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ひよこぐみ

8月よりひよこ組に新しい仲間が増えました。月齢は3人それぞれ高月、中月、低月と別れていますが、他クラスとの交流もしながら、仲間として可愛がられているひよこちゃんの様子をお伝えしたいと思います。
 高月齢のNちゃんは、遊びや興味のあることがうさぎ組と一緒の為、そのまま引き続きうさぎ組と一緒に生活しており、ひよこ組の担当は3人いるので、1人は2階でNちゃんと一緒に過ごしみんなの中で安心して過ごせるように心がけてきました。うさぎ組と共に生活している為うさぎ組の保育者にも慣れており、みんなに見守られ伸び伸びと過ごしています。Nちゃんにとって自分より下の子が入ってくるのは初めてで、「誰だろう」と少し遠くから様子を見ていましたが、何度か顔を合わせるうちに、園庭での水遊びの際、お水を運んできてくれたり、ツンツンと触ってみたりと自分から興味を持って関わろうとする姿がみられ、今まで友だちにしてもらっていたことを、今度はNちゃんがする側に成長したと思うと温かい気持ちになりました。少しお姉さん気分なのかもしれませんね。今は遊びや生活リズムも違うので別々に過ごしていますが、下の月齢の子達が大きくなり一緒に遊べるようになってきたら、クラスとしての時間も作っていきたいと思っています。
 中月齢のRちゃんは、8月に入園。興味のあるところへあちこち四つ這いをして元気いっぱいです。慣らし保育の3日間程は「ここはどういうところなんだろう、どんな人がいるのだろう」と担当の抱っこから降りられないこともありましたが、無理せず抱っこで担当とRちゃんが好きになりそうな玩具を探しながら遊んだことで、下に降りて自由に自ら遊ぶようになりました。8月下旬頃になると、担当とひよこ部屋が何かあった時に帰ってくれば安心と思える場所になり、自分からひよこの部屋をでていき、廊下や事務所、調理室、玄関、階段と探索をする姿になりました。友達にも興味があり、ひよこの部屋から園庭で遊んでるうさぎ組を見ると窓に張り付きよく見ており、園庭にでると、楽しそうな遊びをしている子のところへ自ら這っていきます。異年齢保育の時間をもつことも貴重で子ども同士の存在は大きいですね。そんなRちゃんを見て、うさぎ組は興味を持って様子を見にきたり、ぱんだ組は玩具を持ってきてくれたりと関わろうとしてくれています。今後は担当とひよこ組の部屋を安心できる拠点とし、他クラスと交流したり、園内の色々な場所にも慣れていきたいと思っています。
 低月齢のYくんは、8月に入園。人の顔をよく見ていて目がしっかりと合い、おしゃべりも大好きで、目と目を合わせると「うーあうー」と抑揚をつけてお話してくれます。8月上旬は抱っこでは寝られても、布団に下ろすと泣いて寝られないことがほとんどでした。沐浴で身体を温めたり、マッサージをしたりする中で身体が脱力し徐々に布団で寝られるようになってきました。まとめてぐっすり眠れるようになると、起きている時間は吊り玩具を見て手足を動かしたり掴んだり、手に持ちやすい玩具持たせると自分で口に持っていきよく舐めて遊び、遊ぶことでお腹が空き、今ではたくさんミルクを飲むようになりました。保育者が先回りするのではなく、眠気や空腹を本人が感じるまで待つことを大切にしてきたことで、眠気や空腹をしっかり泣いて伝えてくれる為、担当は泣いている理由も理解でき、対応するとすぐに寝入ったり、ミルクを意欲的に飲む姿になっています。また布オムツでおしっこがでたらすぐ替えてきたことで、オムツの不快もしっかり泣いて伝えてくれます。Yくんの欲求の発信に担当が応えていく中で、担当の声や顔も少しずつ分かってきたのか、目を見開いたり、笑顔で反応してくれる姿も見られるようになり、こちらもつられて笑顔になります。今後もYくんからの発信を大切にしメリハリのある生活リズムが定着していけるようにします。また、おひさま保育園での末っ子でみんなに可愛がられており、ひよこ組の部屋のドアが空いていると様子を見にきて、玩具であやしてくれ、ひよこ組の担当に会うと「赤ちゃん寝てるの?」と聞いてくる子もいる程存在感が大きく、Yくんも人が来てくれると嬉しいようで手足を動かし目を見開いてよくみています。これからも異年齢児交流の時間を大切にしたいと思っています。
 9月には、ひよこ組にさらに新しい仲間が増えるので、一緒に生活しながら友だちと関わる機会を大切にしていきます。

うさぎぐみ

夏本番を迎えた8月ですが子どもたちは暑さに負けず、セミの声にも負けず元気いっぱい過ごしています。

真夏の遊びといえば、なんと言っても水遊び。最初は顔や頭に水がかかって涙していた子も、そんな姿は随分前のことと感じてしまう程、全身で水遊びを楽 しんでいます。始めは抵抗があった子も、暑いからこそ冷たい水の気持ちよさや楽しさを感じるようになったのでしょうね! 【めろんチーム】(うさぎぐみの高月齢)

水まきをしていると「かけて~。」とシャワーを目掛けてAちゃんとBくんが駆け寄ってきました。日差しで火照る身体に、冷たい水は気持ちよかったようで 「つめたーい」と言いながらも、全身で水の心地よさを感じていました。次第に空から降り注ぐシャワーを「あめだ~。」と雨に結びつけて、その言葉を合図 に何度も雨のトンネルを行ったり来たりしています。CちゃんもDくんも違うことをして遊んでいましたが手を止めて、雨の降るタイミングに潜り抜けていくA ちゃんとBくんの姿を笑顔で見守っていましたが、もう一度シャワーを降らすと「あめ~!」と加わっていきました。みんなで潜り抜けられると、「もっと!」 と繰り返し堪能していました。子ども同士の交わす言葉は少ないけれども、見ていた子もやっていた子もこの遊びの面白さがわかったからこその「もっと!」 だったのでしょうね!保育者ににとってこれ以上嬉しい言葉はありません!そして、AちゃんとBくんの楽しそうな姿に「なんだかおもしろそう」と惹きつけら れ「自分もやってみたい」と心が動いたCちゃんとDくんですが...今までは、友だちの遊びが気になるけど、傍で眺め楽しんでいることがしばしば。最近になり、 友だちとの一対一での関わりが増え始め、一緒に喜び合ったり、面白がったりすることで、子どもたちの関係性も芽生えてきたところです。今日の出来事は、 心が通じ合える友だちがいることに安心し、遊びの輪にも一歩踏み出す勇気に繋がったのだと思います。毎日の保育園での生活の中で、友だちと遊ぶ楽しさを 感じるようになってきたのでしょうね。こうして毎日、水遊びをすることで、楽しみながら自然に皮膚の鍛錬に結びつき、身体作りをしていると思うと、集団 生活の大切さを改めて感じる出来事でした。

【いちごチーム】(うさぎぐみの低月齢•ひよこぐみの高月齢) Dちゃんの使ってた霧吹きが使いたくて待っていたEちゃん。Dちゃんが遊び終わると、順番が回ってきました。レバーを押さないと水が霧状に出ないのです が、“どうやったら出るんだろう”と、ボトル振ったり、逆さまにしたり、吹き出し口を覗いては息を吹きかけてみたりと使い方を模索しています。レバーの存在 に気付き、恐る恐る力を加えて押してみると出るようになりました。勢いよく出る水に「おっ!」と驚きつつも、使い方が分かり楽しそうに霧吹きを始めまし た。そこに、Dちゃんが再びやってきて、Eちゃんの使ってる霧吹きを”私も使いたい。”と手が伸びます。取り合いに発展するかと思いきや、Dちゃんの手に渡っ たまま、Eちゃんが違う方向に駆けて行きました。遊び始めたばかりなのにもういいのかな?と担任が見ていると、もう一つあった霧吹きを手に戻ってくると 「どうぞー。」と持ってきた霧吹きと交換し、一緒に遊び始めました。”私が使ってたのに”と思いが込み上げてくる場面かもしれませんが、Dちゃんの使いたい 気持ちを汲み取り、相手を思いやり行動する姿に一歳児でもこんな風に気遣いが出来るのだと胸が熱くなりました。

このことは、取り合いに発展しそうになると、つい大人が口を挟んでしまいがちですが、大人が先回りすることで子ども達同士の関わりを妨げてしまうのだ なと気付かされる出来事でした。今後も様々な場面に出会うと思いますが、子どもが思いを出しきり自分で伝える力が育まれるよう、まずは一歩立ち止まり、 子どもたちを信頼して待つことを心掛けていきたいと思います。 このように、遊びの中で、友だちとつながっていく心地よさを沢山経験しているうさぎぐみ。また、素敵なエピソードがありましたら紹介したいと思いま す!

​ぱんだぐみ

夏の暑さにも負けず元気いっぱいのぱんだ組。登園も“保育園に来るのが楽しみ”といった表情でニコニコ笑顔の姿が毎朝うれしいです!登園するとすぐ「お医者さんごっこしたい」「粘土したい」「かきかきしたい(描画)」とリクエスト!やりたい事が沢山あるからこそ元気がみなぎっているのでしょうね。

遊びも充実し、友だちとの仲も深まってきて「一緒に遊ぼう!」「いいよ!」などやり取りがでてきて友だち同士一緒にいる時間が増えてきました。そのため気持ちがうまく通じあっている時はいいですが、自己主張も強くなってきて思いの違いから言い合いでケンカになることも多々でてきました。友だちに本音を出せることはいいことなので私たちはなるべくケンカを止めずに見守っていますが先日こんなことがありました。Aちゃんが絵本を見ているとBちゃんが「かして」とやってきました。Aちゃんは読んでいる途中という事もあり、「ダメ!」と大きな声で一喝。そんなことを言われると思っていなかったBちゃんは“なんでかしてくれないのよっ”と怒って、BちゃんとAちゃんはつかみ合いになりました。担任はAちゃんに「今、Aちゃん読んでた(から貸せないよね)もんね。でもBちゃん“ダメ!”といわれたから悲しかったかな。『今読んでるから待っててね”』だったらBちゃんも待っていられるかな?」と伝えてみるとBちゃんがうなずきました。Aちゃんがさっそく「まっててね」というとBちゃんも「うん」と納得。その場を離れ別の遊びに向かったBちゃん。少しするとAちゃんが「終わったよ、いいよ」と絵本を差し出していました。Bちゃんは「ありがとう」と言い2人でその本を読んでいました。読み終わるとまたいつもの様子で連れ立って遊びに旅立ちました。

言葉の伝え方で捉え方が大きく変わりますよね。おひさまでは子どもに対して「だめ」「いけない」など否定や禁止の言葉は使いません。大人も子どもも「だめ」と言われたら悲しい…今回のことのように「だめ」ではなく「今読んでるから待っていてね」と伝え方がわかったことで2人の気持ちが否定されず、お互いに受け入れられてすっきりしたと思います。今回の事例ではケンカのあと「ごめんね」とお互いに言い合う場面が見られ仲直りの“ハイタッチ!”2人とも心が通じ合った表情でニコニコの朝でした。またひとつ仲が深まってうれしいひとときです!

最近では、散歩先で2人が手をつなぐと周りの友だちもつられて手をつなぎ、どんどん大きな輪になることがありました。そして自然と“糸ぐるま”(子どもたちが大好きなリズムの一つ)の歌を口ずさみぐるぐる周り踊ったり歌ったり大笑い!集団遊びを楽しんでいます。そんな子どもたちの楽しんでいる姿を運動会で見ていただけたらな~と今からワクワクしている担任です!

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