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ぱんだぐみ

あっという間に秋が終わって、夕方も暗くなるのが早くなりましたね。「なんで、くらいの?」と不思議そうにしている子どもたち。「冬はおひさまが沈むのが早いからだよ。」と説明しますが、まだ難しい様子です。

さて、11月は久々にクッキングをしました!自分たちが食べるものを自分でつくることで食べる意欲につながればいいなと思い、ふりかけを作ることにしました。まずはお買い物。ふりかけに入れるものを話してから、じゃことごまが足りないことを知り、スーパーまで行って買うことにしました。その日のお当番がスーパーに入って、お買い物した物を手にして出てくると、待っていたお友だちも「やったぁ!」とうれしそう。園に帰ってから、自分のエプロンと三角巾を身につけると「なにつくるの?」とうきうきし過ぎて、何を作るのか、頭が真っ白になってしまったようです!袋にかつおぶし、ごま、じゃこ、のりを入れて完成!できあがったふりかけを全部ご飯にかける子、少しかける子、ふりかけだけ食べる子、のりだけ食べる子、など食べ方は様々。自分で作って格別だったようで、その日のおかわりはいつも以上でしたよ!いつものことながら、自分の食べるものを自分で作ってみる経験によって、食べ物を大切にする気持ちや、作ってくれる人への感謝の気持ちが芽生えるとといいなぁ、と思います。12月はみんなの大好きなおやつのホットケーキを作ろうかな~と考えています!
 4月から半年がすぎて、運動会も終えて、10人になったぱんだ組は一段と友だちの存在が近くなってきました。最近は誰かが「バナナ~バナナ~」と謎の掛け声をかけながら走り始めると、ほぼ全員が「バナナ~」と声をだしながら走り回って一体感が生まれています!“バナナ?”  声の響きがおもしろいのか?そういうテレビ番組があるのか?担任はわからないのですがとにかく楽しい雰囲気であることは間違いなし!仲が深まって一緒にいることが楽しい子どもたちです。時には言い争いやケンカもありますが、つい先日こんな出来事がありました。「つかいたい!」「つかってる!」という友だちの声が聞こえてきたので目を向けると、それを見ていたAくんが心配そうに寄ってきて、「ケンカしないの」と仲裁に。どう仲裁するのかな?と楽しみに行方を見ていると、思わず手が出てしまった友だちの間に入り「えい!えい!」とはり手のようにしておすもうごっこに変換!Aくんがとても楽しそうにしているので2人ともいつの間にかケンカしていたことを忘れて一緒に「えい!えい!」とすもうを楽しんでいました。Aくんすごいですよね!おすもうに変換するなんて!機転のきいた対応だなと感心しました!周りでケンカをしていたら、知らんぷりせずに仲裁に入ってくれるのは、それだけ友だちのことをよく見ていて、興味をもっているからなのだろうなぁ~と思います。友だち最高!これから素敵なエピソードが増えていくかなと思うとわくわくする担任です!

​うさぎぐみ

朝夕は冷えますが、日中のぽかぽかとしたお日さまがより温かく、冬の訪れを感じる季節となりました。

 散歩の道中で尾山台中学校の前を通ると「運動会楽しかったね~。」「運動会したい!」などの子どもたちのふとした言葉から、楽しい思い出として色濃く刻まれていることに嬉しく思う担任です。そして、運動会以来、友だちとの結びつきが深まってきたように思います。散歩に行くにも「お散歩に行こうか。」と 保育者が声を掛けると「〇〇ちゃん/〇〇くんがいい!」と手を取り合い散歩に向かっています。たまに2人から3人、4人と手繋ぎの数が増えていることも。 運動会ごっこで楽しく覚えた手つなぎが今の姿へと繋がっているようです!友だちと一緒に行くことを喜びに変えて、外遊びへと向かっています。

 今回は、友だちとの繋がりに感動するエピソードを2つ紹介したいと思います。

AちゃんはBくんが木に登ってる姿を見て保育者に「Bくんみたいに木に登りたい。一緒にしよう。」と保育者の手を引っ張りBくんの登る木へと向かいました。最初は、どこに手と足を掛けたらいいのか悩んだり、思うように進まず足を滑らせたり「難しい!」と悔しがる姿を見たBくんはAちゃんが悪戦苦闘しながら木登りに向き合う様子を見て、「こっちだよ。」と手を掛ける場所をアドバイスしたり、「がんばれ~!」と応援します。Aちゃんの登れない!くやしい!という心の動きを感じ取り声を掛けるBくんの励ましが”難しいけどもう一回。”Aちゃんの挑戦する意欲に繋がっていたように思います。続けて、仲良しのCちゃんがA ちゃんと一緒に遊ぼうと来たけれど、真剣な眼差しのAちゃんの姿を感じ取ってか、お手製のケーキをAちゃんの目の前に次々に並べ、そっと見守る姿もありました。AちゃんもCちゃんの姿が目に入ると「Cちゃん。お尻持ってて~。」と友だちの手を借りる姿があります。頼られたCちゃんも嬉しそうに傍に駆けつけていまし た。次第に、Aちゃんは繰り返し経験することで身体の使い方を覚え、少しずつ登れるようになりました。  保育者の言葉掛けやサポートよりも”友だちと同じことをしたい”という思いや友だちからの応援は何よりも力になるのだと友だちを思いやる気持ちに胸が熱くなりました。

 また、ある日の出来事です。Dくんがパンダの部屋に置いてあるキッチン台を冷蔵庫に見立てて遊んでいました。うさぎの部屋に置いてあるキッチン台と行き 来しながら遊んでいました。その姿を受けて保育士がキッチン台を2つ並べて遊びの環境を変えると、目を輝かせながら遊び出すDくん。環境が変わったことで キッチン台のカウンター越しに顔を覗かせお店屋さんになりきり、遊びを発展する姿がありました。その遊びの面白さに気付いた友だちも加わり、「いらっしゃいませ。」「〇〇(食べ物)どうぞ。」「おかわりください。」「おいしそうだね。」と、料理を作る子、料理を運ぶ子、カウンター越しでお店屋の人になる子、買い物に来る子など、まるで活気に溢れたお店屋さんのようでした。同じ目線でワクワクすることで子どもたち同士の喜びもますます大きくなり、子どもたちの歓喜の声で溢れ返っていました。  それ以降、一人遊びの時間も多かった子もおままごとで友だちと遊ぶ姿が増えたのです。子どもたちが心を通い合わせる体験を積み重ねていくことでよりお互いの存在を知ることができ絆も深まっていくのかなと感じています。そして、保育者自身も子どもの見つめる先に気持ちを寄せ存分に表現できる環境の工夫、柔軟に対応することが、子どもたちのイメージをつなぐ手助けとなり遊びを豊かにしていくのだと思い、クラスでおままごとコーナーの充実を考えて、今、アイデアをしぼっている所です!

 今年も残すところ1ヶ月となりました。一段と寒くなる季節に負けず、元気いっぱい楽しんでいきたいと思います!

​ひよこぐみ

朝晩は冷えるようになり、冬の訪れを感じられるようになりましたね。ひんやりとした空気を感じるからこそ、日だまりが心地よく感じるこの季節。ひよこ組の部屋は日当たりがよく、子どもも大人も人気のスポットとなっています!11月はお天気が良い日も多く、なるべく一日一回は外に出るよう心がけ秋の季節を感じるようにしてきました。園から少し離れていますが、ぽかぽか広場へ何度か行ってきました。初めての芝生にビニールシートの上からそっと草を触る子、凹凸のある斜面は歩きにくいようでコンクリートの通路を歩いて探索する子、芝生の感触が楽しくてどんどんずり這いで進む子、気持ちよさそうにバギーでお昼寝する子、と反応はそれぞれ違いましたが外で思いおもいに充実できたのではないかと思っています。大きな葉っぱを持ち帰り部屋の中でも感触を楽しんで散歩の続きのようです。ぽかぽか広場は晴れていると富士山も見えるくらい絶景の場所です!これから寒くなりますが風のない日はあたたかく過ごせる場所なのでまた行きたいと思います!外遊びの時間をしっかり取れた日はお昼寝もぐっすり!外にでることで心も体も解放できるのですね!その日の体調や機嫌に合わせてテラスなども使いながら無理なく楽しめるように担当も臨機応変に動ける体制をとっていきます! 

 さてひよこ組の食事風景がとっても賑やかになってきました。離乳食のSちゃん、Mちゃん、Tくん、移行食が始まったRちゃんの4人で食事をし ています。保育者が椅子を出して、食事の準備を始めると“ごはんだ!“とお腹の空いている子どもたちは自ら椅子に向かって行くようになりました。またミルクを飲んでいるYくんも、腹時計がとても正確でおなかすいた~と泣いて知らせ、哺乳瓶をめがけてハイハイしてきます。この自ら食事に向かって行く意欲は生きる力として私たちは大切にしています。椅子に到着するまで根気強く待っていた時期もつかの間で最近では「早く座りたい~」と待ちきれないほどの勢いと速さでむかってきます。そして食事が運ばれてくると待ってました!とニコニコに。Rちゃんは意欲的で上手にエプロンを自分で被り、手掴み食べをしています。その様子を見て他の3人も勢いづき食べ始めます。もっとちょうだいと机をバンバン叩いたり、身を乗り出したり、友だちと食事をすることで食への意欲が増しているなと感じます。よく食べるようになりましたがまだ0歳児、ミルクも大好きです。食事が終わった子からミルクタイムになり最近は倉科(くらちゃん)がミルクをあげる担当なので部屋に倉科が入ってくると“ミルクが飲める!“と思うようで食事の椅子に座っていてものけぞって後ろを振り返り目で追います。まずトップバッターでYくんが飲む時は食事のチームから見えないように畳のコーナーでお楽しみのミルクタイムです。そうこうしているうちに食事が終わった子から順番にテーブル椅子から下りると、一目散に畳にいる倉科の元へ。「ごはんが終わったら次はくらちゃん!」と0歳でもちゃんとわかって行動している姿がなんとも可愛らしく頼もしい姿で感心してしまいます。(食事の終わり時間が重なっても飲んでる友だちを見ると順番を待っている姿もあるのです)園では規則正しく生活リズムができているので、担任ではない保育士や、土曜日保育で担任がいなくても子どもたちは戸惑うことなく安心して過ごせています。そんな環境の中で意欲や自信を持てるようになるといいなと思っています。 

 ぱんだ組やうさぎ組と一緒に過ごしている高月齢児のNちゃんの様子もお伝えします。最近は、ヒラヒラのドレスを着てチャック式の鞄を首にかけ、お人形をおんぶしたり布団に寝かしてトントンしたりとお世話に大忙しです。ぱんだぐみやうさぎぐみの遊びに刺激されて遊びの世界が広がっています。ぱんだ組の子のトイレ姿を見てズボンやオムツを脱いで、隣に座ることもあります。異年齢の友だちと接しながら様々なことをやりたい挑戦したいという思いを今後も大切にしていきます。ひよこのNちゃん以外の友だちも体力がついてきて午前中寝なくてもお昼ご飯を食べるようになっているのでNちゃんと過ごせる時間が増えて、今度はNちゃんからいろいろ教えてもらえるかなと今から楽しみです!

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