
ひよこぐみ

6月には、高月齢の3名が1歳のお誕生日を迎えました。身体の動きもますます活発になり、クラスだけの遊びでは身体を十分に動かす機会が少なく、物足りないかと感じる場面もあり、一つ上のうさぎぐみと一緒に散歩へ出かけたり、2階の部屋で遊ぶ時間を、先月よりもぐっと増やしてみました。そんな中、にぎやかな声や大勢の友だちに驚き、涙を流して保育者のそばを離れないRUくん。一方で、上のクラスの友だちの遊びに興味を持ち、自ら近づいていくNくん。保育者のそばで周囲をじっくり眺め、気になるおもちゃをみつけると手を伸ばし遊び始めるSくん。このようにクラス以外の慣れない場所での子どもたちの反応は様々でした。不安で泣いていたRUくんが、担任の抱っこで気持ちが落ちつき安心した表情を取り戻す姿から担任との愛着関係がきちんと築かれているのだなと嬉しく思う瞬間でもありました。なかなか遊びへ気持ちが向かない時には、無理に担任から離れることを促さず、子どもが安心できる距離で一緒に過ごすようにしています。また、どのような声掛けや環境であれば、自ら遊びへ向かえるようになるのか…子どもの立場になって考え、日々、担任同士での話し合いを重ねているところです。子どもたちにとって、安心して戻ることのできる安全基地となり、そこから少しずつ興味のある遊びへ向かって行けるよう、子どもたちの小さな一歩に丁寧に寄り添っていきたいと思います。
また、ひよこの部屋では低月齢の子どもたちも、それぞれの身体の発達に合った動きでのびのびと遊んでいます。手足に力を入れてずり這いで気になる場所へ移動するRYくん。うつ伏せの姿勢でお腹を軸に身体の向きを少しずつ変えることができるようになってきたSEちゃん、寝返りを繰り返してゴロンゴロンと移動していたSAちゃんは、最近、少し離れた場所にあるおもちゃを見つけると、一生懸命に手を伸ばし、ほんのわずかに身体を前へ進めようと頑張っています。そんな子どもの動きたい意欲を引き出せるように担任は、一人一人の発達や興味に合わせておもちゃの位置や距離を工夫し、「触ってみたい」「近づきたい」という気持ちが自然に生まれる環境を整えています。ひよこの信条として無理に促すのではなく、子どもの意欲を大切にし、必要に応じてそっと手を添えたりしながら見守るようにしています。
7月も、暑さに負けないぐらい元気いっぱいに身体を動かして夏ならではの遊びを楽しみたいと思います。
うさぎぐみ
6月は雨が降り、過ごしやすい気温の日もあれば、夏を思わせるような暑い日もあり、体調管理がとても難しい時期でした。これから本格的な夏を迎え、更に暑さが厳しくなっていくので、一人ひとりの体調や様子をしっかりと見守りながら、水分補給や休息を十分に取り入れ、無理のない活動を行っていきます。
絵の具遊びの時は、テラスにシートを敷いてその上に大きな模造紙を用意すると、最初は手に絵の具が付くことを気にしていた子も、友だちや保育者が思い思いに筆やローラー型のスポンジを使って色を付けていくのを面白がっている姿を見るうちに、少しずつ興味を持ち自ら絵の具に手を伸ばして触れ、「冷たいね」と感触を味わいながら、バンバンと叩いてみたり音と色を楽しむようになりました。うさぎ組になって初めて経験した絵の具遊びでしたが、どの子も手の平や指、足裏を使って大胆に色を広げる様子が見られ、戸外の開放的な雰囲気の中でのびのびと活動することが出来ました。Aちゃんは絵の具の気持ちよさに気が付き模造紙どころか、腕いっぱいに絵の具を塗り「みて!あおいろ!」と嬉しそうな表情で、まるで身体もキャンパス?!のように全身を使って楽しむ様子は、思い切り遊ぶ楽しさや満足感が伝わってきて、子どもらしいその大胆さに私たちも思わず笑顔になりましたよ。そして、室内でも四季を感じられるように、皆で絵の具で遊んだ模造紙をいつもお散歩でみている紫陽花に見立てて飾るとお部屋が華やかになりました。これから、うさぎ組では絵の具遊びや米粉粘土、泥遊びなど、手や指を使って五感を豊かに育むために感触あそびを取り入れていきますので楽しみにしていてください。
7月からはいよいよプール遊びが始まります。水に親しみながら、夏ならではの遊びに元気に参加できるように安全面や健康面に十分配慮していきながら、子どもたち一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にして、たくさんの発見や経験に繋がる活動を出来るだけ取り入れていきたいと思っています。



ぱんだぐみ

梅雨入りしましたが曇りの日も多く、戸外でたくさん過ごすことができた6月。公園ではかくれんぼが人気で、一人が「かくれんぼしよう!」と言うとたちまち多くの子がサーッとかくれ始め、一緒に遊びを楽しんでいました。また、散歩の帰り道では、疲れた子に「あとちょっとだよ」と励ます言葉をかけたり、転んだ子には「ばんそうこうしてあげようか?」と気遣う言葉をかけるなど2歳児とは思えないような思いやりを感じる場面もあり、子ども同士の仲がより深まってきたように感じます。
ある日室内で遊んでいると、日頃 間仕切りで使っているパーテーションが偶然倒れて一本の長い道のようになり、それを見た数人の子が、牛乳パックで作った平均台や椅子などを組み合わせて一本橋のようなサーキットを作り始めたのです。そのうえ「ここは線路だよ」「順番だよ」「連結しよう」とイキイキとした声をかけあって遊び方を考え始めて、しかも、その楽しい様子に参加する子もどんどん広がっていきます。さらに遊んでいくうちに「坂のところで物を転がしてみよう」など、思い思いに遊びを展開していくではありませんか!今まで「○○やりたい」と子どもが担任に伝え、担任が準備して遊び始めることはよくありましたが、この様に子どもたち自身の発想で一から遊びを作り出し、次々と広がって発展していくという今までにない展開にびっくりでした!友だちと一緒に考え・行動する力が育っていて、ぱんだ組に進級してまだ3ヶ月目にも関わらずこんなにすごいことができるんだ!と成長に感心し、これからどんなクラスになるのかなと子どもたちに期待するのと同時に頼もしく感じました。また、一人で楽しむだけでなく友だちと楽しさを共有するつながりに、担任としてはうれしく思いほっこりした気持ちになったものです。
友だちとの仲が深まり、遊びや生活を共有する中で、楽しいことはもちろん思いがぶつかりあうこともありますが、ぶつかりあいも一つ一つが関係を深める上でとても大切だと思っています。私たち大人は子どもたちが自ら考えて動けるように、口や手の出しすぎには十分に気をつけながら子どもの興味や世界を広げていけるよう、寄り添い子どもの力を信じていきたいと思います。
