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​ぱんだぐみ

すっかり暑くなり、朝からランニング姿で部屋の中だけではなく、公園でも走り回って、まさにおひさまっ子そのもののぱんだ組です。さて、進級して2ヶ月が経ち、少しずつお友だちとの関係が濃くなってきました。先日、ぽかぽか広場へ出かけた時のことです。てんとうむしを見つけて、みんなで見ていると、触りたくなったAくんとBくん。どちらが先に触るかで、ケンカになり、AくんがBくんのことを押すと、Bくんも負けずに押し返します。お互いに一歩も譲らず押したり、叩いたり。ケガのないようにと、近くで見守っていると、Bくんが担任のところに助けを求めにきましたが、よほど思いが強かったのでしょう。再びAくんのもとへ。二人とも涙を流しながらも無言で向き合っています。そろそろ・・と頃合いを見て担任が仲裁に入ると、お互いに「ぼくがさきにさわりたかった」と思いを伝え合います。すると、『そうだったのか~』と相手の気持ちが少しわかったようです。自分の気持ちを相手に伝えることはとても大切ですよね!仲直りするころにはてんとうむしはいなくなってしまったのですが、その後、ケンカをしていたのがウソみたいに二人で虫探しに出掛けていました。二人の後ろ姿は、少し大きくなったように見え、また清々しさを感じました。同じ思いを持っているからこそ、ぶつかってしまうこともあるのでしょうね。このやりとりを境に、二人の関係が少し深まって、一緒に遊ぶ姿が増えてきたように思います!うさぎ組の時には、まだ自分だけの世界の中で生活していたのが、ぱんだ組になり、世界が広がって、お友だちの存在を意識したり、自分の思いをどうしても貫きたいという気持ちが出てきたのだなと思い、急激に成長していることを実感した出来事でした。これから、色々な場面で主張が出てくると思いますが、お互いに気持ちをだし合いながら、相手の気持ちをわかっていってほしいなぁ~と考えています。ケガのないように十分に気をつけながら、たくさんケンカをして、たくさん自分の主張を出して、言い合ってもすぐにまた一緒に遊びたくなるような関係ができたらいいですよね!

さて、4月に植えた野菜の苗も大きくなってきました。園庭で遊ぶと「はっぱにおみずあげなくちゃ!」とCくんとDちゃん。ジョウロでせっせとお水をあげています。今はナスとピーマンとトマトに花が咲いて、きゅうりは小さな実が2本実ってきました!みんなでお世話をしている野菜たち。早く食べたいね~!

​ひよこぐみ

 保育園にも慣れてきたところで、心地良いお天気の中、色々な公園(花水木公園、陸橋下公園、九品仏広場、井戸の公園、ねこじゃらし公園)に行って遊んでいました。初めは、保育者から離れなかったり、バギーを降りた所からあまり動かずにいたので、当然場所見知りもあると思い、安心して遊べるように、抱っこしたり1対1でゆったりと関わり、バギーから遠くへは行かず周辺にある葉っぱや石などの自然物等で遊ぶようにしました。何度か通っていくうちに、公園にも慣れてきたようで保育者から離れて自ら行きたいところに行き、砂を握って腕を上げ、上から少しずつ砂を落とし、砂が落ちる様子を見て楽しんだり、葉っぱをちぎる等、自分で遊びを見つけて探索を楽しむ姿が見られるようになりました。また、散歩の行きの道中で眠そうな時には、そのまま眠れるように公園に入らずバギーで周辺を回っていたところ、「あ、あ(公園に行きたい)」と指差しをして主張する姿が見られました。バギーから降ろすと、寝ている場合ではないと思ったのか、すぐに歩き出し目を輝かせて探索を始めました。眠さよりも公園で遊びたいという気持ちが勝ったのでしょうね。時々こちらを振り返り、笑顔で楽しいとアピールする姿に、こちらも笑顔になり、楽しい気持ちを共有できて嬉しいです。今後も色々な散歩先で、探索遊びを充実させ“楽しい”“面白い”と感じられることをたくさん発見していきたいと思います。

 主に月齢の近いうさぎ組の低月齢児と一緒に生活する中で、他の子の存在を意識して関わろうとする姿がでてきました。(笑いかけられると笑顔になる、身体を触る、近寄っていく、玩具を渡す、他の子が寝そべっていたら真似て隣で寝そべってみる、等々)今後も担当が安心して帰れる拠点となり、子ども同士での関わりを見守ったり、きっかけづくりをして、他の子に“関わりたい”という気持ちを大切に育んでいきたいと思います。

 この間、うさぎ組が絵の具でフィンガーペイントをしており、さっそく一緒にやってみました。うさぎ組がやっているのを見て興味津々でしたが、いざやってみると、絵の具の感触が嫌だったのか、少し触っていやいやと主張し、すぐに終わりとなりました。もう少しうさぎ組の姿を観察してからやればよかったと反省しつつ、次回はひよこ組主体で、リラックスした雰囲気の中、自由にできるよう大きな紙を用意して、自分の手指(感触に慣れたら足裏でも)で紙に色をつける面白さが感じられたらいいなと思っています。

 1日の生活の流れにも慣れてきた為、5月下旬よりお昼寝も2階でみんなと一緒にしています。まだ、小さな物音等に起きてしまうこともありますが少しずつ慣れていけたらと思います。

 色々な保育者とも接し慣れてきたのか、担当以外にも抱っこを求めるようになり、甘えらえる人が増え、保育園がより安心できる場所になり嬉しいです。今後も一緒に遊ぶ中で、好きな保育者が増えていくといいですよね。また、『だっこして』『その玩具が欲しい』等々、泣きや身振り手振りで自己主張も出てきているので、安心して気持ちを出せるようになり、自我も芽生えてきたのだなと微笑ましく見守っています。最近では、階段の登り下りは「抱っこがいいよ~」としがみついてくることが多く、保育者としては、自分で四つ這いで登ることで心身の発達を促したいと思い、「ワンワンでいこう」と隣で一緒に四つ這いで登ってみたりしますが「抱っこがいい~」の思いは変わりません。そんな時は今は抱っこがたくさんしたいのねと気持ちを受け止め、抱っこして登り下りしています。気持ちをたくさん受け止めてもらい安心して生活していくと、後々必ず自分から外に向かっていく時が来ます。なので今はその時々に出してくれたサインを見逃さず、気持ちを受け止めたり、共感しながら関わっていくことを大切にしています。これからどんどん世界が広がるので成長が楽しみですね!

​うさぎぐみ

新年度が始まって2か月が経ちました。4月には新しい生活が始まり園でのリズムに馴染んできたところに、大型連休がありましたね。長い休み明けの登園となるので、慣らし保育の再スタートか?と心構えをしていた担任でしたが、連休明けの登園の際に涙ながらも手を振りお別れをする子、部屋に一歩入ると気持ちを切り替えて遊び出す子、友だちや保育者の元に駆け寄り抱擁する子…と反応は様々な姿が見られました。また、ご家庭からも「休み中に友だちの名前を言葉にしていた。」「朝は涙していたけれどお迎えの時間にはイキイキとした表情をしている。」との安心されている声が伺え、子ども達にとって園生活が楽しくて居心地の良い場所になっていることにホッとした気持ちになりました。そんな中で、今まで以上に友だちへ興味関心を寄せる姿も見られます。涙をしている友だちを見て「だいじょうぶ?」と声を掛ける子、持っていたおもちゃを差し出し一緒に遊ぼうとする子、自ら駆け寄っては出迎え久しぶりの再会に笑顔が止まらない!といった子…と子ども達の友だちを思う真っ直ぐで温かなやり取りに担任も気持ちが安らぎ、ついニヤニヤと笑みがこぼれてしましました。このように新しい環境に慣れ、子どもたちは安心できる保育室を基地としながら、外の世界にも興味を広げています。最近では、日に日にじりじりと日差しが照り付けるような真夏のような日も増え、水遊びに没頭する子ども達の姿が目立ってきました。水遊びひとつをとってみても、たらいやバケツに張ってある水、じょうろからキラキラと光りながら落ちてくる水、蛇口からジャーッ勢いよく飛び出してくる水、それぞれに違った楽しさを発見し楽しんでいる子ども達です。園庭で子ども達の水遊びを見つめる中で、子ども達の心弾むエピソードを2つ紹介させていただきたいと思います。

  1. たらいの水を手でかきあげ、自由自在に変化をもたらす水に思わず手を伸ばすAくん。水の勢いに「ちょっとこわいな」と尻ごみしつつも皆の様子を傍で観察するBくん。すると、AくんがBくんの手を握り一緒にたらいの中に手を入れ、水しぶきをたて遊びに誘う姿がありました。Aくんが笑みを浮かべながら「触ってみたら意外と楽しいよね。」と言うように、Bくんの顔を覗き込むと、喜びを表現するかのように手を大きく上下に動かし応えていました。今回、Bくんは友だちを支えにしながら新しい世界に挑戦し、「自分でさわった」喜びを味わったように思います。楽しい経験こそ気持ちも遊びも豊かにしていくのだなとAくんとBくんの心の動きを見ることができ、改めて友だちの存在は大きいものだと感じました。

  2. 砂場用の玩具のジョーロにコップで水を注ぐことに夢中になっていたCくん。地面に水がこぼれ、次第に足元に水たまりができていました。水たまりに気づくと、手放し、最初は足踏みし水しぶきを立て、そばにあったたらいの水を力一杯ザブーンとひっくり返しました。更に大きな水しぶきあがり、大きくなった水たまりの上を走り回り楽しむCくん。「たのしいね。」と声を掛けると、水たまりの上にゴローンとうつ伏せになり目を輝かせながら「たのしい~!」と平泳ぎのように全身をたっぷり動かし応えるCくんでした。見ている私たちも“おもしろそう!”とうらやましくなる程で、充実した時間を過ごすことができてよかったなと思いました!Cくんの表情は遊んだ後も晴れやかで、その心は満たされているようにも感じました。

水・砂・泥などといった感触遊びには、心も身体も解放する遊びだとも言われていますが、まさにこのことだ!と感じた瞬間でもありました。そして、こんな大胆な遊びを皆が楽しめるようになるといいなー!と思います。この2ヶ月で楽しく園で生活したこと、友だちとの絆も深まりつつあり、心も身体もフルスピードで毎日成長していく子ども達の逞しい姿にいつもびっくりさせられています!これから梅雨の時期に入り、外に出られない日も多くなりますね。室内でも沢山身体を動かせるよう工夫し、子ども達の笑い声と共にジメジメとした天候も吹き飛ばしていけたらと思います!最近では、ダンスで身体を動かし楽しむ姿がよく見られるようになりました。ご家庭での、お気に入りのうたや踊りがあったら是非教えて頂ければと思います!

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