に人見知りして泣いていましたが、去年から一緒に居て安心できる保育者がいる環境の中で少しずつ慣れ、笑顔で関わる姿も見られるようになりました。また、1人が泣くと他の子も不安になってしまう姿もあったので、保育者はあまりあちこち動かずに落ち着いて関わり、安心して過ごせるように意識してきたことで、徐々に抱っこから離れて自分で遊びに向かう姿が増えていきます。
◇ちゃんは、夕方2階に遊びに行った時、今まで一緒にいた進級組の子たちを見つけて、ぱあっ!と顔が明るくなり(みんなここにいたのね!)、嬉しそうに遊びに向かっていきました。また園庭で進級組の子がいると今まで一緒に過ごしてきた子たちなので安心して伸び伸びと遊ぶ姿もありました。一緒に生活していた仲間のことをちゃんと覚えているのですね。うさぎ組が低月齢の子が多いので今後も一緒に遊ぶ機会を作り、今まで仲良くしていた友達と過ごす時間も大切にしたいと思います。
新しく仲間入りした☆ちゃんは、好奇心旺盛で目を輝かせてあちこち高速ずり這いで探索し、その姿に保育者が拍手すると反応してずり這いの途中で振り返り、片手でお尻をペンペン!と叩いて一緒に拍手。その様子がとてもコミカルで可愛らしく、笑ってしまいました。そんな活発な☆ちゃんはお友達にも興味津々で自分からどんどん向かって行きます。向かってこられた、△くんは「誰?!」とびっくり。今までいた人と初めて会う人がしっかり分かっているのですね。興味はあるので、声をあげたり、触ったりして様子を見ていました。保育者が「いいこいいこね」と頭をなでる等関わり方を見せて伝えたり、一緒に毎日生活する中で、少しずつ同じ空間で過ごすことに慣れてきました。
今では寝ている子の所に1人が起こしにいくとそれを見たもう1人が後を追っていき、食事では1人が椅子に立ち上がるとみんなが立ち上がるなど3人一緒のところに集まったりまねっこする姿もあります。お友達に興味をもってよく見ている証拠ですね!
お友達の遊びもよく見ているので、「その玩具、面白そう!ほしい~!」と手を伸ばし、取り合いもしょっちゅうです。玩具を引っ張ったり、握って離さなかったり、喃語で「あ!うー」(ちょうだい!、私の!)と自分の気持ちを身振りや表情、喃語で表現しています。保育者は、爪が当たったりして怪我などしないようにだけ気をつけ、今日はどんな風に自分の気持ちを表現するのか、相手の言動に対してどんな風に返すのかなと楽しみながら見守っています。新しいお友達も月齢が近いこともあってか、全然物怖じせず対等にやっていますよ!すでに、新しい環境で自分の気持ちが出せているのは、安心できている証拠でもあるので嬉しく思います。
今担当に少しずつ慣れてきた所なので、保育者との信頼関係作りの為に、まずは生活や遊びの中で、子どもひとり1人の興味関心を探って見つけ、保育者も一緒に楽しんだり、その子の気持ちを受け止めていきます。その中で【この人と〇〇をするのが楽しいな!】【この人は自分の気持ちを受け止めてくれた】とその子と保育者との思い出(絆)を1つずつ作って積み重ねていき、ゆくゆくは【この人と〇〇をするのが楽しい】→【この人といると楽しい、嬉しい、心地がいい】→【この人が好き(安心拠点、信頼)】となる関係を作り、この関係を基盤にして伸び伸びと世界を広げていってほしいです。
うさぎぐみ
うさぎぐみは進級児4人、新入園児4人の8人でスタート!新入園児は初めての新しい環境が不安で泣いている子もいたのですが、それを見た進級児は笑いかけたり頭を撫でたり、抱きしめたりと”ようこそおひさまへ!”というような歓迎ムード!進級児の楽しんでいる雰囲気を感じてか、4月の半ばには泣いても気持ちをすぐに切り替えて遊びに向かう子が増えました。まだまだ不安なことも多いと思いますが、少しずつその子のペースで慣れていったらいいなと思っています。
そんな今年のうさぎぐみは外遊びが大好き!線路沿いや公園でお花や大量のてんとう虫を観察したり触れるなど自然への興味もありますがある日の散歩後、園庭の泥んこ遊びを取り入れてみるとみんないい笑顔!もっと楽しみたいと思い早速次の日、散歩は短めにしてゆっくり泥んこ遊びをできる時間を作りました。泥んこは子どもは大好きで心が解放され発散される遊びです!進級児はいつもの様子で水が入った容器の隣に座ってまず、水面を叩いたりカップですくったり水に触れています(これは恒例です)。新入園児のAちゃんも外遊びが好きだったようで自然と砂場へ行き、穴掘りしたり山を作って夢中で遊ぶ姿がありました!それを遠目で見ていた新入園のBちゃんも楽しそうな雰囲気に誘われるように泥んこデビュー。手をのばしたり泥を握ったり、叩いたり感触を楽しんでいました。おんぶだったCくんは前日担任の背中越しにみんなをじーっと見ていたのでおんぶのままの状態で泥を手渡してみると握ったり揉んだりしていたので泥の魅力を感じれたようでした。なので次の日はすぐに遊びに旅立てるようにまずは担任の膝の上でみんなが遊んでいる様子を見ていることにしました。みんながそれぞれの遊びに落ち着いた頃になると自ら砂やおもちゃなどを興味深く見たり触ったりして遊び始め、気がつけば全員泥や砂で楽しみあっという間にご飯の時間です。食事の時間もいい笑顔!充実した証拠ですね。どの子も楽しい時間を過ごせたのでこれからもたくさん泥んこ遊びを取り入れていきたいと思います。
また、ある日のことです。少しずつ周りに関心を持つようになってきたAちゃんとDちゃん、4人乗りの座るバギーの中でたまたま向かい合わせになりました。持ち手のところを巡って手がぶつかりお互い”手が当たっちゃうなぁ”というどうしよう?と困った表情。そこで担任が「手が当たったの?タッチ(ハイタッチ)だね!」と言うとニコッと笑いその後二人で右手に左手に何度もハイタッチ!足がぶつかった時も「足でもタッチできたね!」というともっと嬉しくなったAちゃんが別の友達にタッチをしたりと楽しんでいました。”タッチ”という二人が好きなことを言葉にしただけで遊びに発展!どんな状況でも遊びに変えてしまう子どもの力をあらためて感じ、園の生活の中でたくさんそんな姿が見れるようなクラスにしていきたいと思いました。これからどんな遊びが盛り上がり、友だちとの関わりが出てくるのか担任も一緒に楽しみながら子どもたちの世界を広げていくお手伝いができたらいいな!と思います!これから子どもたちのエピソードをたくさん紹介していきますね!