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​ひよこぐみ

7月に梅雨も明け、お散歩中にセミの鳴き声も聞こえるようになりました。いよいよ夏本番の暑さが始まりましたね。ひよこ組にとって7月は初めてのことが沢山ありました。保育園ではカブトムシが成虫になって、モゾモゾとたくさん出てきました。Nちゃんにとっては、もちろん初めてのカブトムシ。ファーストコンタクトはどうなるかな…と見守っていると、ぱんだ組が集まる中へ興味津々で近寄り、なんと何も恐れることなくカブトムシを掴みました。そして離れてくれないカブトムシに驚き、保育者に助けを求めて取ってもらい、その後はちょっと怖いけどもっと見たい!と遠目でカブトムシを見つめていました。泣くこともなくカブトムシを触れたことに驚いた担任ですが、大好きなお友だち、安心できる保育者たちに囲まれていることで、外界への興味や意欲につながっていっているなと実感しました。

また夏祭りでは普段と違う雰囲気の中、不思議そうにしていましたがうさぎ組やぱんだ組のやることをよく観察し、楽しみました。中でも金魚すくいがお気に入り。普段の園庭遊びでもおたまで水をすくうのが大好きなので、金魚すくいにも夢中でした。まだ七夕さまのお話や、うちわ作り等ちょっと難しかったとは思いますが、園全体が盛り上がっている雰囲気をBGMのお祭りソングに体を揺らしながら夏ならではの行事を楽しんでいました。

日常の保育の中ではこんな場面も見られました。今まで、おもちゃを取られてもあまり固執せずに “どうぞ“していましたが、「徐々に私が使ってる!」、「これが欲しい!」と主張が出てきました。興味のあるものも出てきて、ある日、うさぎ組のAちゃんが使っているおもちゃが欲しくて後ろをついていく、Nちゃん。かしてもらえずとうとう泣き出してしまいました。すると、ぱんだ組が何人か来て「どうしたの?どこか痛いの?」と優しく頭を撫でてくれたのです。「ん?何で泣いてたんだっけ?」ときょとんとして泣き止みました。そうこうしているうちに、Aちゃんも遊んで満足し、最後にはおもちゃをどうぞとかしてくれて、Nちゃんもにっこり笑顔に!子どもたちで解決できるなんて…と近くで見守りながら成長に感動し、うるっとしてしまいました。自分の意思がありながらも他者を思いやる気持ちが芽生え、小さな社会を遊びから自然と学んでいます。あらためて異年齢での保育って素敵だなと思う場面でした。成長と共に増えていくお友だちとの関係をこれからも大切に見守っていきたいと思います。また、自分でやってみたい!という気持ちが徐々に出てきているNちゃん。毎朝ぱんだ組の朝支度を眺めていたからか、登園するとコップとあゆみは自分で持ってきてくれるように。ぱんだ組がリュックを置いたままにしておくと、用意を手伝おうとリュックに手を伸ばします。その姿を見て慌てて用意を初めるぱんだ組。最近の朝のお決まりの様子です。気になるな、やってみたいな!そんな子どもたちの素直な欲求も受け止めて過ごしていきます。2年後にはリュックを背負って登園し、用意をする姿が見られると思うと、今から楽しみです。これからの季節、こどもたちの体調に気をつけ、水に触れて涼を感じ暑い夏を楽しく過ごしていきたいと思っています

​ぱんだぐみ

梅雨があけて、一気に気温が上がっていよいよ夏本番ですね!暑さのためか、7月中旬には体調が崩れてしまいましたが、復活してみんな汗だくになりながらも元気いっぱいです。
 ぱんだ組は水遊びが大好きで、園庭はもちろんのこと、はなみずき公園の井戸でポンプを押して水が出ることを楽しみにして、井戸から出てきた水を手に貯めようとしたり、帽子をぬらしてみたりとびしょびしょになっています。またねこじゃらし公園の川にも臆することなく、靴のままじゃぶじゃぶ入っていき(公園管理の方より川に入るのならば裸足ではなく靴をはいてと言われています)、川の中を走って水しぶきがあがる様子を楽しんだり、深い場所(子どもの太ももくらいの深さ)では温泉のように浸かったりして、毎回びしょびしょになって楽しんでいます。おひさま保育園では、「皮膚の鍛錬」「冷たい水の気持ち良さを知る」「水は冷たい」ということを知るために、あえて温かい『お湯』ではなく、だんだんと『水』に慣らしていきます(冬は温かめにします)。そんな中、Aくんは水遊びは大好きで、はなみずき公園では一番に井戸を見つけたり、園庭ではタライの水に浸かったりバケツに汲んで保育者と掛け合いっこをしています。でも部屋に入る時のシャワーでは「シャワー、あったかい?」と毎回聞きます。「水も気持ちがいいよ。」と声をかけてみますが、「あったかいのがいいの!」と主張。少しずつ温度を低くして慣らしていきましたが、それでも時々「ひゃーっ、つめたい!」と言うことも··。ある日Bちゃんが散歩から帰り、シャワーを浴びると「アッハッハ、つめたくてきもちいい~」と、大笑い。それを見たCちゃんも「あははっ、きもちいいね~」と気持ち良さそうにシャワーを浴びていました。その2人の様子をじっと見ていたAくん。順番が回ってくると、「ちょっとだけつめたくしていいよ。」と自分から言ってきたのです!「いいよ!Aくん、すごいね!」と声をかけて、いつもよりも少し冷たくしてシャワーをすると、笑う余裕はないものの、シャワーが終わるまで気合いを入れてじっとしていました。少し冷たかったようですが、終わったあとは「プハーッ」と、まるで大人がビールを飲んだ時のようないい笑顔でした!そして、一週間後にはなんと自分から「冷たいので!」とシャワーをもって体にかけていました。体も熱くなっていたからか、水の冷たさを味わって担任に「すごい?」とAくんは誇らしそう。きっと、楽しそうにシャワーをするBちゃんとCちゃんの2人を見て『ぼくもやってみよう』と思ったのですね!『お友だちのパワーって、すごいな~』と改めて思う担任でした。
 まだまだ暑い日が続きますので、引き続き熱中症などに気をつけて、水遊びを沢山したり、セミ探しに出かけたり、カブトムシを観察したりと自然に触れ合いながら夏を楽しんで過ごしていきたいと思います!

うさぎぐみ

梅雨が明けて一気に猛暑になりましたね!子どもたちも気温や気候の激しい変化で体調を崩す子もいましたがようやく回復して元気な姿を見せてくれてホッと一安心です!

うさぎぐみはここのところ日に日に「〇〇したい!」「〇〇はいやだ!」という主張が強くなってきました!ですがそれはおひさまが安心できる場所、気持ちを主張していい場所と感じているからこそと思います。自分を出せて伸び伸びと過ごせていることでどんどん変化すると思うとこれからが楽しみです。高月齢のメロングループはもちろん、いちごグループも負けていません。保育者や友だちに対してたくさん主張が出てきたので印象的だった例をあげたいと思います。

 

一人でマイペースに遊ぶことが多いAくんとBくん。この日もそれぞれで遊びを楽しんでいたのですがAくんが電車の箱の中に入り電車ごっこを楽しているとそれを見ていたBくんもやりたくなってAくんの電車に乗ろうとしました。するとAくんが”僕のだよ!使ってるよ!”というように手で押しました。Bくんは拒否されたことがショックで、“一緒に乗りたかった”と涙の訴え。その気持ちがよくわかったので「Bくんも使いたかったんだねー。でもまだAくん使っているみたいだよ!こっち(もう一つの箱型の電車)使う?」と聞くと少し泣きつつもそちらを使い始めました。一方Aくんはというと、泣きのBくんをみて”泣かしてしまった”と動揺してしまったのか!?あちこち歩き回ってウロウロしたり、しまいには乗っていた電車の箱を頭から被ったり!?自分のおもちゃを守ったAくんも友だちが泣く姿に何かを感じ取ったのですね。相手の気持ちがわかるAくんがいじらしいなと思った担任です。普段Aくんは友だちが欲しがっているものがわかるとどうぞとすぐに渡していたのでAくんが“これはぼくの”と相手に自分の気持ちを伝えられた姿を見るとAくんにとって、友だちの中で色々と経験をして自分の思いを出してきたのだと感じられとても嬉しく思いました。逆にBくんは今まで友だちに怒られても特に気にしませんでしたがこの時は言われたことがわかり引き下がったのです。そのかわり保育者に、“使いたかった”という気持ちを伝えわかってもらえたことで気持ちを切り替えることができました。これも成長ですね!取り合いをはじめとするケンカは、ケガのことも考えてつい止めたくなったり、保育者が間に入って気持ちを代弁してしまいがちですが時には気持ちをぶつけ合い、言いたいことを言う環境が成長のために大事であると思います。これからもこういった友だち同士の主張を見守りながら相手の気持ちを伝え合い、一緒に遊ぶきっかけにして関係を築いていきたいと思います。この酷暑も楽しい水遊びを取り入れて免疫力を高め、乗り切りましょう!

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