
ひよこぐみ

9月は雨がたくさん降り、晴れた日も風が心地よく、秋の始まりを感じられる涼しい一か月でしたね。園では予定よりも早めのプール納めとなりましたが、五感を刺激し、脳や身体の発達、情緒の安定にもいい水遊びや感触遊びをまだまだ続けていきたいと思い、出来る限り園庭で水、砂、泥遊びをしたり、沐浴中に水遊び用のおもちゃなどを使って遊ぶようにしてきました。園庭では(暑さが和らいできたので低月齢児も一緒に)真っ先に水に向かって行き、掌で叩いて感触を楽しんだり、カップに入れてはこぼしを何度も繰り返し、水の流れを楽しむ姿があります。こぼれた水が砂と交じり泥や水たまりになるとそこも魅力的な遊び場となり、すぐに向かって行き、大人の真似をして足踏みしたり掌で撫でて感触を確かめています。全身の感覚を使い伸び伸びと遊んだ後の満足そうなすがすがしい表情を見ると、形のない感触遊びはやはり心と身体を満たしてくれているのだと感じ、今後もたくさん取り入れていきたいです。
低月齢児も一緒にクラスみんなで散歩にでかけるようになりました。低月齢児は初めてのバギーに乗ってお散歩で、周りをよく見渡して景色を観察し、時折担任と目が合うと笑顔が溢れ、“(お散歩は)気持ちいいよ”と伝えてくれているようです。高月齢児も足腰がしっかりしてきたところで、立って乗るバギーにデビューしたところ、一生懸命てすりにつかまり、視界の違いを感じてか目をキラキラと輝かせ笑い声をあげていました。その姿を見て、発達に合わせて新しいことを導入しながら、ワクワクする気持ちを大切にしたいと感じました。これから“秋”を感じながらみんなで散歩に行く機会も増やしていけたらと思っています。
雨の日が多かったところでは、ひよこの部屋でゆったりと体操、リズムをすることができました。担任が動く様子に目を見張りよく観察したり、まねっこしたり、近くに這ってきたりと、どの子も自分のペースで自由に動き伸び伸びと参加していましたよ。運動会に向けて入場曲のトトロの「さんぽ」という曲を初めてクラスで流し行進したところ、最初はじっと観察していたのですがしばらくして一生懸命足踏みしようとする子がおり、大人の行進の腿上げの様子をしっかり捉えているのだと感じました。本当によく観察しているので、見本となるように指の先まで意識して動かなくては、と背筋が伸びる思いです。ひとつひとつの動きの面白さを子どもたちと共有しながらクラス体操、リズムを楽しんでいきたいです。
うさぎぐみ
日中は夏と変わらないような暑い日もありますが、少しずつ暑さも和らぎ、キンモクセイの香りと共に気持ちのいい風が感じられるようになりました。感染症の流行もありましたが、友だちとの再会も喜ぶように連なって遊ぶ様子や、名前を呼んだり目を合わせて笑い合ったり関わろうとする子どもたちです。暑い夏を乗り越えたこれからは散歩に行く機会も増えるので戸外で思い切り遊び、体力や免疫も鍛えながら元気にいっぱいに過ごしていけるといいなと思います。
9月は雨の日も多く室内での時間も増えるので、子どもたちの好きなことで遊びを広げていきたいと思い、電車とおばけに注目してみました。電車遊びは牛乳パックの手作り電車を走らせ遊ぶのが好きなAくんをきっかけに、友だちとの遊びが広がっていくようにとクラスの部屋にテープで線路を敷いてみたり、駅のホームの看板を壁に貼ったり、踏切を作ったりして電車やその世界観をよりイメージしやすい環境を作っていきました。ある日の電車遊びでは駅から駅へ「おひさまほいくえん駅へ向かいまーす!」と保育者が箱電車を押すと子どもたち数名が続々と乗り込みます。するとBくんは向かい側のホームに見立てた駅で椅子に座って待つことに決めたようで、線路を辿ってやってくる友だちを見つめながら待っていました。保育者が「今そっちに行くよー!」と声をかけていると、Bくんも「おーい!」と笑顔でみんなに手を振り、友だちを待ち構えている様子。それに気づいたCちゃんも手を振り返し、Bくんを見つめていました。駅に到着するとBくんとCちゃんでハイタッチ♪顔を合わせ嬉しそうに微笑む2人が“到着したね”と気持ちを分かち合い、心通わせる姿が素敵でした。遊びのほんのひと場面でしたが、子どもたちの好きなこと・楽しいことを深めていく中で自然と友だちと繋がる瞬間が生まれていくのだなと改めて子どもたちの遊びを丁寧に捉えていく大切さを感じました。
今、図書館で電車やおばけに関する絵本を13冊借りていて子どもたちとどのお話が好きかな?と読みすすめています。電車やおばけの世界観を感じられるようにイメージを広げ、さらに遊びの中でいろいろなしかけを考えていきながら遊びをふくらませていけるといいなと思います。



ぱんだぐみ

9月といえばお月見!季節行事に親しんでほしい思いから、ぱんだぐみではお月見にむけてお供えものの買い物に行ってきました。これまでのクラスで育てる野菜の苗の買い物とは違い、今回はおひさまを代表しての買い物かつ購入した野菜類を個人のリュックに入れて持ち帰るミッションもあり、数日前から買い物リストを作成するなど準備を進めました。当日はあいにく全員登園とはなりませんでしたが、帽子をかぶりリュックを背負った子どもたちの姿を見て大きくなったなぁと頼もしく思いました。…しかし、玄関で見送る園長に何を買いに行くのか聞かれると、全員が「しーん・・・」。担任の説明が足りなかったかなと反省し、チームを3つにわけた後に①さといも、すすき②じゃがいも③たまねぎ・人参、と担当を改めて伝えスーパーへ出発。道中は自分たちが買うものを忘れないよう「さといも、さといも」と唱えながら歩いたさといもチーム、店内では“茶色”のヒントを基に子どもたちの目線であれこれ探し無事難問クリア!他のチームも、店舗外の陳列エリアでお目当ての商品をすぐに発見していたので、平日一般のお客さんもいてにぎわうなか子どもたちの観察力や集中力に感心したものです。レジにつくと、間髪を入れずポイントカードを差し出す子、硬貨が落ちないようぎゅっと力強く握りしめ会計役を担う子、ひとりひとりが自分の役割に真剣に取り組む姿はとてもかっこよかったです。続いてすすきを買いに線路沿いの花屋さんへ。すると店舗までもう少しというところで、リュックに背負った“たまねぎ”が重いと泣き出す子が…その日の“たまねぎ”はとても大きかったので無理もありません。いったん足を止め、子どもたちに状況を説明し相談を持ちかけたところ、“さといも”を背負っていたAちゃんが快く交代してくれたのです。お助けマンになり、代わりにたまねぎを背負ったAちゃんは「重たいけど だいじょうぶ!」と、やりがいに満ちているような表情で園までしっかり運びきってくれました。困った時には「困った」と声をだし、そんな友だちを思い手をかすことができるって素敵ですね。子どもたちが育っていく未来がそんなやさしさであふれていることを願っています。
その後、長いすすきも慎重に持ち歩き、無事全ミッションをクリアし園に到着。ホッとしたのか「さくいも かってきたよ!」との言い間違えもご愛敬。担任がすぐに室内にすすきやお供えものを飾りつけ、一気にお月見の雰囲気が深まった一日でした。別日に行った月の共同制作やおだんごクッキングも楽しい活動となり、月のパワーで心もお腹も満たされたぱんだぐみでした。
これから戸外も過ごしやすくなるので、晴れ間を心待ちにし秋を満喫していきたいです。
