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​うさぎぐみ

暑さもだいぶ和らいで、秋の風が心地よく吹いてくるようになりました。子どもたちはお散歩道中で、きれいな花に見入ったり、すれ違う犬や猫に手を振ったりして秋の散歩を楽しんでいます。公園に来ると走ることが何より好きなうさぎ組は、誰とはなく「よーいどん!」で追いかけっこが はじまります。いつのまにか走る足取りも以前よりしっかりしてきて、成長を感じますね。今月もたくさん体を動かして、健康な体作りに努めたいと思います。

 さて、変わらず外遊びが大好きなうさぎ組のみんなは、「おさんぽいく!」「おそといく!」などの声も聞かれ、毎日、園庭や公園で外遊びを楽しんでいます。砂・泥んこで腕も足も全身真っ黒!のような姿を見ると“いい遊びっぷりだなぁ”と身も心も解放している姿に見ているこちらも気持ちいいほどです。最近、うさぎ組のAくんが好きな遊びは砂場にできた小さな丘のような傾斜を駆け降りることです。大人にとっては短い坂ですが降りると少し勢いがつき、タタタっと駆けるのがおもしろい様子。何度も登っては駆け降りてをくり返し遊んでいます。それも園庭で遊ぶ度、ここのところ毎日!目が合うとニコニコと笑って“これたのしいよ!”と教えてくれているようです。子どもってほんの些細なことで楽しい遊びを見つける天才ですね。Aくんが夢中で遊びを楽しむ姿は、室内とはまた違ういきいきとした姿で、この遊びはAくんにとって“おもしろい!”と感情を揺さぶるものなのでしょうね。子どもにとって心を揺さぶるものにたくさん出会えることは何物にも変えがたい心の豊かさにつながっていくと思っているので誰でもそういった場面に出会えるようには担任として遊びの環境を充実していきたいと思った光景です。貴重な事例でした。

 暑さも終わりに近づいてきて最近ではうんどう会ごっこを楽しむ子どもたちです。♪うんどうかいのうた♪や体操が始まると、保育者の動きを真似っこしながら楽しむ子、雰囲気にのって手拍子をしたり体を弾ませる子、保育者の膝で様子を見ている子などいろいろな姿が見られます。みんな初めての経験なので様子は違えど子どもたちそれぞれの運動会というものの楽しさを味わっているように思います!担任も一緒に楽しみながら、うさぎ組を盛り上げていきたいと思います!みんなにとっても担任の私にとっても初めての運動会!いつもと違う雰囲気にワクワクとドキドキ!?運動会ではどんな姿を見せてくれるのかな!当日は体育館という初めての場所に泣きだしてしまう子や固まって動けない子もいるかもしれません。ですが、その日だけの運動会ではなく体作りの一環としても過程を大事にして子どもも大人も楽しい思い出になるといいなと思います!

​ぱんだぐみ

暑かった夏も終わり、朝晩は涼しくなってきましたね。散歩に出かけると秋の虫の鳴き声がたくさん聞こえてきて、「セミ、いないね~」「りーんってないてるね~」などと、季節の変化に気づいている子どもたちです。

さて、9月は『十五夜』がありました。お月見団子を作ろうと計画!寒天粘土は体験したことがありますが、お団子作りということで、「白玉粉」を使って丸める練習をしてみました。しかし白玉粉はベタベタと手にくっついてしまい、団子には程遠く・・材料選びを間違えたかと担任は落胆しましたが(実際は水の量で丸めることができるとのことです!)、子どもたちの方はそれはそれで「うわっ、くっついちゃった!」「ベタベタ~」と感触遊びとして楽しめたので良かったです!本番は「上新粉」で作ってみましたが、これはベタベタすることなく、手の平で丸めるとツルツルして、なんとも気持ちの良い感触!担任も粉の違いでこんなにも感触が変わるのだなぁ~と学びました!Aくんは、一点を見つめてひたすら手のひらでお団子をさわります!きっとそのツルツルした感触の気持ち良さを味わっていたのでしょうね!みんなが作ったお団子は丸いのやら、長細いのやら、平たいのやら、個性的!お団子が完成したのでその後は、お供え物の野菜や果物を八百屋さんへお買い物。「何を買おうか?」「ぶどう!」「りんごがいい!」「バナナ!」「ポテト!」と食べたいものを出し合いながら、お店に到着。まず商店街の八百屋さんのジャズさんで、『さつまいも』『里いも』を買いました。続いて駅前のお花屋さんのフローリストのださんで、『ススキ』『コスモス』。そして尾山台市場の果物屋さんで『ぶどう』を買いました。どこのお店もお散歩で通りかかると、「なにがあるかな?」とみんないつも眺めているお店です!交代でお店の方にお金を渡したり、品物とお釣りを受け取ったりして、本物のお買い物ができて子どもたちは大喜び!帰り道では、「ぶどう、はやくたべようよ」と食べることにも意欲的な子どもたちでした。お月見をなんとなくでも知れればいいなと思い「おつきみおばけ」という絵本を読みました。読み終えてから「今日は何の日が知ってる?」と聞いてみると「おばけのひ!」とおもしろい答え!まだまだ『十五夜』の意味を理解するのは難しいですが、お買い物に行く前には「神様に『おいしいものをありがとう』って感謝するんだよ」と伝えました。そうやって色々な行事を楽しみ、経験していけるといいなぁーと思います。

 いよいよ10月になり、次のお楽しみは『うんどうかい』ですね。運動会の種目のひとつであるリズムは日々の保育の中で続けてきたものですが、Bくんはリズムが始まるとやっている友だちを遠目で見ていました。もしかして、やりたい気持ちはあるけれど、恥ずかしいのかな?と思い、夕方や人数が少ない時に誘ってみました。案の定、4.5人という中ではのびのびとリズムを楽しむBくん。「Bちゃん、できるよ!みてて!」とニコニコしながら披露してくれます。「すごいね!上手だね!」と言われて自信がついたのか、それをきっかけに園全体で取り組むリズムの時間にも積極的に参加するようになりました。ちょっと環境をかえることで自信がついて良かったなぁ~と思う担任です。運動会当日は初めての場所でどの子も緊張して、いつもの力が発揮できないこともありますが、『できる!できない!』ということではなく、子どもたちの日常での過程を大事にしていますので、楽しい思い出になると良いなぁ~と思います。応援よろしくお願いします!

​ひよこぐみ

日中は夏と変わらないような暑い日もありますが、朝夕の空の色や肌を触れる風に、どことなく季節の移り変わりを感じるようになりましたね。ひよこ組は新しいお友だちが2名増え、とても賑やかな9月スタートとなりました。

2人ともはじめは、ここどこなの?抱っこしているのは誰なの?と不安そうな表情でしたが、担当に泣いて抱っこを求めて欲求を出し、担当との信頼関係を作りながら、保育園が安心できる場所だと思い始めてくれているようです。また、ぱんだ組、うさぎ組は新しいお友だちが気になる様子で「赤ちゃんきてる?」とひよこの部屋に遊びに来たり「ベイビーちゃん!」と頭をなでなでしにかけ寄ったりしています。みんなに愛されて、すくすくと成長しているんですよ。

月齢によって発達具合が大きく異なる0歳児では、一人一人に合わせて活動をしています。高月齢のNちゃんは普段うさぎ組と一緒に過ごしていますが、ひよこ組の一員として一緒に遊ぶ時間もあります。水遊びでは高月齢のNちゃんが使っていたスコップが欲しくて取ろうとする中月齢のRちゃん。困った顔をするNちゃんですが保育者に助けを求めようとはぜず、スコップを持ったまま欲しがっているRちゃんを意識しながら隣の水を張ったタライに移動しました。しばらくそこでスコップを使って遊んだ後、遊びに満足した様子で戻ってきてRちゃんに「んっ!」とスコップを渡していました。このように言葉にはまだできませんが『欲しい』『まだ使いたい』『使いたいのに悔しい』などの自己の気持ちを遊びの中で経験していくことで、相手の気持ちも知っていくことができます。ちょっとお姉さんな表情も見せてくれるようになったNちゃんの成長を感じる場面でした。

そんなRちゃんも新しく入ったお友だちや低月齢のお友だちの中ではお姉さん的な存在です。高速ハイハイやつかまり立ちはお手の物。シャワー室や洗面台等の探索遊びが大好きです。MちゃんはそんなRちゃんの後をずり這いで追いかけ、目をキラキラさせて見つめています。牛乳パックで作ったトンネルをくぐるのもRちゃんの後を追って先日できるようになったMちゃん。「くぐれたね!」と手を叩くとその場に居合わせたNちゃんもニコニコと手を叩いて祝福してくれました。できた事には共感し、喜び、みんなで嬉しい気持ちを分かち合う経験を積み重ねていき、自己肯定感の育ちへとつながっていけるよう見守っていきたいと思っています。

またYくんは寝返りが打てるようになり、活発になってきました。Sちゃんも少しハイハイできるようになりとても楽しそうです。そんな2人はお互いが気になるようで何とか近づこうとジタバタしています。やっとの思いで近づき、見つめ合ってニコニコしながら「あっ!あっ!」と大きな声を出しています。まるで何かおしゃべりをしているようでとても微笑ましく、担当もほっこり。“こうして欲しい“や“伝えたい気持ち“を声や様々な表情で思いのままに表現できる、安心できる環境づくりを今後も大切にしていきます。

また気候の良い季節になってきたので、少しずつ外に出ています。園庭に出ると、周りの様子を眺めたり、砂を触ってみたり、木の葉が揺れ動く様子を目で追ったり。小さなひよこ組たちですが、たくさん外からの刺激をもらっています。これから気持ちの良い季節なので、なるべく外に出て豊かな秋の自然に触れていくのを楽しみにしています。

9月のひよこ組は個々の生活リズムが安定することを目標にしてきました。最近ミルクや離乳食の量にムラがあったり、朝からあくびをしていたりちょっとお疲れな様子の子がみられます。季節の変わり目ということもあり、大人同様に子どもたちも疲れが出てくる時期なのかもしれませんね。ひよこ組では、遊びや食事の時間が充実するために睡眠や休息を大事にしています。十分に睡眠時間を取ると、自らパッと目を開いてニコニコとご機嫌で楽しそうに遊びだして、その後の活動がスムーズにます。ご家庭でも休日に両親の用事があって生活リズムを保つのは難しいですが、ぜひ睡眠を十分にとって頂きたいなと思います。寝不足は子どもはもちろん大人も体の免疫力が下がり、体調を崩しやすくなりますので、これからの季節、ウイルスに負けない身体づくりを一緒にしていきましょう!!

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