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​ひよこぐみ

ひよこ組では今年の目標として“たくさん水遊びをする”ということを掲げていました。『水が子どもを育てる』ともいわれる程、水遊びは子どもの成長にとって欠かせません。夏を終えて秋になると子どもの顔つきがお兄さんお姉さんになるのは、存分な水遊びのおかげではないでしょうか。何故水遊びがいいのかというと、刺激です。皮膚に水が当たり、その刺激が脳へ伝達され、脳が育っていくのです。特に手は突き出た大脳と言われています。水道の蛇口をひねると、どの子も手を伸ばし手のひらに流水を当てて触ります。(ぜひ試しにやってみてください)自分に必要なことだと分かっており本能で自然と向かうのです。子どもは賢いですね。また、皮膚を刺激することによって自律神経を調節できるようになり免疫力も上がり、身体が丈夫になるので増々重要です!
去年からひよこ組にいる子(2年目)が水、砂、泥の感触遊びを楽しんでいる姿を見て、今年入園した子も春から比較的抵抗なく感触遊び(水砂泥)を楽しんでいたこと、月齢が高い子が多いこともあり、この夏はプールにも入ってみることにしました!(家庭用ビニールプールなので水嵩は子どもの膝下くらいまでです)最初は誰も入っていかなかったのですが、保育者やうさぎ組の子が入っているのを見ると自ら入っていくようになりました。そこで大好きなリズムの“うさぎ”を口ピアノに合わせて飛び跳ねたり、足踏みをして水しぶきの感触を存分に楽しみました。歌い終わると「ん!ん!」と足踏みし、もう一回歌って!とリクエスト。又、保育者が子どもの脇を抱えて歌に合わせてゆらゆらし、全身で水面を撫でるようにしたり、大きく揺らし水しぶきを沢山浴びました。そのようにプールの中で触れ合い遊びをしながらだと上半身も水に触れることができ、普段大きな声を出さないA ちゃんも「キャキャキャキャ」と歓声をあげ満面の笑みが見られ、心身が開放されているようでした。プールの横にはタライコーナーもあり自分のタイミングで自由に行き来しています。タライコーナーではジョウロやバケツなど道具を使っての水遊び。水を汲んでジャーっと流すのが面白いようで何度も繰り返していました。保育者が空のバケツを近くにそっと置くとそちらにジャーっと移し替え遊びが始まります。移し替える動作も水が溜まっていくのも変化がさらに面白い!そのうちに遠くの空バケツやカップを見つけると急ぎ足で水を運び、ジャーっと流し入れ達成感!各々自分の遊びに集中し一人遊びを満喫しています!8月後半で少し涼しくなった時、水遊び用のシートを外して久しぶりに砂遊びをしました。しばらく水のみで思いきり遊んでいたので久しぶりの砂に子どもたちの目はキラキラ!砂場へ直行!保育者がスコップで砂場を掘り起こしていると、籠からシャベルを持ってきて一緒にせっせと砂を堀り始めたのです。普段から自分で動くことを大切に生活しており、大人が渡すのではなくシャベルの場所も伝え続けていたからでしょう。大人に言わなくても自分でできることが増えていく喜び。主体的になることで0歳児クラスでも世界がどんどん広がってきています!
そして、8月より入園した6か月のBくん!お盆休みもありまだ登園日数は少ないですが、在園の子は歓迎ムード!Bくんと目と目を合わせたくて近くで顔を覗いてにっこりしたり、Bくん用に出した玩具も分かっていて落ちているとBくんに届けてくれます。Bくんもみんなのお顔を見てにこにこ!お友達の動きに興味を持ってよく観察していますよ。少し涼しくなった時は一緒に園庭にでてマットの上で水遊びを楽しんでいるので、これから涼しくなったら園庭遊びやお散歩、みんなと一緒に楽しもうね!

​うさぎぐみ

今月は暑くて大人も子どもも体に応える1ヶ月でしたね。コロナ禍になってから夏の遊びはプールはなしにして水遊び程度にしてきましたが、コロナが水を介してうつるものではないという話を聞いてそれなら今年はプールをやろう!と保育園でOKが出ました!

まず、 どろんことは違う水の楽しさを味わえるように土の園庭全面にシートを敷きました。そしてビニールプールと大きいタライをいくつか用意、そして砂場にもブルーシートを敷いて小さいけれどウォータースライダーのように滑れるように斜面も作りました!準備は万端!コンディションもベストな状態で楽しめるように登園後気持ちがのっていないときは、大好きな電車を保育園の玄関スロープからゆったり見て電車に手を降ったり、部屋でじっくり遊びたい子は自分の好きな遊びをしてからぱんだぐみのプールの時間に入ってみたりとその子それぞれが自分からプールやりたい!という気持ちになるまで待つようにしました。なのでクラスの枠にとらわれず園全体で職員同士連携をとって子どもたちが楽しめるようにしていきました。

プールを見てどんな反応をするのかな?と楽しみにしていましたが初めは遊びなれているタライでおもちゃを使いマイペースに遊ぶ子がほとんどでプール行かないの?と拍子ぬけ。プールの楽しさをぜひ知ってほしい!と次の日は担任も水着をきてみんなと楽しむようにしてみました!次の日さっそく水着になり、まず頭からシャワーをかぶってみると普段やらないその行動に不思議そうな表情!「気持ちいいー!」というと全員目と口が開いたまま!さらに担任が大胆に腹ばいでビニールプールにバッシャーンと入るとそれを見てつられて入ってくる子も出てきました!大人が本気で楽しむと子どもたちにもその思いが伝わりますね!子どもたちの方から水をかけてきてそこから掛け合いを楽しんだりと友だちのように接してきて、私も嬉しくて友だちと遊ぶ感覚ではしゃいでしまいました!

ちょっと水を深くした日はこちらが体を持ち上げて浮く感覚も楽しんでみたり足をバタバタさせてバタ足もやってみました!水はテンションがあがりほんとにおもしろいですね!たくさん遊んだ日は顔も晴れ晴れして水の力はすごいなと改めて思いました。

またぱんだぐみが泡遊びをしていたのですがいち早くその遊びに目をつけたAちゃん。泡立て器を使っての遊びだったのでぱんだぐみ限定の遊びでしたが、おままごと大好きなAちゃんは絶対やりたいよね、と気持ちが手に取るようにわかりました。そこで職員同士話をして特別に泡遊びに混ぜてもらうことに、、、。遊び方が危なかったら別の遊びに誘うつもりでいましたがちゃんと泡だて器を使いこなすぱんだぐみの手の動きを見ながら上手にまねて遊んでいたAちゃんです。こうやって学んでいくこともあるのですね!そして今度は他のお友だちがAちゃんの泡だて器の遊びをみて学んできています。どんな遊びも大人や友だちが楽しんでいれば興味を持ち‘‘やってみたい‘‘となり色々な遊びを経験していくのだと思いました。これからもみんなの‘‘やってみたい‘‘を大切に育んでいきたいと思います。  

夏も終盤!沢山水遊びやカブトムシ観察など夏の醍醐味を味わって思い残すことなく秋を迎えていきたいと思います。

ぱんだぐみ

最近は朝晩涼しくなり元気な虫の声に秋の気配を感じるようになってきましたが、8月は暑い日が続きましたね。夏といえば水遊び・プール三昧のぱんだ組。ビニールプールに飛び込みジャンプしたりバタ足で水しぶきあげたり、寝ころがったり体を浮かせてリラックス。他にも水遊びを存分に楽しめるように砂場に坂を作ってシートを敷くと“ウォータースライダー”の完成です。急斜面をすべり落ちる感覚は子どもたちに大人気で大きな歓声が響いていました!
また、水あそびでは、以前から石けんを泡立てて(担任が手で泡立てる)泡遊びを楽しんでいましたが、ごっこの世界がもっと広がればいいなと、子どもたちの遊ぶ姿をみて思ったので泡立て器を購入しました。まず、担任がシャカシャカとボウルに入れた石けん水を混ぜていくと手で泡立てるよりずっとクリーミー。子どもたちも泡立て器で真剣に混ぜてクリームを作ると「クリームみたい!」「アイスクリーム完成」とカップに盛り付けしてアイス屋さんごっこがスタート!一方で、お腹に泡のクリームをたっぷりのせたAちゃんは「マシュマロマン!」といって大笑い!マシュマロをイメージするなんて大人では思いつかない発想力が面白いなと思いました。それを見ていた友だちも“面白そう”と思ったようでマネしてお腹にのせ「マシュマロマン!」と大張りきりで互いのお腹を見せ合って大笑い!“友だちと一緒だからおもしろい!”をこれからもたくさん共有してますます友だちとの仲を深められたらいいなと思っています。
おもしろいといえば、ある日、Bちゃんが部屋の押入れの前で手を合わせたりお辞儀したり“何をしているのだろう?”と見ていた担任でしたが、Bちゃんといえば浄真寺の閻魔様とお地蔵様が大好きだった事を思い出し、もしかして浄真寺のお参りごっこ?!浄真寺にはお正月や秋のどんぐり拾いなどで数回行ったことがありますが、お参りした記憶がとても強く残っていたのですね!・・・ある日気温が下がったので、Bちゃんたちと浄真寺にお散歩に行ってみることにすると「浄真寺!えんまさま!」と大張りきり!到着し閻魔堂へ行くと、閻魔様がしゃべる姿を嬉しそうに聞いていました。何人かは怖くて担任にしがみついたり泣きそうになる子もいましたが怖いと思う気持ちも大切にしつつBちゃんの力で怖さが軽減して居心地のいい場所になっていけたらなと思います。仏像の魅力に気がついたBちゃんの個性的な感性にびっくりしながら、そんな気持ちも大事にしていきたいです!それから毎朝のように「閻魔様見にいく。お参りする」と意気込み、部屋の押入れ(木製の両開きの扉)の中に閻魔様がいるイメージで両手合わせて「ありがとうございます」等と声をかけ、日常生活が遊びに繫がっているようです。1人2人とBちゃんの遊びに興味を持って一緒にお参りごっこに参加している所です。登園で気持ちが沈んだ時でも「閻魔様の所にお参り行こう」の言葉でワクワクに変わるBちゃん。好きな事が1つでもあると立ち上がれるものなのですね!ブロックで鳥居を作ったりお賽銭箱に見立てた箱を置いたりイメージを広げています。1人が面白いと思った事は皆で共有して楽しんでいける事が集団の良さですよね! 夏祭りでお神輿を担いだぱんだ組。“皆が元気でいられますように”と願いを込めて担ぎましたが、お神輿にも神が宿ると言われています。Bちゃんのお参りブームにのって神社もまわってみようかなと思います。まずはこの辺の氏神様の玉川神社かな!

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